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クロック同期しているON/OFF(1or0)信号のフィルタ回路として、前記ON/OFF信号をCRフィルタ回路で入力信号をなまらせ、その後段にヒステリシスコンパレータで再びON/OFF信号として取り出す方法により、クロック同期しているON/OFF信号の波形整形が出来ますが、上記フィルタ回路をディジタル化したいのですが、参考になるURLや本または、回答で説明可能な方、よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

 こんにちわ。


 接点信号にCRを入れてなまらせたのち、波形整形する回路は、チャタリング除去回路などと言います。スイッチをONさせたとき、接点がバウンスして約10mS程度信号がオンオフを繰り返すチャタリングが生じますが、これを除去し、オフからオンへ1回だけ遷移させるための回路です。もちろんオンからオフへの遷移も同様です。
 信号の周波数がかなり異なる場合は、チャタリング除去回路とは言わず、別の名前のこともありますが、動作としては同じです。

 今、仮にクロックを1MHzとし、CR遅延時間を16μSとすると、これをデジタル的に実現するには、4ビットのアップダウンカウンタ(U/D-Counter)と、RSフリップフロップ(RS-FF)を用意し、U/D-CounterのCarry出力をRS-FFのSet入力に、U/D-CounterのBorrow出力をRS-FFのReset入力につなぎます。なお、U/D-Counterは、0から15までのカウント動作に制限し、15→0や0→15のカウントアップをしないようにします。
 U/D-CounterとRS-FFのCLKに1MHzクロックを入れ、U/D-CounterのU/D入力に目的の信号を入れれば完成です。入力が1のとき、U/D-Counterはカウントアップしていき、15に達するとCarryを出力するので、次のクロックでRS-FFはセットされます。入力が0のときは、カウントダウンするので、0に達するとBorrowを出し、次のクロックでRS-FFはリセットされます。入力信号が途中でふらついて0や1になると、その分カウントが滞って出力の遷移が遅れます。

 アップダウンカウンタの代りに、双方向シフトレジスタ(Bidirectional-SR)を用いることもあります。上記と同じにすると16ビット長になるので、少々ハードウエアが多く必要ですが、0→15や15→0のカウント制限をしなくて良いので、回路は簡単です。SRの左端入力に1を、右端の入力に0を入れ、信号が1のとき右へ、0のとき左へシフトするようにします。SRの右端出力が1になったとき、RS-FFをセット、SRの左端出力が0になったときRS-FFをリセットするように接続します。

 実際にどのような方法で実現されるのかは知りませんが、上記U/D-Counter方式の場合、4~6ビット長位なら、GAL16V8とか22V10などのPLD1個に全回路を入れることができます。VHDLで記述しゲートアレイに入れるのなら、もちろんずっと長い遅延が可能です。
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この回答へのお礼

ご丁寧、且つ具体的な回答を頂きまして有り難う御座います。
正月休み中にでも回路試作をしてみます。

お礼日時:2003/12/29 01:50

若い頃は回路設計していた者です。

ここ、二十年くらいはしていません。その積りの回答です。
 整形が目的ならシュミットトリガのICを通せばよいのでは。クロックに同期させたいのなら、、
クロックの立ち上がりに同期しているなら、立下りで信号をラッチし、さらにそれを立ち上がりでラッチしたらどうでしょうか。1クロック分遅れるけど。
 元のクロックを作るのに数倍の周波数のクロックにして、同じようなことを考えれば、、。
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