私は日本人で日本を愛しています。もちろん、君が代も起立して大声で歌います。尖閣諸島は日本の領土であると思っています。
ところで、「領土問題は存在しない」という言葉を聞きます。この意味はよくわかっています。しかし、実際には、台湾の巡視船と放水し合ったり、中国の巡視船が領海に侵入したり、海軍さえ近くまで来たということもあります。これは、「領土問題」そのものだと思います。
むしろ日本としては、領土問題を国際的に発表し、裁判にしたた方が、正当性もあるし、はっきりするのではないかと思うのですが、なぜ揉めているのに領土問題は存在しない、と言い続けるのか、という疑問です。原則論の応酬では、今のところ揉め事がエスカレートし続け、だんだん中国が図々しくなっていくだけのような気がするのですが、いかがでしょうか。
訴えることは、尖閣諸島の周辺で揉めるより、もっと中国と揉めることになるのでしょうか。
国際司法裁判は双方の訴えがないと進まないのは竹島問題で味わっていますが、竹島の場合とは逆ですよね(尖閣諸島は日本がむしろ支配している。まあ、日本の領土だから当たり前なんですが。)。でも中国や台湾は訴えてこない、ということは、日本に正当性があることは暗に向こうもわかっているのではないかと思うんです。
私は政治や歴史には興味はありますが、勉強はしていないので、教えてください。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
> 「領土問題は存在しない」という言葉を聞きます。
この意味はよくわかっています。良く判っていれば、質問の必要が無いと思うのですが・・。
国際司法裁判に訴える場合は、(1) 中国が不法に占拠した か、(2) いずれの領土か、ハッキリさせて欲しい と言う立場です。
尖閣は日本が実効支配しているので、(1) の事実はありません。
いずれの領土か?は、歴史上も国際法上も、我が国の領土であることは明明白白であり、(2) の様な必要もありません。
「ウチの近所を不審者がウロついているので、何とかして欲しい」と言うのは、警察の仕事であって、裁判所の仕事ではありません。
とは言え、領土問題などはICPOの管轄ではありませんので、強いて言えば、国連で中国への制裁決議案でもを出すくらいしか有りませんが、ご周知の通り中国は常任理事国であり、拒否権を発動されて終わりです。
以上の様な状況下では、「領土問題は存在しない」と言う我が国の立場を表明することは、最善策の一つです。
中国と「いずれの領土か?」と言う議論のテーブルなどには着かないと表明すると共に、中国の各種活動や挑発を、全く意にも介さず、無視している格好です。
もう少し積極的に言うならば、「中国による我が国領海への侵犯事件が頻発しており、これは国際平和を脅かす行為である」などになりますが、「領土問題は存在しない」と、国名を名指ししない表現は、相手を刺激しない配慮であって、公式国論としては、極めて妥当な表現です。
これを中国側の視点で言えば、無視されている格好なので、苛立っているとも言えますし、日本側は「領土問題としての交渉テーブルには着かない」と言っているワケですから、中国としても有効な打開策が無いので、挑発とか官製デモ、あるいは経済制裁でゆさぶるしか有りません。
デモの暴徒化や、大使への襲撃などは、国際世論上は中国側に不利ですし、内治・内政が重要課題の中国においては、デモや経済制裁は、諸刃の剣であり、中国政府としても、かなり苦慮していると思います。
また中国政府は、一度振り上げた拳は、簡単に降ろすことは出来ない国です。
国民が「弱い政府」と感じたら、いつ暴動が起きるか判りませんし、それが革命に発展する可能性もあります。
これらを考慮しますと「領土問題は存在しない」と言う、一見、消極的な文言が、かなり中国を追い詰め、困らせていると言えるかと思います。
後は、追い詰められて振り上げた拳の行き場に困った中国が、最後の暴挙、即ち「武力行使」に及ぶ恐れがある点ですが・・・。
それにはアメリカも、日米安保発動の可能性を示唆することで、最低限の抑止は行っています。
現状を日中のチキンレースなどと例える識者もいますが、私は一方的に「中国の大国としての自制心が試されている」と見ています。
日本には、領土を割譲すると言う選択肢は、まず有り得ませんが、自主的に武力衝突を選択する術も有りません。
日本は普通に走り続けるだけです。
従い、ブレーキを踏むか、ハンドルを切るかの選択は、一方的に中国に突きつけられています。
ここで中国が、安易に武力を選択すれば、世界からソッポを向かれるか、下手すりゃ「世界の敵」になってしまいますからね。
