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私の神道の知識は 山蔭基央『神道の神秘』 が中心となっていますのでその前提でお願いします。

神道では普通、死後、幽界に行きますが、幽界の霊は子孫に拝まられなければ幸福になれないと聞きましたが、その拝む子孫がない場合はどうなるのでしょうか?霊の成長は止まり、幽界の霊以上に高級な霊にはなることができないのでしょうか?よく、死者の霊は子孫を守ると聞きますが、その子孫がない場合は暇するのでしょうか?
だとすると神道は子供を作り、かつその子供もそのまた子供もずっと子供を作り続け、かつそれらが自分を拝んでいることが大前提なもので、非婚派の私にはかなり相性の悪い宗教に思えますがどうなのでしょうか。よろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

彼らの経歴が正しいとすれば、明治時代までに生まれた数多い神道の一つであり、コレが神道とは考えないで下さい。


神仏混淆の時代、もともと教理経典を持たない神道は新たに入ってきた仏教に対して全く無防備でした。理論武装をした仏教は瞬く間に神道を管理下に入れてしまい、以降神仏習合の時代を過ごします。江戸時代幕府は仏教を重んじた為に逆に神道を復古させようという動きが生まれ、多くの国学者が神道に解釈を加えて教義を作りました。
しかし所詮は教理を嫌う神道に対して無理やり教義解釈をしているのでお互いに連携を持つことは出来ず、バラバラな状態でやがて多くの神道が消えて行きました。
明治時代に新政府は天皇中心の神道国家を作るために国の管理下におこうと考えました。しかし統一見解の無い神道では逆に混乱を起こし、結果的に祭祀中心で教義を捨てた神道を確立しました。コレが神社神道です。
従って現代の神道も祭祀作法を中心としており、教義は存在しません。つまり死んだらどうなるなどということもナイのです。唯一古来より繋がっている事は死者を神として祀ることです。それは藤原氏の八幡宮などのように古代の氏族の先祖が今でも神として祀られていることからも理解できます。
人は死して神となるのですから神社神道においては子孫が祈らなきゃ霊の成長が止まるなどという思想はありません。
第二次大戦後この国家神道は廃止され、直後にこの流れを汲む神社本庁が設立されました。従って日本の大半の神道(神社神道)では「教え」というものはありません。全ては私達がそこから感じ取るだけです。

一方で教義を捨てる事に反対する勢力がありました。出雲大社などもその仲間です。これらの神道は国家管理の神祇庁を抜け、キリスト教などと同じ宗教局に登録をして「新宗教」(新興宗教ではない)として活動を広めました。出雲大社教、御嶽教、天理教、金光教などがそれにあたります。なので、山陰神道もその中の一つなのでしょうね。

要するに『非婚派の私にはかなり相性の悪い宗教』なのは神道ではなく山陰神道という事でしかありません。
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この回答へのお礼

なるほど、私は数少ない出典から付け焼刃的な知識を得ていましたが、改めて神道とは何かということについて知ることができそこから疑問についての答えを得ることができましたので嬉しく思います。『神道の神秘』はウチのは最近蔓延してる創唱的なのとは違うんだ!というようなこと行ってましたが山陰神道もまたそのようなものですのね。ありがとうございました。神道はやはり親近感のある信仰ですね。

お礼日時:2013/03/10 03:28

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