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還元力のあるカルボン酸はギ酸以外にありますか?

A 回答 (2件)

例えば酢酸を燃やすと水と二酸化炭素になります。

その反応で酢酸は還元剤として作用しています。
なので、その反応においては還元力があることになります。
ギ酸は金属ナトリウムと反応し、水素を発生します。その反応でギ酸はナトリウムを酸化していますから、酸化力を示したことになります。すなわち、その反応においては酸化力があることになります。
何が言いたいかといえば、酸化とか還元とかというのは反応におけるその物質の役割であり、相手があって初めて成り立つものです。なので、「還元力がある」というのは極めて曖昧な言い方であり、その「還元力」とやらを明確に定義しなければ議論できないことになります。また、カルボン酸というのも曖昧であり、前の回答でも指摘されていますように、COOHを持ちさえすればカルボン酸ですので、それ以外の部分に酸化されやすい官能基があれば還元剤として作用することもあるでしょう。たとえば、分子内にアルデヒド基を持つカルボン酸であれば、アルデヒドと同様の還元力をもつでしょう。

で、あなたのいう「還元力」の基準はなんですか?
こういう質問をするのは高校生でしょうけど、高校化学で出てくる有機化合物の還元性というのは、入試問題と解くときの「お約束」にすぎません。化学的な意味は乏しいです。で、そのお約束というのは、「銀鏡反応を起こす」あるいは「フェーリング液を還元する」ものを「還元力をもつ」と称しているだけです。実にバカバカしいことですが、そういったくだらないお約束の世界において、「Aは還元力をもっている」というのは「Aはアルデヒドまたはギ酸である」というのと完全に同義になります。なので、その世界で話をするのであればギ酸しかないと考えても良いでしょうけど、それは高校化学でのみ成り立つ話です。一般的な有機化学の世界では通用しない話です。
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COOH(カルボキシル基)を持つ分子をカルボン酸と呼びます。


つまり「R-COOH」であればカルボン酸と呼べるわけです。
RがH(水素)の場合、ギ酸(HCOOH)となるのですが、「HCO」の部分がアルデヒド基と呼ばれ、還元性を示す部分ですね。
また「COOH」が2つ繋がった(ジカルボン酸である)、シュウ酸に還元力があることは習うと思います。
さて他には、RCOOHであればいいので、Rの一部に還元力のある部分が存在すればいいので、無いわけではありませんが、例をあげれるほど有機物に詳しくないので悪しからず。
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