日本が実効支配を強めると、「少し加速」などになり、中国にキッカケを与える可能性がありますので、慎重かつ狡猾にやらねばなりません。
No.6
- 回答日時:
暗にというか、はっきりわかった上で、日本が軍事的に反撃してこず、外交交渉次第で譲歩を引き出せると見て、要求を釣り上げようとしているということです。
ただ、中国側にも言い分やビジョンがあり、それに沿ったものだろうということも言えます。
中国の悲願は、中華民国の前の国の清、中国領土が最大だった時・中国文明が最盛期と思っていた時の状態の復活です。
当時の清の領土は、現在の中国領土に加え、ロシアの沿海州・同じくロシアのトゥヴァ共和国・モンゴル国・台湾を含んでおり、また朝鮮・ベトナム・琉球は中国に対する朝貢国で中国皇帝の権威を認め、政治的に臣下の形を取っていました。中国は朝貢国は欧米各国に対する植民地の関係と読み替えて理解していますから、そこまで含めて本来の中国領土だと思っています。もちろん現実にはチベットもウイグルもモンゴルも中国皇帝の権威くらいは認めるものの実質は独立国で、中国はパトロンだくらいにしか思っていなかったようですし、朝鮮はまあ事大主義ですから卑屈だったのかもしれませんが、ベトナムや琉球は方便として朝貢していたにすぎないはずですが。
そうすると、中国が尖閣にこだわる理由の一端がわかります。
国際法上は確かに尖閣は日本のものですが、中国はそもそも琉球も中国の威光を認めた「こちら側」の独立国なのだから、その状態を回復せよと言いたいのです。沖縄は日本の領土ではないと中国はときどき口走りますが、要はそういうことです。ただあからさまにそれを前面にだすにはタイミングが早いと思っているので、まずはどうでもよさそうな尖閣を日本から引き離せないか(資源もあることだし、南沙諸島ではうまくいったし)、ちょろちょろ手出しをしているのです。
日本としては、中国のこういった構想を見抜いたうえで、その構想自体をあきらめさせるように誘導することが必要になると思います。
No.5
- 回答日時:
日本は尖閣諸島については領土問題は存在しないという立場であり、竹島問題については領土問題が存在するという立場です。
尖閣諸島については中国が勝手に騒動を起こしているだけで領土問題とは考えていないということを意味します。また竹島については日本は竹島の不法占拠を認めていないという立場です。だから竹島問題に関して国際司法裁判所に訴える準備はある。しかし尖閣諸島に関してはそうではない。何も矛盾しません。ついでにいえば、中国と韓国には法は通用しませんから、国際司法裁判所に訴えたところで何も解決しません。日本は日本の立場を表明している。それ以上の意味はありません。国際司法裁判所を魔法の弾丸と思い込んでいるのが無知蒙昧な愚民の証明です。中国は尖閣諸島をゆすりたかりの口実にしてお花畑の日本人をおどしつけているだけです。しかし日本が脅しに屈しなければ何も問題ないのです。日本がいくらはっきりしたいといったところで、それはひとりよがりの幻想です。中国はそうしたいとは全く考えていないからです。ありがとうございます。
明確なお答で、お花畑の私の頭も少しは冷めたような気がします。
しかし、このような消耗戦をやっても、気持ち悪いなぁと思っている次第です。私は仕事上、色々な国の人達と関わります。もちろん、中国人も韓国人も。多少わがままな人はいても、個人レベルで「腹立つ」ということは少ないんですがね。
No.4
- 回答日時:
典型的な素人の発想と処断するしかない
>ところで、「領土問題は存在しない」という言葉を聞きます。この意味はよくわかっています。
分かっていない。それを露骨に提示するのが続く質問文章
>しかし、実際には、台湾の巡視船と放水し合ったり、中国の巡視船が領海に侵入したり、海軍さえ近くまで来たということもあります。これは、「領土問題」そのものだと思います。
領土問題ではない。
まず、政府公船の日本国領海内の航行は、領土問題ではなく、海洋法問題である
領海侵犯として成立しえる事例であれば領土問題だが、尖閣には明白に領土問題として提訴できる理由が存在しない
おそらく領海侵入=領海侵犯 だと勘違いしているのだろうが、海洋法の知識がない、どうしようもない話である
>むしろ日本としては、領土問題を国際的に発表し、裁判にしたた方が、正当性もあるし、はっきりするのではないかと思うのですが、なぜ揉めているのに領土問題は存在しない、と言い続けるのか、という疑問です。
その疑問は一発で解消できる
国際法廷は、領土問題に関する解決的判決を滅多にしない
同時に、その判決が強制力を持ち得ず、いくらでも反故にされる現実から、国際司法裁判所で争う必然性がない
