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看護師1年目です。
人工呼吸器の合併症の循環器への影響として
持続的な陽圧呼吸→右房圧上昇→静脈環流低下→胸腔内圧上昇→心拍出量低下
とありました。
なぜ、陽圧呼吸で胸腔内圧が上昇し、心拍出量低下につながるのかわかりません。

教えていただきたいです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

イメージで説明します



通常の呼吸では呼吸筋が胸郭を拡大して吸い込む これが陰圧
スポイトを押し潰してから手を離すと拡張する力で吸い込むのと同じ
胸腔内圧は体外の気圧と同じか低め

人工呼吸では外側から圧をかけて空気を送込むので
胸腔内は圧が上ります 窮屈になります
風船を膨らませたような状態です
膨らんだゴム風船の中の圧はゴムが収縮する力の分 外気圧より高いでしょ

胸腔内圧が上るということは静脈血は胸腔内へ戻りにくくなります
静脈の流れを水が高いところから低いところへ流れるようなものとすると
流れる先の高さが上る 低くなくなってくるような状態です

静脈血が戻ってこなければ 心臓から血液を遅れません
心臓が拍出する血液の量と心臓に戻ってくる血液の量は基本的に同じですから
これが心拍出量低下です
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肺の圧力が高くなると、肺動脈への圧迫も強くなり、


血液が流れにくくなるので、右心室の圧力を高くして
無理矢理に血液を流そうとするので、
右心室の圧が上がります。
それでも、上手く流れなくなると、右心房から
右心室への血流が悪くなり、右心房から右心室へ
血流を確保しようと、右心房の圧が上がります。
右心房の圧力が上がると、大静脈から右心房への
血流が悪くなります。これが、静脈還流低下です。
静脈の還流が悪くなると、内臓の血流が悪くなり、
うっ血状態となります。これが、腹腔内圧上昇となります。
腹腔内圧が上昇するので、心臓から血液が送りにくくなります。
つまり、心拍量低下となります。

つまり、血液を車、血管を道路と考えれば分りやすいです。
肺ではじまった血流の渋滞が、どんどん伸びて、
最後には、心臓からの腹腔へ血液が出られなくなり、
心拍量低下に繋がるのです。
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