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酸化剤と還元剤の見分け方がよくわかりません。

KMnO4のMnの酸化数は+7ですがMnが安定する酸化数は+4ですよね?

+4が+7になってるので酸化剤、という考え方で良いのでしょうか?

またS nCl2のSnの酸化数は+2ですがSnは+4が安定する酸化数なので

+4が+2になってる=還元剤でいいのでしょうか?

化合物の酸化数を求めて酸化剤か還元剤かを求めたいのでパッと見分けたいです。

A 回答 (2件)

だいたいあっているのですが、決定的な判断基準としては不適です。


>+4が+7になってるので酸化剤、という考え方で良いのでしょうか?
と言う判断基準は「安定なときより酸化数が大きいから」というものでしょう。
しかしこれは方向が逆です。
Mnの酸化数が+7であるKMnO4は硫酸酸性下では安定なMn^2+、中性~塩基性下ではMnO2になりたがります。もしその反応が起これば酸化数が減少するので酸化剤と言えます。

同様にSnも方向を逆に考えましょう。
SnCl2は、安定なSn(+4)になろうとして還元剤として働きます。
ただ、SnCl2水溶液にAl粒を加えたら、単体Snが析出するでしょう。
この場合はSnCl2は酸化剤です。

このように、その試薬がどのような反応を起こすかで、酸化剤であるか、還元剤であるかを言うことができます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/27 19:25

 酸化剤であるか還元剤であるかは、起きた反応において判断すべきで、その物質がもつ固有の性質ではありません。


 反応、あるいは相手によって酸化剤にも還元剤にもなりうるのです。

 マグネシウムを二酸化炭素雰囲気中で点火すると、マグネシウムは酸化マグネシウムに参加されますから、二酸化炭素は酸化剤ですが、酸化鉄と共に加熱すると酸化鉄は還元されますから還元剤です。

KMnO₄が常に酸化剤として働くわけではなく、あくまで酸性と言う条件が必要です。

>化合物の酸化数を求めて酸化剤か還元剤かを求めたいのでパッと見分けたいです。
 これは違います。
★化学反応の前後で相手が酸化されれば--あるいは自身が還元されれば酸化剤
★化学反応の前後で相手が還元されれば--あるいは自身が酸化されれば還元剤
★酸化されたか還元されたかは酸化数で判断する。
★それぞれの酸化数は
 ⇒酸化数 ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96% … )
 のルールによって決定する。

 のであって、化合物だけを見て決定することは出来ません。
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