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大学院まで進学を考えているのですが、一般的に言って就職の際は大学院で研究した内容を生かせるような企業へ進むことが多いのでしょうか?
例えば光通信系の研究を大学院で2年間したのちに、全く方面の異なる電力会社に就職する場合、就職してから新たに猛勉強する可能性が高いですか?

また、自動車業界に就職するとして、大学院で2年間超音波によるセンシング技術について研究していた場合、就職後に分野の異なるエンジンやモーターなどの制御の研究を行う部署で働くことはできるのでしょうか?
それとも大学院での専攻が考慮され安全装置の開発を行うような部署に配属されるのでしょうか?

自動車業界にかかわらず、一般的に企業への就職に際しては、企業サイドは大学院での専攻を生かすような部署に配属するつもりで採用するものでしょうか?

あるいは、修士まで研究したところで、その程度の知識では企業に入社してから大きく役立つわけではないため、就職にはほとんど関係ないという意見も聞くのですがこちらの意見の信憑性はどうでしょうか?

みなさんのご経験をもとに回答いただけますと幸いです。

A 回答 (2件)

 大学院(修士課程)での研究(あるいは専攻内容)と就職したときの配属部署あるいは担当業務はそれほど関係ない、というのが大手企業の多くの実態ではないでしょうか。



 大学院で超音波センシング技術を研究した院卒が大手企業に就職して、経理や人事に回される可能性はまずないと思いますが、営業(技術のことが分かる営業)の可能性は若干ありえますし、生産管理・製造技術・品質管理を担当する可能性は多分にしてあります。もちろん設計・技術開発・研究などの部署に配属される可能性がいちばん高いのでしょうが、仮にそうであっても専攻した超音波センシングにピッタリ関係する業務を担当するという、そんな都合のよい可能性は僅かです。

 大手企業が院卒を採用する場合はその人の研究(あるいは専攻内容)を見て決めるよりも、どういう分野(電気か機械か化学か情報か…)の高等学問を収めてきたかということで判断するのであり、どの部署に配属するかは社内各部署の人材に対するニーズ(こういう分野の人が何人必要というニーズ)で決まります。

 こうして配属先の部署が決まれば、その部署でもどんな仕事をしてもらいたいというニーズであるわけで、貴君の希望も聞きながら何を担当してもらうかが決まります。あなたの専攻に合わせて仕事を用意してくれるわけではありません。順序が逆で、会社側にニーズがまずあって、(入社した院卒が何人もいれば)そのニーズによりふさわしい人を割り当てるわけです。

> 企業サイドは大学院での専攻を生かすような部署に配属するつもりで採用するものでしょうか?

 専攻は聞かれるでしょうが、専攻に合わせて仕事を見つけてくれるわけではありません。配属にあたっては貴君の希望は聞かれるでしょうが、必ずしも希望どおりには行きません。

> 修士まで研究したところで、その程度の知識では企業に入社してから大きく役立つわけではないため、就職にはほとんど関係ないという意見も聞くのですがこちらの意見の信憑性はどうでしょうか?

 概ねその意見のとおりです。大学や大学院で学んだ知識は専門的な基礎知識であって、ビジネスの世界では即戦力になりません。まったく役に立たないとは言いませんが、貴君の大学院での研究成果がすぐに貢献して企業が大喜びするなんて可能性はまずありません。
 貴君が大学院で得た全般的な高い知識を、就職先の企業(あるいは配属された部署)のニーズに如何に合わせて応用し、自己啓発をし、勉強もOJT(仕事をしながら知識も技能も高めていくトレーニング)もし、それに応えていくかが、重要です。
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この回答へのお礼

将来仕事を行う上で自分の大学での専攻により携われる業務が限定的になるのではと不安でした。ご回答いただき再度研究に対してモチベーションが高まりました。詳細なご回答ありがとうございました!

お礼日時:2013/02/22 19:49

春からメーカーの研究員になります。


工学系M2の院生です。

質問者さんのおっしゃりたいことはとてもよく分かります。私も同じことで悩んだことがありました。大学院や研究室を選ぶ際に、就職先もこれで今後の道が決まってしまうんじゃないか!?と思いましたよ。

結論から言うと、
就職後の分野と学生時代の研究分野が全く同じというのはほとんどないと思います。
ただ、研究を支えている基礎分野はしっかり見ています。
私は化学系なので電気、機械系で例えることが出来ないですが、化学なら有機化学か?無機化学か?生化学か?
このレベルです。
機械なら材料か、駆動かになりますかね。

就職活動では学生の専門性の高さを見ています。
専門性が高いというのは、研究のやり様で分かります。
かなり深くまでやっていたら、入社して技術をやらせても相当やってくれると期待できますね。分野が変わっても基礎が同じなら必ずやってくれるでしょう。

行きたい会社、やりたい技術に憧れて大学院、研究室を選ぶのは悪いことではありません。
そういったモチベーションは研究を進める力になります。
がんばってください!
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この回答へのお礼

研究室での専攻がそのまま将来の仕事に直結し、選択肢が限定的になるのではという危惧がありましたので、ご意見は大変参考になりました。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/22 19:45

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