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私は任侠系の作品や右翼系の映画やDVD、海外のアクション映画でマフィア系の作品などを時々みたりニュースで皇室や政治、海外のテロ事件、暴力団・やくざの事件などの話を診ていて疑問が沸きました。
上記に書いたものは世の中で一般に知られていることしか私は知りません、ですが良く考えるとすべては関係性や繋がりがあるように思えます。
簡単に質問しますが、 右翼の思想は神道・天皇・政治に関係性がありますし、やくざと右翼も関係性や繋がりがあったりします。

「皇室・天皇、神道、宗教、宗教団体、政治、GHQ、右翼、左翼、やくざ、マフィア、警察等、テロリスト」
他にもあると思われますが、これらの組織や団体等の役割や繋がり、関係性は歴史的にも現代的にも裏や表でも日本の中ではどうなっているのでしょうか?
またこれらの団体や組織は海外との繋がりや関係性は?

A 回答 (4件)

江戸時代から明治時代にかけて存在した任侠団体は、今で言うNGO、NPOです。

もちろん、当時そういう呼称があった訳ではないし、彼らがそう自称していた訳ではない。非政府組織ではあったが、反政府組織ではなかったという意味です。任侠団体は、幕府・藩・町・村・武士・百姓といった既存の体制から、何らかの事情で溢れた社会的弱者の救済を担う公的機能も果たしていたということです。なぜ溢れたかというと既存の法や村のローカル・ルールを犯して、ムラ社会から追い出されたからです。法を犯す訳ですから、時には公権力から追われることもあるが、決して組織的に弾圧されたわけでもなく、時には公的な役職さえもらうことがあるぐらいに政府とは協調的な場合もありました。そういう微妙な位置関係と役割については清水次郎長の生涯を見れば、よく分かると思います。任侠団体は武士ができないようなニッチな公的サービスを担っていて、そこにその存在を正当化できる論理があり、決して反政府活動をしていた訳でなく、不法な活動をしていたということなのです。そうした清水次郎長一家、大前田一家といった任侠団体は、他にもたくさん存在していました。非体制的な存在だったけど、反体制ではなくて、弾力的に体制に順応してもいたのです。だから体制側も違法行為は取り締まっても団体の存在そのものは許容していたのです。

現代の暴力団には、この任侠団体の系譜を持つものがあります。歴史的・人脈的・地域的に任侠団体の後継的な団体も存在する。全てがそうだという訳ではない。単に任侠団体のイメージを借りて偽装しているだけ、大衆が持つ任侠団体のイメージを利用しているだけの団体も存在します。暴力団の系譜は千差万別で、ここでは個別に詳述することは不可能です。

話は変わります。戦前、ロシア革命・ロシア内戦の結果、成立したソ連の影響で共産主義思想が日本にも流入します。暴力革命で体制を転覆させて共産主義社会を実現しようという妄想が広がるのです。労働者・小作人といった無産階級を支持団体とすべく雨後の筍のごとく無産政党、無産団体が乱立します。生まれては消え、消えては生まれ、時に合併し、時に分裂しますが、太平洋戦争直前の時点では、日本共産党と社会大衆党の2つの流れに統合されていきます。
現代の左翼は、戦前の日本共産党か社会大衆党のどちらかに源流を持つものが多いのです。

スターリンに盲従し反体制を貫き、戦争中は刑務所に入っていたのが日本共産党で、反スターリン主義で体制に順応しながら無産階級を救済しようというのが社会大衆党です。治安維持法で非合法化されたのが日本共産党で、治安維持法でも合法的な政党が社会大衆党です。治安維持法とどう向き合うかという命題に対する路線の違いが2つの流れになったのです。社会大衆党は進軍路線を取り、真っ先に解党して大政翼賛会に参加し、太平洋戦争を推進します。

