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貿易自由化でWTOとFTAのつがありますよね。
この2つの違いを、やさしく教えてください。

外務省のHPとかみたんですけど、話が専門的過ぎて、
いまいち違いがわかりません。

A 回答 (1件)

WTO(世界貿易機関)は、1995年、それまでの「貿易に関する一般協定(GATT)」の流れを引き継いで設立された組織です。


関税を限りなくゼロにし、諸々の規制をなくして、企業と その工業製品、あるいは農産物やサービスが地球規模の市場で自由に競争できるようにするということを基本的な目的としています。
したがってWTO加盟国には最恵国待遇の実施、内国民待遇の実施、数量的制限の排除等、きびしい義務を課しています。

一方、FTA(自由貿易協定)は、二国間または地域間の協定により、関税や数量制限など貿易の障害となる壁を相互に撤廃し、自由貿易を行なうことによって利益を享受することを目的とした協定です。FTAという組織があるわけではありません。したがって、他国に先んじて協定をむすぶことで優先的な利益を得ることが可能です。
2003年10月現在、155件の協定があり、WTOを補完するものとされています。

主要なFTA: ・地域間: 欧州連合(EU)、北米自由貿易協定(NAFTA、加盟国:米国、カナダ、メキシコ)、南米南部共同市場(メルコスール、加盟国:ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、準加盟国:チリ、ボリビア)、ASEAN自由貿易地域(AFTA、加盟国:ASEAN加盟国と同じ*)
・二国間: 日本-シンガポール、EU-メキシコ、米国-イスラエル、米国-シンガポール(2004/1/1発効)
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この回答へのお礼

WHOは機関、FTAは協定、なんですね。
すごくよくわかりました。

貴重なご意見ありがとうございます。

お礼日時:2004/03/16 08:59

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