大学院(東大医学系研究科)の受験勉強したいのですが。
東京大学大学院の医科学専攻(医学部以外の大学卒業者対象)を受験することを決めました。ただし5ヵ年計画くらいを考えています。というのも、私は大学は文系でしたので理系の知識はせいぜい高校の生物・化学止まりです。そこで、今から5年間の受験勉強計画(参考書など)の指導いただければと思います。ちなみに、今のところ受験科目は「英語」と「生命科学」とありました。(特に後者が心配です)
回答(5件)
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すでに立派な回答が出ていますので、少しだけ補足させていただきます。
東大医学系研究科のHPを見ましたが、ご希望の分野が医学系研究科の中で医科学専攻に属するのか、健康科学・看護学専攻に属するのかが、わかりません。前者はカリキュラムから見て、化学や生物について広範な知識が必要なように思われます。後者は、属する研究室にもよりますが、文系出身の方も入学されているようです。
いずれにしても、ご希望の分野の研究には、やはり最低限の化学・生物学の知識が必要かと思います。入学試験のためというより、入ってから後、研究を遂行するために、不可欠のものです。
私は化学系の者なので、化学に重点をおいてお話します。
生物の働きを化学の方面から研究するのが生化学です。その生化学の前提として、有機化学の知識が必要です。その有機化学を理解するためには、化学概論(あるいは一般化学)と呼ばれる科目の知識が必要です。
化学はこのように体系的な学問なので、順序を踏んで学ばなければなりません。文系の方でも一般教養科目として化学を学んでおられるかもしれませんが、それが理系の人たちが1年生で学ぶ化学概論と比べて十分なものか、吟味する必要があります。おそらく十分ではないのではないかと思います。
また、生体内での反応は物質だけでなく、エネルギーの出入りもあります。これを理解するには物理化学の知識が必要です。物理化学を理解するためには、微積分など、ある程度の数学の素養も求められます。
このように、学ばねばならないことは、たくさんあります。
しかし、必ずしも悲観する必要もありません。理学部化学科や薬学部の人が学ぶような有機化学や物理化学をすべて学ぶ必要もないからです。例えば有機化学でも、合成関係の知識は医学の研究には必要ないでしょう。物理化学でも、量子化学などはとりあえず知らなくても大丈夫です。ただし、熱力学(物質の変化にともなうエネルギーの変化に関する学問)だけは、しっかり理解しておく必要があります。数学も微積分など、限られた分野をしっかり理解すれば十分です。大学受験の数学のように、ややこしい問題が解ける必要はなく、原理的なことが理解できればよいのです。
このように、何を学ばなければならないか、ということと同時に、何を学ばずに済ませるか、ということも、限られた時間を有効に生かすためには重要です。
結論としては、前の回答者の方がおっしゃるように、やはり理系の学部への学士入学が早道かと思います。しかし、厳しいことを申し上げて恐縮ですが、「理系の知識はせいぜい高校の生物・化学止まり」ということが気になります。現在の状況では、たとえ理系学部に学士入学しても、授業についていくのに、かなり苦労されるのではないでしょうか。
とは言うものの、それなら1年生からやりなおし、というのも4年かかってしまいますから、いかがなものかと思います。
そこで提案ですが、もし来年度(4月以降)、学校に行かれる予定がないならば、とりあえず、私が上に書いたような分野の基礎的な勉強をされてはいかがでしょうか。
その間に折をみて、希望される教授の研究室を訪問されて、今後の勉強の仕方なども含めてご相談なさるのが良いかと思いますが、いかがでしょうか。
実験科学系の研究室は、勉強する所ではなく、研究して成果を出す所です。この点が、文系の方には、わかりにくいところかもしれません。教授の決めた研究テーマに沿って、大学院生はそれぞれのテーマを分担し、研究成果を挙げることを求められます。いわば徒弟制度のようなもので、大学院生は一種の労働力でもあるのです。ですから、入学前には十分な基礎力を備えていただきたいのです。
実験に慣れるということも重要です。これも経験を積むしかありません。
数年かけても実現したいとの堅いご決意であれば、必ず先方に通じるでしょう。
↓のサイトに、興味ある情報がありましたので、ご覧ください。
ちなみに私は生物化学を専門とする者です。化学などの勉強について、疑問がありましたら、私にできることであればお答えしますので、ご質問ください。(私よりもっと優れた回答者の方もたくさんいらっしゃいます。)
困難は予想されますが、ぜひ夢をかなえられるよう、お祈りいたします。
がんばってください。
この回答へのお礼
詳しい情報提供をありがとうございました。ご指摘のとおり、生物や化学の知識が非常に心もとなく、今のままでは全く意味がないことを痛感しております。アドバイスのように、今からでも少しずつ、これらの知識を習得していこうと思います。まずは、概論書から入るのが筋ですよね。で、それから、専門的な方向へと。ということで、今後勉強していく上での相談に随時のってくだされば幸いです。よろしくお願いします。
緘黙を研究した人が身内にいます。教育学部出身で、大学は教育心理学研究室で、大学院は他大学の臨床心理学系です。もちろん医師ではなく、臨床心理士として現在活躍しています。