基本的に国際司法に関する基地知識がない人間が、”裁判で判決が出る・判決が出る・実効的な意味がある”という妄想を前提にしてるのだから、どうしようもない
実務政治を行っている官僚は、その程度は知っているからこそ、国際司法に持ち込もうとしないのである
>原則論の応酬では、今のところ揉め事がエスカレートし続け、だんだん中国が図々しくなっていくだけのような気がするのですが、いかがでしょうか。
基礎知識から間違っている以上は、その基礎知識を養うことしか指摘できない
>訴えることは、尖閣諸島の周辺で揉めるより、もっと中国と揉めることになるのでしょうか。
国際司法裁判は双方の訴えがないと進まないのは竹島問題で味わっていますが、竹島の場合とは逆ですよね(尖閣諸島は日本がむしろ支配している。まあ、日本の領土だから当たり前なんですが。)。でも中国や台湾は訴えてこない、ということは、日本に正当性があることは暗に向こうもわかっているのではないかと思うんです。
訴えることが出来ないだけである。「訴えの利益」がない以上は訴訟は成立しない。
同時に領有権に関する国権の衝突が存在しないのである。
これは国際司法の知識がないがゆえに、生まれる妄想である。
法学部で訴訟法を少しでもやれば分かるレベルだが、法学部ですら理解できてない事例がある
>私は政治や歴史には興味はありますが、勉強はしていないので、教えてください。
勉強していないなら、国際司法の勉強をしたほうが良い
一定レベルまで勉強すれば、この質問が”無知を遡上にした恥ずかしい質問”だと理解できるだろう
まぁ、仕方ないとは思うが・・・
ありがとうございます。
お答えいただいたことの半分も理解していないと思いますが、ニュアンス的なものは感じました。
まあ、私も、恥ずかしい質問かもしれない、と思い、投稿した後「削除できないか」とも思いましたが、このようなご回答を頂き、少しだけ質問してみたかいがあったかな、と思います。
もう40歳ですが、大学に入り直したい気になりますね。今は理系ですが、今度は文系ですね。定年退職してお金があったらそういう老後もいいかもしれません。
No.3
- 回答日時:
日本(政府)としては、事を荒立てたくなかったのです。
静かにしていたらいずれ向こうもあきらめるだろう、それまではじっと我慢で棚上げしておこうという判断だったようです。「領土問題は存在しない」というのは、こちらは100%正当なので自信がある。向こうが問題にしようとしてちょっかいを出してくるのだが民間の暴走であり大人になって無視している、これを体現する言葉です。これは甘かったようで、菅さんのときに処理を中途半端にして誤り、破産しました。向こうの思いはちょっと違ったようです。国交正常化のときに5分5分でお互いに矛を収めた。うち(中国)も今は国力も弱いし、力をつけてからいずれ再度話し合おう。それまではお互いに勝手な行動は取らないでおこうやと釘を刺した、というスタンスです。
現状では日本が暗黙のうちに実行支配していたのですが、向こうはそれを認めていませんでした。民主党になってから少し踏み込んできたので、これを契機に向こうも一気苛成に大勢を逆転しようとしているのでしょう。こうなったら裁判しかないと思いますがいずれ半々以外に解決は困難だと思います。
ありがとうございます。
いわゆる「棚上げ論」ですよね。
田中角栄の日中国交正常化以前は、どうなっていたのでしょうか。
今、「領土問題は存在しない」と言い続けることはメリットあるんでしょうか。
No.2
- 回答日時:
中国・韓国のいずれも、“領土問題”そのものを問題に
しているのでないかもしれません。ただ単に、国民の目
を国外へ向けさせるための釣り餌として、“領土問題”
を強調している、という考えがあります。
現在、中国・韓国のいずれも、政権交代の間際になって
います。どちらの国でも、日本は“悪しき隣国”として
若年世代の頭に刷り込み教育されています。このため、
日本を槍玉に掲げて騒げば国民の耳目がそちらへ向き、
権力者による失政がわからづらくなる、という訳です。
これは、日本国でも同じ事です。“領土問題”に耳目が
集中している隙に、消費税増税をはじめとして、かなり
重要または危険な事案が議会裁決や閣議決定などを通過
しています。
マスコミの報道が大きく一方向へ向いているときには、
むしろ小さい記事に着目する方が賢明かもしれません。
ありがとうございます。中国、韓国の立場はよくわかります。マスコミの報道への対処法など、なるほど、と思わされます。ごもっともだと思います。
しかし、私の質問のお答にはなっていないと思いますので、もう少し待ってみます。
アドバイス、ありがとうございました。
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