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「バカミス」という、お馬鹿なミステリーを紹介した本があるそうですね。残念ながら読んだことがありませんが、興味があります。あなたが見つけた「バカミス」を教えて下さい。
つまり、動機、犯罪方法など何でもいいのですが、「強引!」「ありえない」と思えて思わず笑ってしまう、誰かに話したくなってしまう推理小説です。
読んでガッカリというのではなく、面白かったけど、よく考えると実際にはありえないでしょ~というのでお願いします。
国内(日本語)の作品で最近(少なくとも平成になってから)発表されたものに限ります(単に私の趣味ですが)。
もちろんネタバレ大歓迎です。
例として、二つほど私の思うところのバカミスを挙げます。反論はしないでね。
(1)東野圭吾 放課後 :部活の合宿で一人エッチを覗かれた女の子が、恥ずかしさのあまり覗いた男子教師を後日殺害。→捕まって、取り調べで動機を話すことの方がよっぽど恥ずかしいのでは?
(2)貫井徳郎 天使の屍 :同級生達の学校のテストの成績を下げ、相対的に自分の順位が上がるように、クスリ&乱交パーティーを開催してそこに同級生を呼び、勉強が手に付かなくなるよう仕向けた男子中学生。→学校の成績の為にそこまでするか~?

A 回答 (8件)

すみません!



>読んでガッカリというのではなく、面白かったけど、よく考えると実際にはありえないでしょ~というのでお願いします。

このお題から大幅にずれますが、言わせて下さい!
森博嗣の「笑わない数学者」と「封印再度」!
一言だけ言わせて!すぅ~~~~~(大きく息を吸う音)
「ゆ・る・せ・ね~!!」(激怒!)
「F」は面白かったんですけどね~。二冊目が「笑わない」で三冊目が「封印再度」だったんです。
読んでる途中で「こんな話を、仮にもFを書いた人が書くわけない……書くわけ……」と思ってるうちに話が終わってしまった。
「こんなはずはない!」と3冊目読んだら、また有り得ない話で(T_T)。
ネタバレにちょっと後ろめたさを感じるんですが、とりあえず突っ込んどくと、
「建物全体が半回転したことに気付くのが遅すぎるやろ!」(to:笑わない)
「今まで長い間蔵を使ってきて、湿気で開かなくなったこと一度もなかったっていうんかい!」(to:封印再度)

ちなみに、よりお題にふさわしいものとしては
筒井康隆「ロートレック荘殺人事件」ですかね~。
これはネタバレできんわ。したら作品が死ぬ。
でもわたしはこれはけっこう好きなんです♪

ああ、長いこと溜まったこの鬱憤を晴らせてよかった……。

この回答への補足

皆様のどの作品も同等に面白そうで、ポイント付けるの本当に困りました。
皆様に平等にお付けしたいのですが、システム上無理なので、文章の前半一番迫力があったのと、後半私の好きな筒井康隆の私の知らない作品を出して下さって、どれから読もうと思ったときにいちばんとっつきやすそうなので、no.4様にポイントをと思います。

補足日時:2004/01/14 12:03
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この回答へのお礼

いえいえ! お役に立ててうれしいです。
アンド、
実感こもった楽しいご意見ありがとうございました。覚えておいて、いつか読みたいです。

お礼日時:2004/01/05 17:36

舞城王太郎 「煙か土か食い物」をお薦めします。



取り敢えず一作あげてみたのですが、この人の推理小説はかなり無理です。私が知ってる限りほとんどの作品がそうです。
連続主婦殴打生き埋め事件が発生。自分の母親が被害にあった四郎は犯人探しに乗り出す。
犯人は被害者に臨死体験をさせたくて事件を起こしていた。四郎は天才的頭脳で謎を暴いていく。
なんかもう有り得なさ過ぎて逆に楽しくなります。

他にも「世界は密室でできている」では、死体で絵画と同じ状態を作り出すために連続殺人を起こしたり、死体を使ってストップモーションアニメを作ったり。
有り得ないと思いつつも、作品のテンポの良さ、面白さに引き込まれてしまいます。是非是非一読して下さい!!
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この回答へのお礼

死体を使ってストップモーションアニメ・・・。思わず吹き出してしまいました。
ご紹介、ありがとうございました!!

