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deprive A of B や rob A of B は「AからBを奪う」という意味ですけど、何でAの部分に人が来るんですか?

このofは「分離・除去・剥奪」のofだというのは分かるんですけど、それなら尚更、Aに物、Bに人が来るのが自然な語順に思えてしまうのですが…。

A 回答 (4件)

1)もっともな疑問です。

ofが「分離・除去・剥奪」のofであれば、当然逆にならなければなりませんね。demand モノ of 人など、理屈に合っています。

 O.E.D. という辞書の最高権威の of の項に書いてありますが、もともと、

 rob モノ of 人 の順だったそうです。これなら理屈に合います。しかしそれがどういうわけか、歴史的に逆転してしまったのだそうです。

2)ご存知のように、イギリス人はこの理不尽さを愛好する点にかけてはおそらく世界有数で、矛盾は矛盾のまま、語法として定着してしまったというわけです。

3)この逆転の1つのメリットは、受動態がつくりやすいことです。

 Somebody robbed me of my money. という順であれば、その受動態は、I を主語に出来ます。「私は金を盗まれた」というのはよく言いたくなる受動態ですよね。それを

 I was robbed of my money. ときれいに言えるわけです。

 一方、もし
 Somebody robbed my money of me. という順だと、I was ... という文が作れませんね。

 個人的には、そこらあたりにも逆転の動機があったのではないかと推測しています。
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depriveに関係するフランス語のpriverという動詞はpriver+人+de(=of)+物、になりますから、英語はそれに準じているだけでしょう。

A(人)は略せないわけですから、「物を盗む」よりは「誰だれから盗む」が主意なのではないでしょうか。
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2つの目的語を取り得る状況の場合にどちらを先にするかという課題ですが、



rob の目的語はあくまで「人」だということですね。Some one tried to rob me. They robbed the bank. man who robbed bank 銀行を襲えば取られるのはお金に決まっていますから、お金という単語は重要ではなく、銀行に入ったことが情報であるというふうに解釈して欲しいわけです。どうしてもものを付け加えたいというなら of を使えば良い。What did highwaymen say to robbed people? などの言い回しでも robbed は形容詞として「人」にかかります。

deprive も同じことで、その目的語はあくまで「人」だということですね。emotionally deprived children (めぐまれない) と言いたい場合も「人」がテーマです。deprived area (貧困地域) も何を奪われたかということよりも「地域/人々」がテーマなわけです。

お金や物を取る方を先に言いたいときには steal とか別の単語があります:Someone stole my bicycle. He discovered that his car had been stolen. stolen car / stolen money と形容詞的にも使います。
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そういうふうに疑問に思うことは英語を理解できているということです。



今の学生はせっかく,このことを説明してもぴんとこないんですね。
rob 人 of もの
clear 場所 of 人・もの
なんかもそうですが,「~から」が日本語と逆になる。

私も学生時代は,何かの本に書いてあった,英語では関係が逆で,
「ものから人を引き離す」感覚だよ,というだけで無理やり覚えていたように思います。

とにかく,一番,わかりやすい rob でいくと,
rob O で「O に襲いかかって略奪する」そういう目的語だと理解することです。

だから,rob の後は the bank とか,his house でもかまいません。

of の方は「~から」分離で,ここはどうしても日本語と逆のようにはなりますが,
O と of 以下の間で「同格」という説明も見たことがあります。

marry とか,survive など日本語に訳してしまうと「~を」と感じられないものがいくつもあります。
mark, underlie, characterize
fish the river(ちょっと古い英語ですが)
日本語に訳すというのでなく,それが目的語として対象となっている
と英語として理解することです。

ドイツ語には2格(英語でいう所有格,すなわち,of もそれに近い)を目的語にとる動詞というのがあり,
英語でもそれに近い感覚で of が動詞や形容詞と結びつくことがあります。

だから,この of もあまり「~から」にこだわらず,
まず,襲いかかる目的語がきて,その後に of をはさんでそこから奪うものがくる。

私は日本語に置き換えことなく,
deprive A of B という英語を見ると,自然に意味合いが感じられます。
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