プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

完全に知識の足りない私は、円高がどのような悪影響を及ぼすのかさえも、そもそもなぜ円高になったのかも
しっかりとつかめていません。日本の物が売れなくなる?
なぜ中国はお金を発行してドルとのレートを調整している(?)のに日本はできないのか?

あれれれれ
もう情報をどう捉えていいのかわかりません。
基礎がなっていない私にも、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (15件中1~10件)

”そもそもなぜ円高になったのか”


   ↑
お金も、物と同じで、需要が多ければ値上がりします。
そんで、円に対する需要が多くなったので、
値上がりしている訳です。
じゃあ、なぜ円に対する需要が多くなったのか。

貿易をやって、お金を支払うわけですが、その場合
信用のある国の通貨で支払われます。
一番信用があるのが「ドル」で、2番目が「ユーロ」
です。
円は、その次に信用があり、ポンドがそれに続きます。

今は、ユーロがおかしくなっているのでユーロの
需要が減っています。
つまり、ユーロはあまり持ちたくない、という人が
増えています。
英国も、同じ欧州だ、ということで信用が弱くなって
います。

問題はドルです。
ドルは、サブプライム、リーマンと立て続けにショックが
起きて、経済が悪化し、中央銀行が金利を引き下げ
しかもどんどんお札を刷っています。
それだけでも、ドル安要因です。
つまり、相対的な円高要因です。
さらに。
米国と欧州の経済関係は緊密で
米国の銀行は、欧州に沢山お金を貸しています。
それで、ドルの信用も落ちてきました。
残るは、円だけ。
ということで、円が値上がりしているのです。

”円高がどのような悪影響を及ぼすのかさえも”
   ↑
輸出品の価格が上がって、輸出が減るという影響があります。
家電業界が赤字になったのは、これが原因です。
韓国の輸出が好調なのは、ウオンが安いからです。

”中国はお金を発行してドルとのレートを調整している(?)のに日本はできないのか?”
   ↑
日本ではお金がだぶついているのです。
つまり、お金はあるのに企業や国民が使わない、
だからお金を発行しても、あまり意味がない
という判断があるからです。
少数説ですが、日本でお金を発行するのは
ドル安政策をとっているオバマ政権の政策に反する行為
になるので遠慮しているのだ、という意見があります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ドル、ユーロの信用が高かったのですね。お恥ずかしい話ですが、知りませんでした。

新たにお聞きしたいのですが、信用の信用たる理由は何なのでしょうか。
ユーロが"信用できない"を言い換えるとどうなるのか、また、
オバマ政権がドル安政策をとる理由を教えていただけませんか?

お礼日時:2012/06/17 21:10

> 私は根本を理解してから知識を立てていくpotatoroom さんのような考え方を選択したいです。



残念ながら、私はのんびり生きています。もし、違っているとしたら、知りたいとことを知りたいときに知るのではなく、知りたいと思ったことを出来るだけ忘れないようにして、知ることが出来るときに知るようにしているくらいかと。
だから、ご質問者さんのように、疑問に思っていること、分からないことはたくさんありますよ。テレビ番組や雑誌の記事、教えてくれる人に出会ったときに、疑問が解決できるといいな、と思っているだけです。
私は頭はあまり良くないんで、発想をすることは苦手です。ご質問者さんの方が多分、頭がいいと思います。ここで聞くという行動が出来ていますから。

> また、今を生きていくモチベーションをどうやって保っているのか、参考に是非お聞きしたいです。

人生というか、世の中って面白くありません? 幸い、私は日本に生まれて、そこそこ不自由しないだけ、自分の生き死にに関係がないくらいには生活が出来ているので、知りたいことを知りたいと思っているだけです。

今週の話だと、こんなニュースがありましたよ。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/094/94216/

アップルがiPhoneやiPadで、昨年、時価総額というものさしで、世界一の企業になりました。それ以前はMicrosoftだったんですね。
http://rank.marketgeek.net/ja/all/

アップルとマイクロソフトは、お互いに競争とライバルの関係にある会社です。アップルは自分で全部を作って売る会社。マイクロソフトは、OSというソフトウェアだけを売っていて、機械は外部の会社に任せる、という儲け方をしていました。
そのマイクロソフトが、iPadのライバルになるタブレットパソコンを自分で売る、というのでニュースになったんです。
マイクロソフトは、これまでアップルのマネをして、アップルよりも大きくなってきた会社です。勝負は来年のようですが、どっちが勝つか、見ているだけで面白くありませんか?
いろんなことに興味を持っていると、知ること、考えること,それ自体が面白くなりません?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

遅れました。申し訳ありません。丁寧に回答ありがとうございます。
私なんか情報を得るきっかけがわからなくてみなさんに頼ってしまっているんです。頭がいいなんてとんでもありません。こういう場がある現代に感謝です。


>いろんなことに興味を持っていると、知ること、考えること,それ自体が面白くなりません?

