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日本では、天皇と呼びますが、皇帝とはどうちがうのでしょうか?
また、海外でも天皇という人はいるのでしょうか?

A 回答 (14件中1~10件)

 天皇とは天皇大帝、つまり、北極星(太一・天帝)のことと思われます。


 つまり 天皇=天帝=北極星、です。

 皇帝は、天帝(北極星)の子ども、すなわち天子です。
 よって、皇帝=天子≠天帝(北極星)なのです。

 中国においては、
 皇帝(天子)は天帝によって任命されます(という形にさせられる)。
 よって、皇帝(天子)が変わるという、易姓革命が正当化されるのです。

 しかし、日本には易姓革命は存在しません。
 そもそも、北極星(天帝・天皇)は永遠なのです。
 万世一系の天皇と言われる所以です。

 天皇号は、正式には、天武天皇が採用したと思われます。
 しかし、それ以前から慣用的に採用されていたと想像されます。
 例えば、八角形天皇陵は天皇(北極星)を表現したものである、ともいえます。

 天武天皇は、伊勢神宮をリニューアルした際、天皇を北極星として祀りました。
 つまり、天皇は北極星であるという証拠を、呪術で描いたのです。

 原理原則からいえば、天皇=天帝(北極星)=神 です。
 
 だから、原理原則的には、皇帝は天帝(北極星・天皇)ではありませんから、
 「 天皇≠皇帝 」 なのです。

 しかし、当時の唐への憧れ(聖武天皇・孝謙・称徳天皇)や、遠慮があってのことであろうか、
 あるいは、天武天皇が伊勢神宮に施した呪術(天皇=北極星)も忘れ去られてしまったのであろうか、
 そこらのことは分かりかねますが、
 いつしか日本においては、 天皇=皇帝=天子  とあいまいな内容になったと考えられます。
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天皇は日本独自の呼び方です。


皇帝との違いは特にありません。
中国との対抗意識から作った名称です。

そのため海外では、すべて一緒くたにされています。
emperorをアメリカのwikipediaで調べると、日本の項目に天皇も掲載されています。

参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Emperor
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異論もありますが北辰が天皇の由来です。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87% …

倭国王→天皇(てんおう)を経由し明治に天皇(てんのう)と称ずるようになります。

天帝も調べておく方が良く、キリスト教のデウスも天帝と語訳されます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%B8%9D

すなわち、神を意味します。

>また、海外でも天皇という人はいるのでしょうか?

中国の唐の高宗は天皇の称号を用いました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%AE%97_ …
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NO9です。

追記を。皇帝号で国内で用いた例を忘れていました。
1、聖武天皇は正式には「勝宝感神聖武皇帝」
2、孝謙・称徳天皇は「宝字称徳孝謙皇帝」

以上のように国内的にも皇帝号を天皇号と同様に扱った例があります。天皇=皇帝ということになります。
海外では前記のように唐の高宗の例があります

聖武天皇
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%AD%A6% …
孝謙・称徳天皇
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%9D%E8%AC%99% …
唐の高宗
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%AE%97_ …

以上、参考まで。
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「天子」だと (皇帝と同じなので) 中国に睨まれるけど, 「天皇」なら (#9 に出てくる則天武后が皇帝になる前に天皇と称したこともあって) 皇帝の下だから問題ないという判断も働いたみたいですね.



天皇 = Emperor としたのは「天皇が神聖ローマ皇帝っぽかった」ことと「そうした方がイギリスにとって都合がいい」という理由.
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天皇号は中国では北極星を意味し、天皇大帝と呼んだことに由来するとも、中国唐の高宗(即天武后の夫)が天皇と呼称したことからとったとも言われますが、天皇号と皇帝号は日本においては同じものであり、皇帝号は海外(華夷)に対して使用する呼称であり、天皇号は国内の書かれるもの(詔書等)に使用するものと律令の儀制令に規定されています。

ですから、当時から天皇=皇帝であり、明治維新以降もこの流れは変わらず、それにエンペラー号が同じように加わっています。
参考に儀制令の天子条を下記にコピーしました。


