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あかりを点けましょ雪洞に... で始まる「うれしいひな祭り」。
昭和初期に作曲されて必ずしも古い曲ではないと思いますが、楽しいお祝いの歌がなぜ悲しい短調なのでしょうか?

A 回答 (7件)

なぜ、と聞かれたら、作曲されたご本人に尋ねるしかないのでしょうが、想像はできます。



短調のメロディーがもの悲しい、というふうに感じられるのは、昭和でも、かなり後期になってからの人の感覚なのではないかと、わたしは個人的には感じております。

短調の響きそのものには、どことなく哀愁が感じられます。しかし、曲全体を通してとなると、どうでしょうか。

戦後の日本を勇気付けた「リンゴの唄」も短調でした。「青い山脈」も短調です。どちらもご年配からは、「あの音楽の軽快さと明るさに、力づけられた」という感想を聞きます。現在においても、短調の曲が悲しいという印象を受けるとは限りません。

また、「ひな祭り」には、わたしは、「みやび」を感じます。雅楽の雰囲気です。ひな祭りは古(いにしえ)からの祭り。ですから、日ごろは跳ね回っている女の子たちにも、この日は少し、みやびにかしこまってもらって、ちょっと大人の気持ちでお祭りを…。

そんな願いから、あのメロディーになったのではないかと思われます。この曲は、短調というよりは、日本音階の、陰旋法(みやこぶし)といったほうが適当のように思われます。

ピアノの伴奏より、琴や、鼓などをバックにしたほうが似合うと思いませんか?
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はじめまして☆こんにちわ☆


この間この曲についてちゃおっとしたエピソードを聞いたので回答してみました★

この曲の作詞者の方の娘さんは幼いころに亡くなられたそうで、その娘さんへの気持ちをこめて作詞されたそうです。そういう曲にこめた思いから短調で落ち着いた感じなのではないでしょうか?

確かなことは分かりませんが参考までに☆
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私もこの質問はとても素敵な質問のように思われました。

そのような質問を考え出すところが何故か素敵に思いました。・・・結局答えになってないのですが・・。短調の曲=悲しい、暗い、さびしい、などどちらかというと心にマイナス系の響きを与える印象が多いとは思いますが、逆に楽しい、嬉しい、愉快、・・など心がプラス系のものでも短調のものは沢山あると思うんです。ただ一つの曲はほんの数秒から、何分にもわたって作られているものがありますよね!自分たちの耳にする曲は、殆んどといっていいほどアレンジされているものを耳にします。コードネームとか、楽器の編成とか、音色の変化とか、テンポとか、ビートのノリとか・・・もっともっと考えればいろいろだと思います。あと、重要なのは曲の中で行われる転調というのも考えられます。たとえば、クラシックの名曲・・ベートーベンのの「エリーゼのために」などは短調ですが途中で一瞬長調になる場所があったりしています。更に・・かなり前になりますが、この曲をポップな8ビートに乗せてアレンジされた「キッスは目にして」などという曲は軽快さがあり、確かに短調がベースになってますが楽しい踊りたくなるような曲だったり、スマップの「夜空のムコウ」なども短調の種類の楽曲ですが、悲しい・・・というより切ないとか、素敵とか、綺麗とかに感じます。つまり・・・ひな祭り自体は「嬉しいもの」だけれども、この時代に作られた、子供たちが楽しくひな祭りで過ごしている様子を現している、何か懐かしいような、かわいらしいような、そんな感じがしませんか?短い曲なので、転調もしてないし・・。時代に合った楽しさ、嬉しさ、かわいらしさが出てるのだと思います。この曲を、いまどきのアレンジャーに頼んで、アップビートで、ノリノリにしたら、悲しいどころか「うるさいひな祭り」・・な~んてタイトルになっちゃったりして・・・(笑)へんな答えですみません。音楽は心の中に何かを感じさせてくれるものなので、この曲はこの時代のイメージが出ているような気がしました。
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「うれしいひなまつり」は短調といっても、いわゆる「ヨナ抜き」の短調で短音階の第4音が1回だけ、第7音(導音)は一度もでてきません、西洋音楽的な短調とは性格の異なるものです。



