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 場違いな話かもしれませんが、質問させていただきます。去年米軍がイラクを大規模に空襲したのは、皆さんご存知のとおりですが、その映像を見ていて気になったことがあります。
 ピカピカとイラク軍の高射砲の弾が破裂する光が空にいくつも見られましたが、それによって米軍の飛行機が撃墜されたと言う報道は聞かれませんでした。
 普通に考えると、あれだけ撃ったなら必ず当たっているはずなのに、どうして当たらないのでしょうか?

A 回答 (3件)

現在、諸外国の軍隊で使用されている高射砲の信管(砲弾を起爆させる装置)は、VT(Variable Time)信管という、超小型のレーダーの一種を内蔵し、自動的に目標近くで起爆するようにしたものですが、レーダーを使っているが故に、同じ周波数の電波を電子戦機(レーダー妨害等を行う専用機種)からより強力な出力で発信することで誤作動を起こさせて、目標から遠く離れた所で起爆させることが可能です。

(地上近くで爆発しないのは、砲弾発射後、一定時間経過しないと作動しないようになっているため)

如何にして敵のレーダーをはじめとする電子機器類を妨害し、如何にして自軍の電子機器類を敵に妨害されないようにするかが、現在の戦争の実態といっても過言ではない現状ですので、今回は、アメリカ軍の電子戦技術がイラク軍の対電子戦技術よりも優っていたというところでしょうか。

余談ですが、VT信管の原型は第2次世界大戦中にアメリカで開発され、旧日本海軍はその存在に気づかず(気付いていたとしても当時の日本の技術では妨害することが困難)、マリアナ沖海戦以降、雷爆撃機に多大な損害を蒙ったという代物です。

なお、通常、戦闘機や爆撃機は、対空レーダーによって補足されると警報が鳴るようになっていますし、赤外線探知式の対空ミサイルに対してはフレアと呼ばれる閃光を発する照明弾が、レーダー探知式の対空ミサイルに対してはチャフと呼ばれるレーダー電波を拡散するためのアルミ箔の小片の束が搭載されていて、地上からの攻撃では、滅多なことでは撃墜されないようになっています。(地上からの攻撃は下から上へ打ち上げるだけなので、戦闘機からの攻撃に比べると回避が容易なため)
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こんにちは。


つまりは、飛行機のいない所に高射砲を打ち上げていたからです。
ステルス攻撃機は通常レーダーでは捕捉はまず無理ですから、レーダーと連動した高射砲でも狙いを定め様がありません。

それに対して、夜間攻撃機は赤外線暗視装置で外を見ていますから、砲弾がピカピカしてれば遠くからでもまる見えです。
当然、その近辺を避けて通ればいいわけです。

飛行機は少し離れた所にいても、ミサイルや誘導爆弾はある程度飛んで行ってくれますからね。

あと、軍用機のスピードは第二次大戦あたりから格段に早くなってるので、高射砲による迎撃システムはかなり無理な時代になってるという事もあるでしょう。
マッハ1なら4秒で一キロ飛んじゃいますから。
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こんばんは。


まあ、理屈としてはそうですね。

ただ、元々1%以下の命中率の兵器ですし、
米軍機もそうそう低空には降りてこないし、
かなり難しいのは仕方ないです。

まさに「弾幕」としての使用方法しかない(つまり狙っても意味がない)と分かっている兵器なら、対応も楽そうですし。
(高々度か遠距離からミサイルを撃てばいい)

もちろん、情報操作の可能性は高いので、何機かは失っているかも知れませんし、確かヘリは撃墜されてましたよね。
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