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現在、政府がインフレターゲットを2%に設定する(した?)という話をくり返しニュース等で耳にするのですが、たしか学生時代、「予想インフレ率を引き上げられれば、実質金利を下げられるが、それは日銀が操作できるものでもないし、手法もない」といったようなことを教わった記憶があります。

そもそもインフレターゲット2%というのと、予想インフレ率を上げるということを同一視しているのが正しいかどうかも不安なのですが、その辺りを含めて、インフレターゲット2%というのがどこまで現実的なのか、また現実的だとして、どのようにそれを実行するのか、教えて下さい。


…ちなみに、国債を新規発行して、公共事業(需要)を増やす、という政策は、関係があるのでしょうか。

A 回答 (2件)

> そもそもインフレターゲット2%というのと、予想インフレ率を上げるということを同一視しているのが正しいかどうか



正しくありません。
インフレターゲットというのは、現実のインフレ率を金融政策を通してある一定の割合にしようとする場合の、その目標とするインフレ率を指します。
予想インフレ率は、市場が予想する将来のインフレ率です。
この二つは異なっています。

インフレターゲット政策は、北欧を中心とした国々が高インフレに悩まされたときにインフレを抑えて低インフレにするために用いられてきましたが、デフレ・低インフレをマイルドなインフレや高インフレに引き上げるために用いられたことはありません。
勿論、かつて使われたことがないから効果がない、などということは言いませんが。


> 予想インフレ率を上げる事は本当に可能なのでしょうか

可能か不可能か、ということであれば、理論的には可能でしょう。
ただし、一定の予想インフレ率を維持するように管理することは、予想インフレ率自体を把握することがほとんど不可能なため、不可能でしょう。


> 国債を新規発行して、公共事業(需要)を増やす、という政策は、関係があるのでしょうか。

これは財政政策です。同じく景気対策・経済政策の範疇ですが、金融政策とは異なるものです。
ただし、金融政策と財政政策は車の両輪で、どちらかだけではうまくいかないことが知られています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
そもそもの認識が間違っていたのですね、参考になりました。

お礼日時:2013/03/10 20:25

浜田宏一 内閣官房参与によると、(最近2-3日の発言)インフレは結果的に1%でもよい、景気が改善するならば、と言っています。

厳密に予想できることではない印象があります。

もちろん、日銀はいくらでもお札を印刷(単にコピーするだけ)できますから、原理的には2%以上も可能です。

よろしければ、(ほとんどすべて読んでいただく必要がありますが、)私のトピも参照。www

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7901923.html
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