たしかに。でも興味を持てるだけの知識と視野を私は持たなければならないようです。
もっと勉強しなきゃという気になってきました。

しかしコンピューターや電子機器の発展は永久に留まることがなさそうですね。
マイクロソフトってそうだったんですね!アップルに恨まれそう・・・
でもお互い良い刺激にもなってそうですね。
なんだかスポーツみたいで面白いです。

ステキな具体例、ありがとうございます。質問したかいがありました!本当に感謝感謝です

お礼日時:2012/07/08 22:50

> 燃料が高くなれば全ての物価が上がるというのはどういうことなのですか?



燃料がなくなったら、何が出来なくなるかを考えると良いかと。
発電が出来なくなります。電車が動かなくなります。宅配便が届かなくなります。コンピュータが動かなくなります。
農業に使う機械が動かなくなります。漁船が出せなくなります。食べ物、工業製品が運べなくなります。
輸入が出来なくなり、輸出品が運べなくなります。

出来なくなるわけにはいかないので、高い燃料費でもモノは生産し、運び、店頭の並べないといけません。
今の日本の経済構造は、燃料がすべての経済活動に割と強い影響を与えてます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

おおおおおおお。そんな根本的な問題に頭が回らない自分に腹がたちます。
そうですよね、本当は根本から探ればいいのに近いところから理解しようとすることの無謀さというか、安易さに気がついてきました。
助かります。ありがたいです。急がば回れってあなどれない。

私は根本を理解してから知識を立てていくpotato room さんのような考え方を選択したいです。
Potatoroomさんはどのように勉強されてきたのですか?
また、今を生きていくモチベーションをどうやって保っているのか、参考に是非お聞きしたいです。

お礼日時:2012/06/21 00:16

>私はこれからどういうところから情報を得たらいいのでしょうか。



ネットでも図書館でも書店でも。PHP新書をいつもカバンに入れておきましょう。5分あれば5ページ読める筈です。

>そして、その情報を判断するらめに、これから大学へ入学して学びたいのですが、世の中の流れをいつも理解できる分野、仕事は何でしょうか。

何でも良い。必要は発明の母。商社マンや銀行マンといった、社会と密接な関係を持つ職業が良いが、逆に最高レベルの知識、判断力がないと商社マン、銀行マンにはなれない。どんな学科でも良い。文学部だろうと工学部だろうと農学部だろうと。仕事は自分の適性・能力を活かせる分野を選べばよい。

>今の情報を合否することもできない私(20)ですが、勉強したいのです。何かアドバイスいただけるとありがたいです。

まずお金を作る。仮に100万円あったとして、株式、債券、投資信託を買う。銘柄を選ぶ為にも、証券取引を始める為にも世の中の勉強をしないと話にならない。どんな産業、企業がどんな活動をしているのか。そういうことを知らないと大事な金を投資する銘柄を選べない。それが必要は発明の母という意味。
お金がないならないでもよい。外貨投資のバーチャルトレードでもよい。100万円をどうやって増やそうか。銀行は駄目です。黙っていても確実に増えるというのでは勉強しようという意欲が起きないからです。無知蒙昧な田舎のおばあちゃんでも銀行預金ならできる。他人に預けたまま、まかせっきりというのでは勉強にならない。仮想取引でも良いから、ドル資産を持ったつもりで新聞を読みましょう。それだけでも、いままでと違った関心の持ち方ができるはずなのです。誰も手取り足取り教えてはくれない。世の中はそんな甘いものではない。口を開けて待ってるだけではだめです。テレビは時間の無駄。愚民相手に必死に尻尾を振るだけの電波芸人の芸など見ていても何の勉強にもならない。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

具体的かつ納得性のあるご回答を本当にありがとうございます。
このように知識をわけていただけることは本当にありがたく、勉強しようという意欲、それに何より生きる意欲も湧いてきます。
私にとっては何よりも大切なプレゼントみたいなものです。

ご回答の内容は今までの私の生活とはまるで違う世界です。実践していたことといえばお察しのとおりテレビを見てどうでもいい内容に意識を委ねていた毎日。私だけではありません。友人や知り合いはみなほとんど同じような状況です。
仮に私の周りの社会人の先輩へ同じ質問をしても、mekuriyaさんのような返答は返ってこないでしょう。
貴重なアドバイスをいただけたことに、心から感謝致します。

