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あの、ちょっとした疑問なんですが、

世界恐慌って歴史で習いましたが、
その影響で農産物の価格が暴落し、失業者があらわれたみたいなこと書いてましたが、

価格が暴落というのは、安くなるんですよね。
それは、いいことではありませんか。
なぜ失業者がでるんですか。

という、疑問なんです。教えてください。

A 回答 (5件)

購買者あるいは」消費者からみれば低価格であれば、便利ですが、生産者からみれば生産コストを下回る価格になれば、損害となります。


生産者は生活できなくなります。つまり失業です。
 つまり、円高で安い輸入品がたくさん流入すると、生産コストが高く製品の売り出し小売価格が輸入品より安価にできなければ売れなくなってしまいます。
 ただし、高くても輸入品より安全で、高品質であれば売れます。国産の食品が今見直されているのは、中国の餃子事件などがあったからです。
 
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>中2



基本的な部分から流しますね。
日本は朝鮮特需で経済復興を果たしました。

戦争になると政府は兵器を買います。
景気が良くなります。→紙幣が増えたのでインフレが起きます。

正しい資本主義経済社会では、
「インフレ=好景気」で良い事なのです。

国家の破綻した「インフレ」しか知らないと思います。

ソ連では食料が底を付き、
1ヶ月でインフレで通貨の価値が1/10~1/20になりました。

政府の金庫の金が底を付いた事を知ると、
通貨は価値をまるで失い、物々交換が行われました。

株価が大暴落すれば、世界中のお金が半分以下になります。
無い物は動きません。

工場は生産を中止します。解雇者が街にあふれます。
お金が無いから何も買えません。

町で今日、お金を使って魚を買った人が1人。
この為にトラック輸送、漁船の石油を使えば漁民は破綻します。
残りの魚は腐ります。

農家、漁民、企業は「破産」します。

しかし、安くても、全部売れれば何とか生きて行けます。
これが購入意欲と言う物です。

景気が良く、お金が入り、安心して使える。
でなければ消費者は消費しないのです。
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物を買った時に支払う金額が、どういうものかを考えてください。



あなたはお店で200円でものを買いました。しかし、お店は200円すべてを自分のものにできるわけではありません。お店自身が生産者から直接、または問屋を通して製品を購入する必要があります。多くの同一製品を一度に買ってくれるので割引とかがあり、お店は100円で製品を購入できるとします。そうすると仕入れ値100円、売り値200円で、100円分お店の取り分があるように見えます。しかし、お店を経営していくためには、店舗家賃、従業員の給料、お店の照明や空調に使う光熱費、広告料、法人税などを払う必要があります。全部を一つの商品で賄うわけではありませんが、それぞれの売った商品から、少しずつこれらの経費を出していかなければなりません。仮にそれが商品一つ辺り80円だったとしましょう。そうするとお店としての儲けは20円ということになります。この20円を経営者で配分していくことになります。

価格暴落というのは、これまで200円で売っていたものを200円で売れなくなってしまうということです。200円ではお客さんが買ってくれない、ということになってしまえば、安く売るしかありません。商品が古くなって売れなくなってしまった場合、近くに競合店ができて、そっちが安く値段を付けたために売れなくなってしまった場合、お客さんの購買力が落ちてしまった場合などが考えられます。190円で売れれば儲けが少なくなるだけで良いのですが、180円160円と価格を下げなければならなくなった場合、これまでの経費を出せなくなってしまう状況になっていきます。そうすると、広告を少なくする、従業員を減らして人件費を減らす、日中の照明を切る、などと経費削減をしなければならなくなります。生産者に掛け合って卸値を安くしてもらうということも行なわれます。安くしてもらえなければ、類似の商品で品質は落ちても、もっと安く買える生産者に乗り換えることもあるでしょう。

お店が従業員を減らしたら、そこで失業者が出てきます。広告を少なくしたら、それで商売をしている広告業者の仕事がなくなり、そこで失業者が出ます。日中の照明を切るようになれば、電力事業者の売上が減ります。そこで失業者が出る可能性があります。卸値を安くしてもらえば、生産者側でやはり利益が減り、そちらで同様の経費削減をしなければならず、やはり失業者を出していくことに繋がります。

単なる消費者としては200円で買っていたものが180円150円になれば嬉しいかも知れません。しかし、そうした経済の連鎖の中で、たとえばあなたのお父さんが働いている会社が経費削減をしなければならなくなり、残業代カット、ボーナスカットということになれば、今まで手取りで一ヶ月18万円貰っていたのが12万円にしかならなくなったとします。6万円減ってしまったので、あなたのお小遣いも半額にする、と言われてしまえば、その150円が勿体なくて買えなくなる可能性もあります。購買力が落ちるというのはこういうことです。そうしたら、お店は更に値下げを考えるか、その商品を置くことを止めてしまうことを考えなければなりませんね。
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農産物に限らず商品の価格が急激に下がると以下の状況がおこります



(1)今まで100円で製造し200円で販売していた商品が150円
 でしか売れなくなり儲けが50円も減る
(2)それにともない、製造原価も下がればよいが人件費など急激には
 下げることが難しい経費もあるため利益率が悪化していく。
(3)利益率を回復するため広告宣伝費や人件費など圧縮しやすい経費から
 けずられていくことになり、経済活動が縮小の方向に向かい始める。
(4)特に、人件費の抑制のためにリストラをおこなう企業が増えてくる。
(5)リストラされた人々は生活に余裕がなくなり、商品を買わなくなり
 商品が売れなくなってくる。すると、企業は商品を売るために
 値引き販売を始める。
(6)そうすると(1)のところに話しが戻り悪循環におちいる

これをデフレーションといいます。
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経済というのは、「物価が安くなった」→「消費者が喜んだ」で終わるようなものではないんです。


大雑把に言って、「物価が暴落する」→「企業や農家が儲からなくなる」→「仕事を続けていくことが困難になる」→「失業者が増大する」と考えてください。

物価の下落が不景気を生み、さらに物価を下落させ不景気が悪化することを「デフレスパイラル」といいます。今度このことについて調べてみてください。
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