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 日本刀の斬りあいで、刃と刃で互いに相手の剣を受ける場面があります。
刃と刃を直接あわせると、ボロボロになってしまうと思うのですが、
 簡単に刃こぼれが直せるのでしょうか?
  それとも、刃の合わせ方に工夫とかあるのでしょうか?
ここらの事情を教えてください。

A 回答 (5件)

 実戦経験の有った陸軍中尉で、剣道の恩師のお話を思い出しました。


チャンバラ映画と言われた時代劇が盛んな半世紀前です。

短い刀で、刃をあわせることなど怖くて出来るモノでは無い。
空手やボクシングのように体裁きで交わすのだそうです。

咄嗟の場合には、棟(刃とは反対側)で受けたのだそうです。
充分な間合いを取り、切先(刃の先端)をあわせるなどトンでもない事だそうです。
 
相手が、手応えの有りそうな位置に来たときは全力で叩き着るのだそうです。

一瞬で勝負は決まり、相手に反撃の意志がなくなった時点で潔く
 終わったようです。

勝負は、代表戦で大将格が負ければ、引き上げたようです。
先方・中堅・大将と団体戦のようで、乱戦というのは、まれで有った様です。

剣道の試合では、力一杯叩いて、当たる瞬間に止めると破壊力があると
 教えられました。
試合中に「ズボン!」と鈍い音をさせるのは快感でもあり、
 面は、金具の上を超えて脳天を叩き、小手は手首をねらいました。

当たれば、相手はその痛さに戦意を失ったり、審判に訴えたりして居ました。

しかし、次第に「ポコン」と当てたり、打った後の余韻の様な姿が評価される
 お遊技剣道が主流になり、同期の多くは剣道を辞めました。
確かに「切った!」と手応えを感じても、審判の旗は下で交差しているのです。

数年後輩は、新しい流れに載って、半世紀近く続けて居ます。

時には足技を使い、正面から手を一杯に伸ばして相手の面を
 力一杯叩いたり、体裁きで交わして小手(内小手)や面(側面)を力一杯
  叩き切るのは、まさに豪快(轟音が響く?)でした。

現代剣道の方々には、大変な批判を頂くと思いますが、
 「叩き切れ!さもなくばやられる!」という先生の面を脳天に頂いて
  赤い★が面前に飛び回り、床が揺れるような脳震盪直前の体験を
   懐かしく思い出します。

結論ですが、刃と刃をあわせることは滅多に無いし、
 達人は体裁きでかわすと言うことです。

 と思います。
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この回答へのお礼

>刃と刃をあわせることは滅多に無いし、
  
  ありがとうございます。
刃と刃をあわせる事は少なかったのですね。
 カタカチャ音を立てて打ち合うのは、怖いですよね。
  一発勝負でしょうか?

お礼日時:2012/04/09 10:00

3のものです



ものうち部分を保全できれば理想的とおもいます。
でも実際には難しかったかもしれませんね。
ただ、武器としてはどれだけ刃こぼれがあっても
斬れるには斬れるとおもいます。(血液とか脂がのって能力低下もあったはず)
時代劇のように打ち合って決まっているのは見た目スマートで
かっこいいですけど、実際はなんでもありの殺し合いだったはずですから・・
切っ先が健全であるだけでも武器としての能力は高いでしょう。
突きができるし止めもさせます。


質問者さんのおっしゃるとおり、全体で斬るというのも
間違いではないです。
刀の反りは、斬れやすくと斬る時の反動を軽減させるといった
効果もあるようです。

これまた余談ですが、
刃の研ぎ方には大まかにわけて2種類あります。
刀身を折ったとしてその断面が綺麗で直線的な二等辺三角形の場合
魅せる刀の研ぎで美しくみえますが鋭利なので刃こぼれしやすく
1の回答者さんのいわれたように骨で刃こぼれが起きやすいでしょう。
肉はよく斬れるとおもいますが・・