儀制令第一 天子條:天子。【祭祀所稱。】/天皇。【詔書所稱。】/皇帝。【華夷所稱。】/
      陛下。【上表所稱。】太上天皇。【讓位帝所稱。】乘輿。【服御所稱。】
      車駕。【行幸所稱。】
儀制令第二 赴車駕所條:凡赴車駕所曰詣行在所 


http://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/rituryou/y …
http://www.sol.dti.ne.jp/~hiromi/kansei/yoro18.h …

以上、参考まで。
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1,天皇という呼称は、中国を意識して


造られたものです。

中国の思想に、天地人てのがあります。
それに応じて天皇、地皇、人皇がある
訳です。

それで、中国の皇帝と張り合うために
一番偉そうな天皇という名前にしました。

当時の中国は、これにたいそう怒り、日本討伐
の話まで出ましたが、当時朝鮮と揉めていたため
取りやめになりました。

日本としては、当時の超大国に対して、精一杯の
虚勢を張ったのです。

当時の中国は、世界一の超大国でしたから、このまま
普通につきあっていては、朝鮮のように中国の属国に
なり、独自性が失われてしまいます。
それで、日本の独自性を出すために、あえて天皇という
呼称をつけました。
当時、中国に駐留していて、日本の官僚たちは、本国の
この態度に右往左往した、ということです。

2,皇帝と異なるのは、他の方も回答しているように
宗教的色彩があることです。
日本独自の宗教、神道の親分みたいなものですから。

これに対して、皇帝は世俗権力だけですね。
欧州では、宗教的権力は、教皇のものでした。
宗教と一体となったことが天皇を今日まで
残こらせている理由の一つでしょう。
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天皇は、中国との関係で日本で造語された言葉です。

日本には文字が無い時代から天皇はいました。しかし、なんせ文字が無いのですから、当初から天皇と呼ばれていたわけではないのです。百済から漢字が伝えられて天皇にふさわしい呼称を作らなければならないことになりました。皇帝と名乗ると、中国の皇帝と同格になってしまうので、あえて皇帝という呼称を避けて天皇という呼称を発明したのです。百済には王がいました。百済と同様に王を名乗ると中国の皇帝に朝貢して家臣になる立場になってしまいます。王という呼称を避けたのは中国の皇帝に臣従する立場ではありませんという意味を明確にするためです。

皇帝と王の関係は、皇帝が一段上で王が一段下なのです。皇帝は家臣に領地と領民を与えて王に封じることができます。また皇帝は、王を後から家臣にすることもできます。そういう明確な上下関係があるのです。皇帝と王の関係は、洋の東西で同じです。19世紀初頭にナポレオンが皇帝に就任し、ライン同盟の盟主になりました。ライン同盟には多くの王国、大公国、公国、侯国が加わりました。要するに、それまで神聖ローマ皇帝を盟主としていたドイツ諸邦が新たにナポレオンに臣従したわけです。見方をかえればナポレオンはドイツを支配下に納めるために皇帝に就任する必要があったのです。

天皇は、皇帝と実質的には同格です。ただ中国(隋や唐など)の皇帝の感情に配慮して、皇帝という同じ呼称を避けただけなのです。邪馬台国の卑弥呼は、魏に朝貢して親魏倭王の称号を賜ったことがあります。天皇には、もう王ではありません、日本には天皇がいますから、今後は中国の皇帝に朝貢することはありませんよという意味が込められているのです。王じゃないのだから勘違いしないでよねという話。ただし文化先進国の中国と同じ称号である皇帝という文字は恐れ多いとして回避しました。日本は日本で独自にやっていけますという宣言なのです。

日本は当時、仏法や法制度を学ぶ為に中国に留学生を派遣していました。だから中国には一目置いていたのです。だけど中国の皇帝に臣従する立場ではありませんよと主張したい考えもありました。
そういう中国と日本の微妙な関係が天皇という新しい独自の称号を生み出した理由なのです。
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世界史を勉強していればわかると思いますが。



>日本では、天皇と呼びますが、皇帝とはどうちがうのでしょうか?