話は変わります。1922年日本農民組合が結成されます。日本史上初めて全国的に組織された農民の団体です。といって農民が設立したのではなく、キリスト教社会活動家・社会改良家の賀川豊彦が設立したのです。賀川豊彦はキリスト教的な博愛精神があり、窮民を救いたいという思いがあり、その為には農民の組織化が必要だと考えたからです。日本農民組合が大きな役割を果たしたのが小作争議です。太平洋戦争が始まるまで少ない年でも約2000件、多い年は約7000件の小作争議が全国で発生し続けます。小作争議は必ずしも全国的な蜂起ではなくて、地域的・局所的に散発的に起き続けました。だいたいは小作人が日本農民組合○○支部を結成して、団結力で地主に小作料減額を要求するといったものですが、その性格はまちまちです。日本農民組合は小作争議を煽った訳ではなくて、生活を改善したいと望む小作人を後援したという程のことです。小作争議の形態も千差万別です。江戸時代の百姓一揆のように鎌や鍬を持って徒党を組んで地主の家に押しかけるものから、法廷闘争に訴えるものまで、中身はばらばらでしたが、時には暴力的な抗争に発展することもありました。地主側も小作人に同情的であっさり要求を飲む地主もあれば、地主組合を結成し、断固要求拒否を貫き、時には暴力団を雇って、暴力的に小作人の団結を切り崩そうという動きもありました。この小作争議に指導的立場で参画していた社会大衆党の政治家は非常に多いです。

それに対して日本共産党は全くといって良いぐらいに小作争議には関わっていない。日本共産党は都市部の知識階級が出身母体で、資本論という思想からスタートしているからです。中国共産党が農村部で勢力を拡大していったのとは対照的です。中国共産党は暴力的に地主を虐殺し、地主の財産を小作人に分配することで小作人の支持を得ていったのに対し、日本共産党は全く何の実績も農村部では挙げられませんでした。といって都市部で実績を挙げた訳でもないが。

結局のところ共産主義という思想が最優先で、その思想を実現する為に行動するのが共産主義で、それとは対照的に、労働者・農民の生活改善という実践が最優先で、その実践の理論化に社会主義を採用するのが、社会主義なのです。戦前の歴史において、そのような明確な傾向の違いによって、日本では共産主義と社会主義は区別できます。現代ではどちらも左翼とみなされていますが、両者には厳然たる違いがあります。

戦後、日本共産党は山村工作隊を非公式に設立して、農民を武装革命の主体に位置づけようとしますが、肝心の農民の支持を全く得られずに企画倒れの失敗に終わります。なぜならGHQ統治時代に農地改革が行われ、小作人が全員土地を得て自営農になっていたからです。農民はもはや無産階級ではなく、経営者階級に変わっていたのです。そのような農村の変化に気づかずに、うわべだけ中国共産党の真似事をして、農村部で支持を広げようと机上の空論で夢を見たのが日本共産党なのです。

日本共産党は、その武装革命路線が誰からも支持されず、ついに議席が0になってしまいます。

ここでスターリンに話を戻します。スターリンはソ連共産党の資金的援助にも関わらず日本共産党が日本で支持を拡大できないのは、日本に天皇がいるからだと考えました。
その認識の元で成立したのが、いわゆる32年テーゼ、1932年5月にコミンテルンで決定された『日本における情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ』なのです。32年テーゼをくだけていえば、プロレタリア革命の為には、その前に天皇制を打倒するのが日本共産党の任務だということです。
ソ連もコミンテルンも今では存在しませんが、いまだに32年テーゼを信奉している勢力は日本に存在します。32年テーゼからの立場では、そもそも小作料の減免を要求するのではなく、地主階級は打倒しなければならないのだということになるのです。

しかし、結局は日本共産党の力ではなく、GHQ統治時代に農地改革で地主階級の打倒がなされてしまった訳です。自営農化した小作人は日本共産党ではなく、自由民主党または日本社会党の支持基盤となっていきます。

といった辺りで一旦筆を置きましょう。観念的に言葉の遊びをしていても無意味です。個別的具体的に歴史を振り返ってみましょう。それを理解できるかどうかは質問者さんの素養と受け止め方の問題です。ここまでの話についてこれないようなら、この先の話を続けても仕方がない。