さきほどと同じ断面をみて、まるでハマグリを合わせたように
丸みかかった二等辺三角形の形、これは骨を斬る研ぎと思っても
いいとおもいます。ただ見た目の美しさは損なわれ、現代の研ぎ師では
下手な研ぎと評価されるはずです。
刃こぼれはしにくいでしょう。

研いだ刀を砂にこすりつけて刃先に凸凹などをつけ
斬るものに対して噛み合いを良くしたなどという話もあります。

打ち合えば刃こぼれはするし、こぼれたら
研がないと直らないということです^^;
その当時でも高価な刀での打ち合いは嫌だったのでしょうかね。
まぁ命がけですから命をまもる為に少しでも高価なものを求めたのかも
しれませんけど。
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この回答へのお礼

>その当時でも高価な刀での打ち合いは嫌だったのでしょうかね。
 高価な刀を、貧乏侍が抜くのは、大変な決心が入り用だったのですね。
展示されている日本刀に刃こぼれが全然無いのが、本当に不思議です。

お礼日時:2012/04/03 13:38

刀剣商です



刃と刃を合わせてうちあうとボロボロになる。
こは正解です。

1の方の回答もおおまかに悪くないですが、補足での回答の
部分を「うぶば」といって、まださほど研がれてない良い状態の刀に、
刃はあっても尖ってないところがありますが、これも後々の研磨によって段々
尖ってくるようになります。
よくいう「つばぜり合い」のときにあたる部分です
ここだけで受けるのはかなり難しいと推察できます。

刀でなにかを斬るときに使うのは、切っ先から手前に10cm15cmくらいの
「ものうち」という部分です。
刃こぼれがある刀は大体この部分に集中していますね。

刀の構造は簡単に例えると、切れ目半分くらいのパンにコロッケを入れた
コロッケパンですかねぇ。
コロッケの部分が刃です。コロッケパンってサンドイッチと違って
奥までないですよね。
はこぼれをすれば研いで直すしかありません。
パンの切れ目半分くらいまでしかないコロッケですから
あまり刃こぼれをして研ぎ減るとコロッケがなくなってしまいます・。・。
これと同じです。

余談ですが
聞いたことがあるとおもいますが、業物(わざもの)とランクつけされている
刀工がいます。
その刀工が作ったものが全部良く切れるかといえばそうではないのですが
よく斬れる刀とそうでない刀を打ち合わせえたら、
そうでない刀の刃に斬れる刀の刃がめり込むことがあると言われています。

とくに幕末の動乱期の斬りあいで使われた刀などは修復不能まで刃こぼれが
出来たものも多くあったとか。
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この回答へのお礼

  ありがとうございました。
>刀でなにかを斬るときに使うのは、切っ先から手前に10cm15cm
くらいの「ものうち」という部分です。

「ものうち」部分を保全すれば、武器としての機能はあるのですね。
 すると、先端20センチの刃こぼれを避ければ、相手を切れるのですね。

刺身包丁のように、刀の刃全体で滑らせながら、服と一緒に
 肉体を切るのかと思っていました。
  ソコデ、刃こぼれがあると、相手を切れないのかと思っていました。

お礼日時:2012/04/01 22:04

補足です。


刀同士あわせるときは,それほど刃を鋭くしていない太い部分、柄・鍔に近い所を使う様です。
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この回答へのお礼

刀は、先のほうで切るのですね。
なあるほど。という感じです。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/01 21:50

伝聞ですが、刀と刀をぶつけ合う事は少なかった。

と聞いた事があります。
刀同士でなくても,骨に当たれば大抵は刃こぼれするんだそうです。
一度使うと,研ぎに出して直すそうですが,元々の厚さがあるので,研ぐ事である程度薄くなると、使えなくなるんだそうです。
真剣で刀をぶつけ合うと,こぼれた刃が飛んで手に刺さったりするそうです。
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この回答へのお礼

刃こぼれは、研いで直すのですね。
大きく欠けると大変ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/04/01 21:49

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