私もしっかり世の中の流れを把握して、今の私のように困惑する毎日を過ごす人の助けになりたいものです。

本当に本当にありがとうございます。口を閉じて、歩き出します。

お礼日時:2012/06/19 00:58

No.11です。


お褒めに預かり光栄です^^

>私はどういうところから情報や基礎を学んだらいいでしょうか。基礎のないものがどういう
>アクションをしたらいいか、何かアドバイスがあれば是非いただきたいです。

ん? Shikimushikimuさんは、十分その「アクション」に相当するものを実行なされているじゃありませんか。私への礼文にも記していらっしゃいますよね。

>初めて聞く言葉に多少理解に時間がかかりますが。辞書をひきまくっています。
と。ま、辞書を引かずとも、今はネットがありますから、そちらの方が詳しい情報は見つかりやすいと思いますけどね^^

知識って、そうやって身に付けていくものじゃないでしょうか。
私は、たまたま政治に関して関心を持つ機会があり、麻生内閣の折に余りにも異常なマスコミ報道を「おかしい」と感じることができた。

で、三橋貴明という人の存在を知り、経済に関して興味を持ち出したのは正しく彼を知った時からです。
http://blog.goo.ne.jp/nonkinonki_001/e/f99289c6a …

賛否いろいろな意見はあると思いますが、私にとっては目からウロコを落とすきっかけとなった、衝撃的な存在です。

歴史の勉強もそれから始めました。上のブログ記事は、正しくその瞬間の記事ですから、「関心を持つ」ということの偉大さを思い知らされています。

大事なのは覚えたり、知識を蓄えたりすることじゃなくて、関心を持つこと。
ストーリーに興味を持つこと。難しい数字や言葉はいちいち覚えなくても、ネットで調べればいつでもそこにたどり着くことが出来ますから。さっき調べた情報を、あたかもずっと知っていたかのようにして論じればいいだけの話です。そう。ここで私が記しているように。

「経済」って、そんなに難しくないんですよ、本当は。簡単なことを、わざわざ難しい言葉を使って専門家たちが説明するから訳がわからなくなるだけ。

この設問でもそうでしょ?
「経済的な知識が足りないから難しくてわからない」とShikimushikimuさんが前提条件を示しているのに、全くそれを理解できなくて難しい専門用語を使って答えている人たちばかり。

難しい表現をするなら、たとえばリーマンショック後の円高についての私の見解はこうです。

「第一次ギリシャショックまでの原因については、『リーマンショックにより、円キャリートレードの反動で世界中から大量のフェイクマネーが一斉に日本に返済されたことが原因だ』と考えていますが、それ以降の動きについては『流動性の低い資産に資金を投じることがあまりにリスクが高いため、流動性の高い資産のうち、最も信頼性の高い日本円に世界中の資金が集まってきている状況だ』と考えています。」

ですが、こんなこと書いたって経済に詳しくない人には理解できないでしょ?
詳しい人だって私が意図している事を正確に把握できるかどうか疑問ですし。

日本語もろくすっぽできない人間が、どの口で経済解説をしているんだ!と突っ込みたくなる場面ばかりですよ。テレビを見ていても。

ちなみに歴史認識はこちら↓が勉強になりますよ。

http://www.youtube.com/watch?v=LOXpznARBNI&featu …
http://www.youtube.com/watch?v=eODAGhwnbV4&featu …

↓こちらは、私が世界の歴史の流れについて、私がまとめたものです。
http://blog.goo.ne.jp/nonkinonki_001/c/7bb5822af …

タイトルは、「のんきの聖書物語」としています。最新の記事から始まるのですが、できれば一番最初から見てもらえるとうれしいです。いろいろと、記事を記しながら、調べながら作った記事ですから、中には誤りもあるかもしれません。ですが、おおむね間違ってないと思います。(私はそう信じています) 経済の話に関係あるの~~~って思うかもしれませんが、読み進めていけば、少しずつ分かってくると思います。

最後、高橋是清の記事で終わっていますが、この記事では、まだ私の中にあった一つの問題を解説しきっていません。

文中で、『是清の政策が過度のインフレを起こす要素とならなかったことから、後の軍事費拡大へとつながる要素ともなりました』

と書いていますが、これ、実は正確ではなくて、是清はインフレが過剰になる前に、財政緊縮政策へと転じようとしていたのです。インフレが過剰になることが危険であることも彼は知っていたんですね。

