街中で見かけて「グッときた人」の思い出

15年程前ですが、私が歯科医院で治療をしていた時のことです。
歯の何箇所か、根元付近のエナメル質が、わずかにですが、多少、えぐられたようになっていました。要は、歯の根元が減っている、といえば、分かり易いかもしれません。
虫歯ではなかったのですが、そこの表面を埋めるため、「シラックス」というもので塗布しました。
治療の最中、先生がよく助手の方に「シラックスを取ってください」と言っていたので、その名前をはっきりと覚えているのです。
そしてそれを塗った後、青白い光が出るハンドタイプの器械で、約20秒位、その部分に当てていたと思います。
そこで最近、自分で調べてみようと思い、「シラックス、歯科材」などで検索しているのですが、何故か全く出てこないのです。
多少でも、流通している歯科材であれば、どこかに載っていても不思議ではないと思ったからです。
それとも、こういう治療は、今はしていないのでしょうか。
とはいっても、製品はどこかにはあると思ってしまいます。
「シラックス」を知っている方、さらに言えば、「青白い光が出るハンドタイプの器械」についても、詳しい方がいましたら、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

歯科で多用される数あるコンポジットレジンの一つの製品名ですね。



シラックスは3Mの製品で1984年発売のものなので
発売はもうないと思います。この分野はものすごく進化している部分
ですので1984年の製品が使われるとはまずないと思います。

コンポジットレジンは、触った感じはマーガリンのような感じで
それを虫歯を削り取ったあとなどの穴を埋めます。
そしてカンファーキノンという光触媒が含まれており、可視光線を
当てると固まります。
ですので青い光は可視光線、普通の光です。
青い光の方が波長が短く、力が強いので使われいます。

コンポジットレジンを使った治療はいままさに歯科で広く応用されるように
なりました。
昔より物性があがり、大きな穴にも使えるようになりました。
昔であれば銀歯にしないといけない部分にも使えるようになり

1.白いので見た目が良い
2.一度で治療が終わる
3.銀歯より歯を大きく削らないでよい

というメリットがあり普及してきています。
もちろん、歯と歯の間にまで波及しているなど大きな虫歯に関しては制限が
あります。

物性をあげるために、マイクロフィラーを入れたりとかさまざ改良が進められて
いるので、古い製品は姿を消しています。

いま、3Mのコンボジットレジンはシュープリームやフィルテックという製品が
メインになりました。
もちろん、3M以外からも多くのメーカーが製品をだしています。

ちなみに光を当てる装置は光照射機と呼ばれることが多いです。

http://www.shofu.co.jp/contents/hp0863/list.php? …

こちらも進化していて、歯医者は気が短い人が多いので以前は固めるのに
30秒かかっていましたが、その後3秒で固めることができる照射機が普及し
さらに最近は2秒なんてものもでてきます。
また、時間はかかりますが熱を出さないので歯にやさしいLEDの製品も
出ています。
レジンも照射機も先生が好みに応じていろんな製品を使っています。
ものすごく高価なため保険外治療でしか使えない製品もあります。
(保険で使うと赤字になるため)
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この回答へのお礼

とても詳しいご回答をありがとうございます。大変、参考になりました。
このような分り易い回答に、このタイミングで巡り会えたことに、深く感謝しています・。

お礼日時:2012/02/17 18:46

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