回答:以下のように微妙に違います。
しかし、世界の皇帝の条件には該当しているので、皇帝として扱われます。
現在の国際社会でも天皇は皇帝(エンペラー)として扱われています。

>また、海外でも天皇という人はいるのでしょうか?

回答:後述の中国との関係から、日本のみの呼称です。


天皇は日本の神道のトップで、=宗教的権威・権力でもあります。
これは、他の宗教的権威の承認を必要としません。

↑の理由から、私は天皇は皇帝というよりは祭祀王≒教皇(皇帝であり法王)だと思います。

国民からも支持されています。(外国の全ての皇帝が民衆に支持されていたかは疑問ですが)
対外的にも日英同盟の覚書でも「日本国皇帝」と表記されています。

単に他の国と呼称が異なるからと言って、地位や国際社会での扱いが曖昧ということはありません。

カナダ政府の外国要人の扱いランキング
http://www.pch.gc.ca/pgm/ceem-cced/prtcl/address …
エンペラーの項に天皇があります。

また、近代の立憲君主制の概念から、政治上の権力も必須条件ではありません。
国民からも支持されています。
古代において、百済や任那を支配しており、近代では朝鮮を併合しています。
ある人たちによると、アイヌは日本人とは別民族らしいです。
(私は、日本人はアイヌの血も入っていると思っているので、別民族という扱いには疑問ですが)

日本の天皇は中国と西洋の皇帝は意味や概念が異なる存在です。

他国の皇帝との違いですが、
西洋のエンペラーの語源は、ローマのインペラトール(?)という「軍事司令官」で、国家元首の意味はありません。
また、西洋の皇帝は宗教上の権威・権力を持ちません。
西洋での宗教(キリスト教)的権威はローマ法王です。
また、西洋の皇帝は、形式上だけでも法王に認められる必要があります。(例:ナポレオン)

中国の皇帝も宗教上の権威はありません。
儒教に法王という概念はありませんから。
中国の皇帝の始まりは秦の始皇帝です。
それまでは、普通に「王」と名乗っており、その頃は中原の他の権力者も王と呼ばれていました。
しかし始皇帝が統一したとき、他の王と同じ肩書きだということに不満だったらしく、自ら「皇帝」を名乗りました。
これ以後、中国王朝の支配者は皆「皇帝」を名乗ります。
そして、それ以降のアジア(中国の力の及ぶ範囲内)では、王とは中国皇帝に認められ(臣下となる)自分の領地を持つ支配者という意味になります。

これを【柵封体制】といいます。

また中国王朝は専制君主制で、土地は皇帝の物です。
皇帝の身内や特別な功労者が領地を与えられて「王」となった者はいますが、国内に必ず王が存在していたわけではありません。


日本の天皇ですが、昔は中国の柵封を受けていましたが、その支配から抜ける必要を感じていました。
その為には、対等の関係=皇帝と同等の呼称 が必要でした。
この事で有名なのは、例の 「日出る処の【天子】」のお手紙の一件です。
これで、自らを【天子】と名乗り、皇帝と対等であることを、国際社会に示しました。


回答者諸氏の思想的傾向や世界史教養のレベルもありますので、回答は様々とは思いますが・・・
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軍事力で権力を得て、その権力で国を支配するのが皇帝です。


八百万の神々を祭る祭事を司るのが天皇です、支配者ではないのです。

天皇は日本にか居ません、それは八百万の神の信仰は日本しかないからです。

神が国も人間も作りましたが、ヨーロッパやアラブの世界です。
国や人間は八百万の神々より生まれたのです、古来より伝わる
日本人の世界感です、従って全国に色々の神社が存在します。

神社は日本人の心の寄り処です、その、八百万の神々に対して
感謝の意を表す為にするのが「祭り」です。

それらの神社を束ねて、祭事を司るのが天皇なのです。
だから日本国民から尊敬されるのです。
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