当時財政出動を行うその対象は軍部でしたから、これを緊縮財政に転換しようとするということは、軍事費の縮小を意味しています。そのことで反感を持った軍部によって是清は暗殺され(2.26事件)、国が紙幣を発行して国債を買う、という動きをストップする者がいなくなったんです。このことが軍事費の拡大につながり、終戦前後、生産ラインがストップする中でも国債が発行し続けられたことから、実際に日本経済は年率300%のインフレを起こしています。

って、難しいですかね^^;

だけど、このことを理解できるように私のブログでは記事を作っているつもりです。
まあ、最初は本当に無関係な、聖書の神話世界のお話ですけどね^^、
    • good
    • 0
この回答へのお礼

もう感動で涙が流れてしまいました。本当に、ご親切にありがとうございます。
恥を捨てて「教えて!」と言えたこの環境に感謝です。そしてそれに、私の身になって答えていただいた
知識人のcovanonkiさんに心からお礼申し上げます。
教育の本質を垣間見たような気がします。

早速ブログをブックマークさせていただきました。これから長い時間をかけてじっくり理解させていただきます。

私は経済を、一つの人生を幸せに過ごせるために学びたいです。
私の今までの環境だと、勉強なんかしないで死ぬまで生きてりゃそれでいいじゃん、このように安易で自分勝手に繋がる考え方ばかりでした。それだと周囲おろか、自分にさえ何の幸せも訪れないと知らなかったからです。
だから、今聞いたばかりですが、のんきさんの聖書と経済という言葉にはとても関心があります。
なぜなら、私が経済を学びたいと思う理由もその表現に近いと感じるからです。

以前は聖書や仏教などには条件反射的に抵抗感がありましたが、
よく理解しようとしてみれば、かなり本質的なものだということになりますよね。

それがあっての経済ですから、理解できると信じ、先人やのんきさんのお力をお借りして、少しでも世の中にプラスになればと思います。

本当に本当に、ありがとうございます。

お礼日時:2012/06/19 00:37

>外国がグルになって円を釣り上げたとありますが、それによって生まれる彼らのメリットはなんですか?



グルになって・・・というのはいささか言い過ぎだったかもしれません。^^;
「プラザ合意」、といって、ブレトンウッズ体制が崩壊し、円高が加速度的に進む中でも日本の経済成長は減速せず、アメリカの日本に対する貿易赤字はどんどんどんどん進んでいました。

アメリカにとってみると、自分たちの国の資本がどんどん日本に吸い取られるわけですから、あまりいい気はしませんよね。

戦前もそうだったんですが、日本って、第二次世界大戦前も世界中が世界恐慌の影響で苦しんでいる中、高橋是清という人物の奇策で、世界で最も早くデフレによる不景気から脱却したんですが、その後世界に向けて紡績産業による輸出攻勢をかけたんですが、アメリカも、ヨーロッパ地域も、自分たちが苦しむ中、日本だけが調子よく経済規模を拡大していくのは快く思わなかったんでしょうね。

「ブロック経済」と言って、日本の通貨で貿易をしようとするとき、その通貨に対して重大な課税を行ったのです。んで、燃料を手に入れられない日本はやむを得ず戦争を引き起こすことになるのですが、プラザ合意当時の状況も、そういう意味ではよく似ているように思います。

オイルショックによる不況を脱するため、アメリカでは高金利政策がとられ、利益を得るために世界中のお金がアメリカに集中し、アメリカはドル高で苦しんでいました。(不況そのものは脱したのですが)

今の日本と同じ。ドルだけでアメリカの製品が他国に売れず、貿易赤字がどんどん進行していたのです。

で、アメリカはその状況を脱却するため、当時のG5各国に協調介入を申し出、特に貿易赤字が顕著であった日本円に対して、G5(英・独・仏・日・米)で協調介入を行い、当時240円だった円相場はドルに対して、一気に120円にまで進行します。

んで、当時の中曽根総理は諸外国に対して内需拡大を行うことを国際公約します。

普通だと、この円高で日本には円高不況が訪れるはずなのです。
ですが、日本はその円高不況をすでに想定しており、低金利政策や法人税・所得税率の大幅な引き下げました。このとき、実は税収そのものは当時の国家税収の1/3ほどにまで落ち込んだのだそうですが、代わりに富裕層の可処分所得が大幅に増え、そのお金が不動産や株などに回されました。