逆に質問しておきます。社会大衆党は左翼ですか右翼ですか?どちらだと思いますか?
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この回答へのお礼

長々と御回答ありがとうございます。
歴史的な繋がりな話を教えていただき解りやすく、疑問が一部解決した様な気がします。

今の話を読ませてもらうと社会大衆党は活動が右と左どちらとも思えますが、どちらにも属さない様な気がしますが、どちらか選べと言われても中々選べません。

私はまだ19なので誕生日まで選挙権は得られませんが、これらの事を少しでも知っておかない選挙では投票しにくいので疑問に思った事を質問させていただきました。

お礼日時:2012/04/30 20:02

週刊ポストなどのゴシップ誌の読み過ぎです。

まだ、子供の漫画好きの方が、
症状としては軽いぐらいです。お願いですから選挙で投票しないでね。
日本人全体のレベルが下がってしまいますから。
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この回答へのお礼

選挙で投票だなんてそんな事はしませんが疑問が色々と湧いたので、あくまでも質問したまでの話ですよ。

ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/30 19:50

小生の私見・陰謀論・妄想の産物と理解されたい



まず、基調になる、質問に記述された政治圧力団体・暴力装置の数々は、

『国際勝共連合』との兼ね合いを指摘しえる。

上記した国際勝共連合は、統一教会の下部機関と考えられている

「皇室・天皇、神道、宗教、宗教団体、政治、GHQ、右翼、左翼、やくざ、マフィア、警察等、テロリスト」

皇室:憲仁親王妃久子妃殿下
神道:沼赳夫・古賀誠(神道政治連盟国会議員懇談会主要役員)
宗教団体:生長の家・戸塚ヨットスクール
やくざ、マフィア、警察:佐々淳行(警察OB)

なお、小生が知る限り、左翼・GHQには、上記した組織の影は見えませんが、
たとえば、人権団体・国際人権擁護団体などと上記組織の兼ね合いが強いとは言えるでしょう

ちなみに、同組織がイスラエル云々という陰謀論がありますが、そこまで拡大すると、ユダヤ陰謀論になるので、やりません

ユダヤ陰謀論は障害者が開陳することなのでw

以上
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この回答へのお礼

陰謀論と言うよりはやくざは右翼と関係がある組織もあると思い、右翼は神道や戦前の天皇制の様な思想をもつ団体があると思いこれらの関係性があって世の中なりたっているんじゃないかなと思い質問しました。
御回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/30 19:47

天皇は神道という宗教の親分みたいなものです。


司馬遼太郎に言わせると、神主の親分だ、という
ことです。

文科省によると神道の信者は、1億1千万人だそうです。
ちなみに仏教は9千万人。

天皇は、政治的には中立ということになっていますが、
歩く日本の歴史みたいな存在ですから、当然に
民族系、つまり右側の政治思想と親密性があります。

GHQは、当初は天皇を廃止させようとしましたが
社会主義に対する防波堤の役割を果たせさせる
為に存続させました。

左側の人たちは、天皇は平等原則に違反する、として
廃止を主張しましたが、それでは国民の支持を得られない
として、支持するようになった団体が多いです。

右翼には思想右翼と利権右翼がいます。
利権右翼は、暴力団の出先機関のようなもので、
軍歌右翼、街宣右翼となって活躍しています。
暴力団の出先ですから、その構成員には在日が
多くいる、という奇妙な関係が築かれています。

テロリストは右にも左にも居ますが、左の方が
有名です。右は最近影が薄いです。
警察は主に極左関係に神経を尖らせています。

国際関係は左側の人たちの方が強いです。
何せ横の関係がありますから。
社会主義革命の夢破れた彼らは、環境問題や
ジェンダー問題に生きがいを見いだすようになりました。

蛇足ですが、資本論が一番売れた国はロシアですが、
二番目に売れた国は日本です。
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この回答へのお礼

解りやすい御回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/30 19:41

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