いろんなケースがありますが、学部研究生で教授が許可すると研究室である程度勉強できます。気に入れば、本格的に勉強しなおし、一般入試で大学院に入学し、修士課程で研究できるようになれると思います。
しかし、最善という選択はどれかは不明です。医学部に学士入学する手も内部の人間なら可能ですが、文系からは不可能に近いのです。同級生や後輩で学士入学した人を知っていますが、理科2類のトップクラスの人でした。医学部に入学できてもそれからが大変ですので、必ずしも目的を達成できるわけではありません。
しかし、生物系の大学はよい選択の一つと思いますので、学部研究生より、大学をやり直すことを研究室でもすすめられるかも知れません。一度アポをとって、教授と話をすることをお勧めします。忙しいので、場合によっては研究室訪問して研究室の人と話しをして、いつならアポがとれそうか探ってからの方がいいと思います。
この回答へのお礼
詳しくアドバイスして下さり、ありがとうございます。確かに何が最善かは分野にも、その人にもよりますね。とにかく夢を実現するため幅広く意見を聞きつつゆっくり進んで行こうと思います。
No.3ベストアンサー20pt
No.2です。
臨床系というのは、基本的に大学病院の臨床も診る教室です。例えば、内科、外科、その他、病院にあるような科です。臨床系では、通常、例えば、第一内科と内科学第一講座の教授、助教授はそれぞれ兼務といった形で、同じ先生が、大学病院の科と大学の講座(研究室)を持っています。基本的に教員は医師です。従って臨床系は、基本的には医師免許が必要ですので、医学部を卒業することが必要です(大学院で医師免許が取れないのはご存知ですよね)。
基礎系は、生化学、病理学、薬理学、生理学といった基礎医学研究、教育を行ないます。必ずしも医師免許を持つ必要はありませんが、教員は医師免許を持つ人が多いです。従って、そこで教員になろうと思ったら、医師免許も持っていたほうが有利ということになります。
なお、臨床の先生が研究のために基礎の研究室に行かれることもあります。例えば、私の知っているある内科の先生は、生化学の研究室で研究されてます。
すでに、やりたい研究まで決めておられるようですので、No.2のアドバイスは、無視していただいて結構です。ただ、補足を見て感じられたのは、失語症の研究をなされるのなら、医学部を出られて、医師免許を取られてから、博士課程に進まれた方が、研究の幅が広がるのではないかと感じました。
この回答へのお礼
さっそくのご回答ありがとうございます。おかげさまで両者のちがいが理解できました。さらに、医学部進学のアドバイスまでいただいて恐縮です。みなさまのご意見を参考に検討させていただきます。
基本的にNo.1の人と同意見で、生物系の大学にまず入ることをお勧めします。
ところで、文型の方なのに、なぜ東大の医科学研究科なのでしょうか?
医科学研究科は、最近できた医学部の大学院の修士課程ですが、まだできたばかりで将来が不透明です。医学部は6年生でこれまで博士課程しかなかったわけですが、臨床系の人気が高く、基礎系の人材不足解消のための設置である点が否めません。さらに、基礎系の先生方もどちらかというと医学部出身者優先で、他学部出身者は、少数派です。
医科学研究科の修士修了時点でどのような進路をおとりになるかわかりませんが、実績のある他学部(理、工、農、薬系の大学院の方が安全だと思います。
まずは、生命科学系の学部に入って、基礎知識を付けてから、大学院進学をされることをお勧めします。
この回答への補足
#1さんの補足にも書きましたが、杉下先生のところで失語症の研究をしたいと思っております。ですので、修士後は、博士課程に進学したいと思います。それから、「基礎系」と「臨床系」の違いというのが、部外者の私にはあまりピンと来ないのですが、どういったものなのでしょうか。よければ、お教えください。
No.1ベストアンサー10pt
何を研究したいのか、希望の研究室はどこかが一番大事です。
学士入学で生物系、薬学系、農学系の大学に編入し、2年から3年で卒業することが近道であり、評価されます。
なぜ、希望するのか、学位を取れる可能性があるのか、専門的な基礎知識はあるのかが面接、小論文で問われます。
入学しても研究能力がまったく無いと判定されると、基礎研究関係以外の研究室の教官が受け入れを拒否します。まず、大学レベルの生物の基礎、化学の基礎は勉強する必要があります。東大は昔から門戸を広くしていますが、基礎学力と意思を評価します。肩書きだけ大学院生というのは嫌がられます。
大学研究生、いわゆる学士研究生の状態で数年研修させてもらい、一般の人と大学院の入学試験を受ける手もあります。研究生も病院の臨床専攻でなければ、教授決済で入学が許可されます。私は大学院を出てから製薬で研究職を経験してその後出戻りで大学院研究生として臨床に戻った経験がありますが、その時も教授決裁の入学でした。
学費は大学と同様に高く、しかも学割が使えずに無料奉仕状態でしたが勉強は十分させてもらえました。研究生から大学院に入りなおした人も数名知っています。しかし、博士は取らなかったみたいです。修士は比較的取得できますが、論文は必要なので、英語は確実にマスターしておきましょう。
生物系大学を経験しなおすことを強くお勧めします。
この回答への補足
ありがとうございます!杉下先生のところで失語症の基礎研究に携わりたいと思っております。ということは、杉下研究室の研究生にしてもらって、何年か勉強して正式に入学する、という道をとるのが最善なのでしょうか。
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