そして、「空前絶後」の経済成長。つまり「バブル経済」へと突入するのです。

まあ、全く同じことをして日本の経済がその時と同じように、回復するのか、というと、それはないかもしれません。実際低金利政策はすでにとられていますしね。

ですが、今の時代に合わせた公共投資を積極的に行って、まずは国策として仕事を増やせば、少なくとも企業の業績は回復し、可処分所得も増加するはずです。

過去に2回。戦前も合わせれば3回もこの国は同じような危機を乗り越えてきたのです。
もっと言うと、戦直後は今よりもさらにひどかったはずですからね。

・・・ここからは専門的な意見でもなんでもなく、私の個人的な意見ですが、今の日本て、規制が緩和されすぎです。もっと規制を強化し、たとえばどこかの地域や分野で仕事がバッティングしないような工夫をすれば、もっと商業は活性化するはずです。

日本は、ずっとそうやってこの国の産業を守ってきたんです。

グローバル化なんてちゃんちゃらおかしい。日本は、日本の国の中で商売をして、ゆとりが出た分を海外に投資してゆけばよいだけの話。何でアメリカやヨーロッパや中国、ロシア、韓国に気を使って自分たちの国を衰退させなきゃなんないんだ、って思います。


>最後に、もし、世界が一つの通貨に統一されたら、以前の社会主義国のような多くが堕落してしまう失敗が起こってしまうのでしょうか?
>ご意見を聞かせていただけると幸せです。

え~~~~そこですか。く("0")>

社会主義国が堕落したのは、そもそも「労働しなくなったから」です。
通貨が統一されようが統一されまいが、その国の人が労働しさえすれば国が堕落したりすることはないでしょう。

社会保障を充実させすぎて、国民から労働する意欲を奪うような政策を打たない限り、国が堕落へと歩みを進めることはないでしょう。それは、通貨の問題ではなく、政策の問題です。

それと・・・多分、この設問→http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7534842.htmlからきたんじゃないか、とは思うのですが、^^; 

私、今でも世界は共通通貨を使っていると思っています。「共通の通貨」というより、「共通の通貨システム」ですね。

たとえば日本では「円」という通貨が利用されていますが、同じ通貨を利用していても、東京と沖縄では、その物価は全く違いますね。物価が違いますから、当然給料も違いますし、土地代だったり、家賃だったりも違います。

たとえ世界で共通通貨を利用したとしても、結局世界には物価水準の差が生まれ、格差が生まれ、賃金の差が生まれ、資源の状況によって物価が高騰したり、大幅に下落したりすると思います。物価が高くなれば安い国に移ろうとするでしょうし、やっぱり人件費の安い国で生産を行おうとするはずです。

結局は今と同じような社会システムに落ち着くんじゃないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。またもやわかりやすいです。初めて聞く言葉に多少理解に時間がかかりますが。辞書をひきまくっています。
covanonkiさんはなんでそんなに知識があるんですか。羨ましいです。
というか全体の流れを把握する基礎が羨ましいです。私はどういうところから情報や基礎を学んだらいいでしょうか。基礎のないものがどういうアクションをしたらいいか、何かアドバイスがあれば是非いただきたいです。

私はこれから学生になります。そしてどういう仕事に就けば経済をいつでも把握できますか?

教えてください!

お礼日時:2012/06/18 11:37

円高の悪影響をいう人が多いですが、スーパーの食品やガソリンの値上がりが今の程度ですんでいるのは、円高の影響が大きいですよ。


仮に2割円安になれば、今の輸入品の物価は単純に2割高くなります。ご質問者さんの生活は耐えられます? 私は無理です。

2割円高になったという現象は、輸入したものを買うことが多い生活をしている人にとって、本来は実質、2割収入が増えたのと同じ現象です。実際、iPhoneのアプリなどは、値下がりしましたよね?
で、実際にあんまり安くなっていないなぁ、という実感がありますよね? これって、海外の農産品やガソリンなどの原料がかなりの値上がりをしているからなんです。値上がり分を円高で相殺している状況が2年くらい続いています。

http://www.j-cast.com/2011/01/26086417.html?p=all

経営者をラクにするには、円安が良い。小泉内閣が行った政策ですね。
生活者を守るには、雇用が守られている状況なら、円高の方が良い。特に家電など、輸入額の方が多いものは買いやすくなりますし、特に原発を除くと5%も自給率がない燃料が高くなれば、すべての物価が上がる構造になっていますから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど!いつも不思議だったんです。物価が上がると聞きつつも、あれ?そんな変わってなくない?ということが。
Potato rooms さん、ありがとうございます。私生活にリンクしている説明をしていただいたので、わかりやすいです。
私の生活も、円安になったら耐えられないでしょう。