お礼日時:2004/01/09 19:10

私も「バカミス」は見たことが無いのですが、(存在を今知ったほどです)



「ありえない!」と思った推理小説といえば、NON NOVELから出ている「絶海」という推理アンソロジーの中に出ている、西澤保彦「なつこ、孤島に囚われ」という小説ですね。主人公が、ヴァイセクシュアル小説家なんです。その人が気が付いたら、孤島に軟禁されていた、という話です。探偵は登場しないで、その真相は犯人からの手紙によって明かされるわけです。この小説は・・・・脱力しましたね。本当にそんなことはありえるのかしら、イヤありえない。なんて思ってしまいます。
「絶海」に収録されている、他の作家さんの小説も、面白かったです。
あとは、有栖川有栖の「ペルシャ猫の謎」が、面白かったですけど、謎解きが「ありえない」でしたね。ドッペルゲンガーが犯人です。(ネタバレですね)
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この回答へのお礼

なるほど。短編だと気軽に読めていいかも。
有栖川有栖のほうも、ご紹介ありがとうございました。

お礼日時:2004/01/05 17:42

清涼院流水著「コズミック」


詳細は忘れましたが、次々と怒る大量殺人事件は実は自殺だった(周囲の協力あり)というオチでした。
さすがにこれには脱力しました~(苦笑)。
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この回答へのお礼

あー、そういうのいいかも(笑)。そういう結末って、怒る読者と、気に入る読者と、2分されそうですね。私は恐らく後者です。

お礼日時:2004/01/05 17:39

山口雅也著「生ける屍の死」が面白いかもしれません。


死人が次々と生き返るというありえない状況のなかでの殺人事件のお話です。
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この回答へのお礼

そうなんですか~。それはびっくり。
ご紹介ありがとうございました。

お礼日時:2004/01/05 17:37

鮎川哲也氏の「死者を笞打て」(1964)は読後に何とも言えない脱力感が、、、


登場する推理作家たちの作品やインタビューを読んでいると
面白さ、バカバカしさも倍増します。

鮎川哲也の作品「死者を笞打て」に盗作の嫌疑がかかる。
10年前に謎の女流作家が書いた作品そっくり、というのだ。
世間は非難し、仕事は途絶える。
身の潔白を証明するため鮎川は女流作家を探し出し、対決しようとする。
さてその意外な結末は?
実在推理作家の名が頻出する仕掛けも楽しい、軽妙推理長編。
(BOOKデータベースより)

とっくに絶版ですが古書店でよく見かけます。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061854 …
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この回答へのお礼

へー。そんな昔にそんな斬新な発想の小説を書いた作家がいたとは驚きです。情報ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/26 18:36

めっちゃ真面目な話しだし、全体的には物凄く面白いお話なんだけど、肝心の部分でアホ!ということで、島田荘司の「北の夕鶴2/3の殺人」と、「奇想、天を動かす」を挙げたいと思います。


「北の夕鶴2/3の殺人」は、謎の武者の亡霊のトリックがとてつもなくアホ! 真面目な話しなのに、その謎解きのところで、大爆笑してしまいました。
「奇想、天を動かす」も、どちらかというと社会派ミステリーっぽいタッチなのですが、幻想的で不可思議な謎を最後に犯人が明かした後、何故そんな面倒くさいトリックをやったのか、動機を語る場面(というか1行)がアホ! それまでのお話の素晴らしを台無しにしています。正直、その場面で本を壁に投げつけたくなりました。
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この回答へのお礼

なるほど! ピンポイントのアホというのはそそりますね~(笑)。読んでみたいです。ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/26 13:51

ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、西沢保彦さんの「瞬間移動死体」(講談社)


瞬間移動の能力を持った人物が殺人事件を企てます。おいおいそりゃ確実に完全犯罪だろ~!?って思いますが、それがどっこい、違うんですね~。あり得ない能力を設定してるにもかかわらず、なかなか推理的・論理的な話になっていて、最後まで楽しめます。
ギャハハチック(私の造語です)ではないけど、面白いですよ。
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この回答へのお礼

なるほど。面白い視点での御紹介を、ありがとうございました。読んでみたくなりました。

ところで、平成に限ると書いてしまいましたが、そこまで新しくなくても、昭和の最後の方でしたらokということにしたく、宜しくお願い致します。

お礼日時:2003/12/26 13:49

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