これはNo.2の方の回答にもあるように、日本音階の「陰旋法」の感覚を西洋音楽の語法に当てはめたものです。民謡に多い陽旋法を思わせる長調よりも、お琴などの上品な音楽を思わせる短調で作られているのは、むしろひなまつりにはふさわしいのではないでしょうか。
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この質問を読んでおもしろい視点だなぁと思って、自分なりに考えてみました。


私は、なんとなくですが、日本人の美意識がそうさせるのだと思います。
日本人は、西洋やアメリカに比べると、はかないものに美を感じる性格がある、と言われています。桜の花で花見をするのは日本人くらいだし、私たちは桜の花びらが風邪に吹かれて散っていくその瞬間にも美を感じることがあります。「さくらさくら」の歌も暗い調で書かれています(いつ作曲されたのかは調べていないので分かりませんが、もし大正や昭和の頃に作曲されていたなら西洋の音階のイ短調ですよね)。

あと「うれしいひな祭り」が短調で書かれたもう一つの理由として思い浮かぶのは、「日本らしさ」や「日本人の心」大切にしたのではないかな、ということです。
日本に西洋音楽が導入されたのは、明治時代の時で、明治維新の際に、初めて調性がある西洋音楽が伝えられました。それまでは、日本にハ長調だとか、ニ長調、イ短調、イ長調(シャープ3つの調とか)そういうものはありません。だから存在していたのは日本特有の音階(ドレミソラド)だけで、明るい調とか暗い調という概念はまだなく、日本の音階で書かれた音楽でした。
でも、明治時代の西洋音楽が伝わり、山田耕筰が西洋の音階を使った作品を数多く書き、その後、「日本人のアイデンティティとは何か」という問題が浮上し、琴や三味線などの邦楽器を使いつつ西洋の音階を用いるという「邦楽器が奏でる洋楽」が書かれるようになり、さらにその後その価値観が転換し、西洋の音階を用いつつ邦楽器や日本的な響きをを用いて音楽を書こうという「洋楽が奏でる邦楽」が書かれるようになり、それが今にまで続いています。
つまり、日本人は西洋音楽が導入されて以来、「日本人のアイデンティティ」について深く考え、西洋音楽を導入しつつ、日本らしさを失わないためにはどうしたらよういのか、ということを考えるわけです。
全て西洋化してしまったら、日本人のアイデンティティは失われてしまうので‥。
「うれしいひな祭り」が短調で書かれたのは、明治維新前に日本にあった日本の音階(ドレミソラド)のように、今の価値観から考えて暗いと感じるこの音階の特性と、日本らしさと何かということを考えて、西洋音楽に溶け込んで日本らしさが失われていかないように、あえて短調で書き、そのことで「日本人のアイデンティティ」を表現したのではないでしょうか。

と、音大生の勝手な想像なので、ご参考までに。
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子守唄でも短調が多いですね。


日本各地のお祭り行事における陽気で賑やかな祭囃子の笛のメロディだって、短調が圧倒的に多いと思います。
それに、雛祭りの歌をそのまま長調にしたら、とても変になりますよ。
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こんにちは。



 二番の歌詞からすると,この歌は妹が嫁いだ姉のことを思い出しながら,ひな祭りを迎えているシチュエーションの歌なんじゃないかと思います。
 この歌が作られたのは昭和11年ですので,妹がいまひな祭りに興じる歳だとすると,姉はまだ年端も行かない頃に嫁いでいったのでしょう。おそらく15歳か16歳くらいだったでしょうね。姉妹はいつも一緒に,ひな祭りを楽しんでいた。その姉の姿は,この家にはなく,妹一人だけのひなまつり。妹は,姉と一緒だったころのひな祭りを思い出し,官女の白い顔を見てふっと姉がそこにいるかのような思いにとらわれる。楽しい中に混ざった悲しい気持ち……短調が合うと思いませんか。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
なるほど、1番は導入部分で、核心は2番以降にあるわけですね。

お礼日時:2004/03/06 14:55

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