もう少しお聞きしたいのですが、燃料が高くなれば全ての物価が上がるというのはどういうことなのですか?
自分で理解することができず申し訳ありません。

お礼日時:2012/06/19 00:01

円高の原因はドルやユーロが刷られているためでしょう。


円高がもたらす経済効果は日本にとっては輸入品が安くなり、輸出品が高くなる事です。
輸出品が高くなる事で海外に日本で作った製品が売れなくなり輸出産業が儲かりません。日本の工場で物を作ってもダメという事になります。なのでトヨタは大量派遣切りをして工場を海外移転させています。
輸入品が安くなる事で消費者は海外の安い製品を買うので日本の製品が売れません。儲かるのは海外の工場で日本の工場は儲からないので廃れていきます。
このように円高は産業の空洞化を進める二重の効果を持っています。確かに石油など安くなれば製造コストが下がりますが、もはや売れないので意味はあまりありません。
このように円高は日本にとってはマイナスの効果が圧倒的に多いです。現に今の日本は失業者であふれています。ときどき円高は日本にとってプラスだと言う人がいますが、ならなぜ失業者が減らないのか、景気が上向かないのか説明してもらいたいものです。センセーショナルな事を言ってインテリぶってるだけの人のような気がします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。円高、輸入品と輸出品とのあれこれが大分板についてきました。ありがたいです。そうですね。良識のある方が経済を動かしてほしいと心から願います。私も人任せにせず、勉強しなくてはなりませんね。
センセーショナルという言葉には胸を打たれました。気づかないうちにこの価値観に負けてしまうときが、自分にも思い当たるからです。
戒めになります。

お礼日時:2012/06/18 23:52

日本も昔は中国と同じようにせっせとドル買いをしてレートを1ドル当たり360円に固定していたんですよ(^ ^)


ちなみに「円」の中心角度は360度で、これに由来する・・・というまことしやかな噂が・・・f^_^;)

これは、「ブレトンウッズ体制」と言って、その協定に批准している国々との約束事だったんです。
だけどベトナム戦争の頃。「偉大な社会政策」という当時アメリカが国内に向けてとっていた政策があるのですが、この政策のおかげで、確かにアメリカの国内の雇用は100%となり、アメリカの景気は過剰なほどの好景気・・・だったのですが、それもこれも全てアメリカ政府の財政出動によるもの。

加えてベトナム戦争が起こったりしたものですから、アメリカは更なる財政出動を余儀なくされ、アメリカの財政収支は火の車。
アメリカがそんな感じですからドルよりも当時貿易黒字で景気の良かった日本やドイツの通貨、円やマルクを保有しようという動きが強くなり、それでもレートを維持するため、日銀やドイツの連邦銀行は、せっせとドル買いをしてレートを支えます。

中央銀行がドルを買って自国通貨を市場に投入するわけですから、必然的に市場に存在する円やマルクの絶対量がふえますね。
銀行もただ自国通貨を保有していただけでは利息を支払わなければなりませんから、何とかして運用しようと民間企業に積極的にお金を貸し出します。企業は企業で銀行がドンドンお金を貸してくれるものですから、今みたいに必死にものを値切ってものを買おうとしたりせず、また余分な価値の引っ付いているブランドものを買い集めたり・・・。

ってことで、市場はインフレ気味になってきます。日本もドイツもインフレには過剰にアレルギーがありますし、また日本の場合は国内に資金投与を行わなければならない事情もありましたから、外貨買いに財政を裂かなければならない状況は非常に迷惑でした。

で、「アメリカさん、いい加減にしてください」とせっついていました。
国内の事情は火の車ですし、外国からはブチブチ言われるし・・・というので、ついに当時のアメリカ大統領はきれちゃいまして、「ブレトン=ウッズ体制や~めた」と言ってしまいました。

そしてついに為替は変動相場制へと移行し、それまで1ドル360円だった円は、一気に値を吊り上げて240円/ドルにまで上昇しました。

ですが、この時、本来であれば日本の景気は降下し(実際に過熱気味であったインフレは落ち着いたわけですし)、悪くなるはずだったのですが、それまでの好景気と、当時発揮された強い政府のリーダーシップと的を得た政策により、日本は見事に経済成長を加速させました。

アメリカは日本に対する貿易赤字を嫌がって、何度か日本に対して同じような仕掛けを強要するのですが(一回はアメリカだけでなく、
ヨーロッパの先進諸国までグルになって、「協調介入」というやり方で、強制的にドルに対する円の価格を釣り上げたりしました。

バブルが崩壊した時、ついにアメリカのこもやり方が成功して、日本の景気は急速に冷え込んで行くこととなるのです。

このような流れを見てもわかるように、まず日銀がドルを買いあさる、という行為は、(はっきりというと、その行為は必要ですし、すでに日銀はそれに近い意思を示しています)レートが落ち着くまでその行為を行い続ける、という必要がありますし、それだけの額の財政出動を要求されるということ。

円高であろうが、円安であろうが、最終的に政府政策に求められているのは日本の景気経済を活性化させること。
であれば、そんな効率の悪いやり方を行うよりも、かつてのニクソンショックから経済を成長させた先人たちのやり方や、プラザ合意のおりに同じく経済を成長させた(しかも空前絶後の成長)やり方をみならって、今の政府がもっと確実性のある経済政策を打てば、何の問題もない話。円高も円安も関係ないと思います。

大体、そもそもが為替介入を行う決断ができるのは日銀ではなく総理大臣や財務大臣の役割。
円高がここまでひどくなる前。2010年10月の段階で相応の意思表示を行っておけばせめてドル当り90円台では落ち着いていたはずです。
あの当時の為替市場を放置した、当時菅直人首相と野田佳彦財務大臣の、犯罪に近い行為だと私は思っています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧なご説明ありがとうございます。わかりやすいです。
外国がグルになって円を釣り上げたとありますが、それによって生まれる彼らのメリットはなんですか?
それと、過去の空前絶後の成長とはいったい...??気になります。教えていただけませんか。そしてそれを行えば、経済はいう方向へ進むのですか?
乱暴に質問してしまってすいません。自分で調べようとはしてみるのですが、現実と知識を結びつける技量がないので、恥ずかしいながら質問させていただいています。

最後に、もし、世界が一つの通貨に統一されたら、以前の社会主義国のような多くが堕落してしまう失敗が起こってしまうのでしょうか?
ご意見を聞かせていただけると幸せです。

お礼日時:2012/06/17 21:32

No.4の続きです。



外為取引は銀行、証券会社が、それぞれ銀行、証券会社を相手に取引をしています。当局から外為取引を認可された金融機関が専用の電話回線を引いて、お互い売り注文、買い注文を出し合います。円を売りたい金融機関は一番高い値を提示した相手に売ろうとします。同様にドルを売りたい金融機関は一番高い値を提示した相手に売ろうとします。こういう綱引きで秒単位に為替レートは上がったり下がったりしています。ブラウン運動のように小刻みに変わっていきます。1秒前には円を売った金融機関が、今度は円を買います。秒単位で売り手と買い手も入れ替わるのです。銀行、証券会社にはそれぞれ顧客がいます。店頭に円のお札を積み上げて、ドルを買えるだけ買ってくれという客もいますし、電話でドルを買いたいといってくる客もいます。その顧客は個人の場合もあるし、法人の場合もある。アラブの石油王の召使かも知れないし、イチローの代理人かも知れません。円の売り手と買い手が均衡していると為替レートは動きません。綱引きと同じ原理です。ところが円の売り手が少なくて買い手が多い場合には円高に進んでいきます。1ドル80円で円を売ってくれ。いや、1ドル79円で俺に売ってくれ。いや、1ドル78円で売ってくれ。こういう風に円の買い手が競争的にレートを提示します。円を売る側にすれば誰に売るか。それは1ドル78円のレートを提示した相手です。そういう自由市場で値が決まるという意味では外為は株と同じだといっても間違いではありません。直接的に外為を取引しているのは銀行、証券会社ですが、銀行、証券会社を通して間接的に市場に参加しているのは無数の法人・個人なのです。

では無数の法人・個人が間接的に市場に参加している動機は何なのか。これはまちまちです。

ひとつは投機です。将来のドルの値下がりを予想してドルを売って円を買う。逆に将来のドルの値上がりを予想して円を売ってドルを買う。将来といっても遠い未来ではない。わずか1分後のことかも知れません。それは市場参加者が主体的に判断することで、どういう意図があるのかは誰にも分かりません。1ドル79円でドルを売って、1ドル78円で買い戻せば、1ドル当たり1円の利益になります。実際は売買の都度、銀行・証券会社に手数料を支払うので、こうはなりませんが、こういう風に収益を得ようと考えて市場に参加している人を投機家と呼ぶのです。

ひとつは実需です。ドルを売って円に替える必要があるから、円を買う。その代表がトヨタなどの輸出企業です。前述したようにトヨタはドルで売った自動車の販売代金から円で払う従業員の給料を都合しているからです。イチローもドルを売って円を買っているかも知れません。イチローはマリナーズと契約してドルで年棒を受け取っています。アメリカで生活する分にはドルで構わないのですが、引退後に備えて日本のマンションを買おうと考えるかも知れません。そうなれば円が必要なわけです。これは私の単なる想像ですから、実際のところはイチローがどうお金を使おうとしているかは知りませんから、念のため。

ひとつはリスクヘッジです。ドルで持っていたら危険だと考えたら、その一部をユーロや円に換えておきたいと考えるかも知れません。アラブの石油王は、石油をドルで売りますが、ドルでばかり財産を持っていると将来不安です。その一部をユーロと円に変えて万一に備えておきたいと考えるかも知れません。これは私の単なる想像ですから、実際のところはどうかは分かりません。念のため。

とにかく有象無象の法人・個人が様々な動機で外為の売り買いを繰り返しているのです。余りにもデータが多すぎて実態が分からない。100万ドル買った人が1秒後には100万ドルを売る。そして売買の都度、取引理由をいちいち公表しているわけでもないので、どういう動機かは誰にも分からないのです。評論家は勝手な想像で、ヘッジファンドが大量に円買いに走ったから、円高になったのではないか、などといいますが、それは誰にも分からないことなのです。私に限らず、誰もが想像でああだこうだといっているだけです。

中国はどうなのか。中国当局は銀行・証券会社に自由な外為取引を認可していないのです。為替レートも取引金額も中国当局が統制しています。その統制にしたがって、銀行・証券会社は顧客と取引が許されているだけなのです。つまり外為に限れば中国当局だけが唯一の認可銀行であって、個別の銀行・証券会社は中国当局の代理店に過ぎないわけです。だから人民元は非常に硬直的であって、政治的に統制されているわけです。

それに対して、日本は政府の思惑に関係なく、銀行・証券会社が完全に自由に主体的に取引しています。財務省が円を78円で売っちゃいかん、売るなら80円で売れといったところで何の効力も持ちません。

日本人は新聞記者でさえ経済オンチなので全然理解していない。取材して得た話をよく分からないまま記事にしているだけですから、それを読まされる読者がちんぷんかんぷん状態に陥るのは当然のことです。
基礎がなっていないという自覚があるだけでも質問者さんはまだましです。

日本の輸出商品は、電子部品、精密部品、工作機械、輸送機器といった高額で極めて付加価値の高い製品ばかりです。しかしどれも生活必需品ではない。だから海外市場の景気を影響を受けやすいのです。不景気だから安物の韓国製品で我慢しようと海外の消費者は考えるからです。為替レートの影響は限定的です。

それに対して日本の輸入品は韓国のキムチや中国のみかんの缶詰といった低価格で付加価値の低い商品ばかりです。こちらの方は価格の影響が大です。為替レートの影響も大きいわけです。価格で日本国内産の商品に負けたら売れない商品ばかりです。

オイルショックの頃の為替レートは1ドル250円前後でした。今より3倍以上も円安なのです。それじゃ3倍に円高になって輸出企業は壊滅してしまったのでしょうか。全然そんな事実は無い。円高不況論の出鱈目さが、この事をとっても理解できる筈なのです。オイルショックの頃、オイルショックの頃、輸出企業は大騒ぎしていました。このままだと輸出企業は全滅してしまう、なんとかしてくれと悲鳴をあげて政府に財政政策などを要請しました。しかし、その結果がバブル景気、莫大な国債残高です。

新聞記事の出鱈目さにはつくづく呆れ果てて声も出ない。回答者の一部にも馬鹿げた新聞記事を鵜呑みにしている向きがあるようです。もうアボガドバナナかと。

円高の原因は輸出企業がせっせとドルを売って、円を買ってきたからです。長年の積み重ねの結果が今なのです。輸出企業は円高にしたかった訳ではないにしろ、彼らの主体的な行動の結果が現在の為替レートです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

度々、純度の高い回答をありがとうございます。
とてもありがたいです。わけもわからず、言われるがままに生きていくのは嫌なので、
お時間があればまだ知識をいただけないでしょうか。

私はこれからどういうところから情報を得たらいいのでしょうか。
そして、その情報を判断するらめに、これから大学へ入学して学びたいのですが、世の中の流れをいつも理解できる分野、仕事は何でしょうか。
今の情報を合否することもできない私(20)ですが、勉強したいのです。何かアドバイスいただけるとありがたいです。

お礼日時:2012/06/17 21:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!