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アトランチス大陸発見?といった見出しで書かれていましたが、大陸にしかない花崗岩が深海にあったということのようです。
私の認識では地球は海も陸も地球の殻なので、10Km前後の深さはあまり意味がない。大陸同様海底にも火山があり、噴火して島を作ったりしている。10万年単位で海が陸になったり、また陸が沈降して海になる。何の変わりがあるか?とか思ってしまいます。
それとも、大陸は地球が丸くなって以来そのまま(なぜか)大陸なので、大陸自体が海(の底)とはくっついて居なくて異なったぶちの皮のようなもので、海の上に浮いてあちこち動き回ったり押されてしわがよったりしている、そういうものなのですか?
どなたかすっきりと説明していただければ助かります。
ウィキは大体読んだので、そのまま添付しないでください。大陸移動説は大まか承知していますが、いずれ全体的に対流している(混ぜられている)と思っています。花崗岩は10万年単位の生成物なのでしょうか?

A 回答 (6件)

花崗岩質の地殻が主に形成されるのは、太平洋型造山帯の火山フロントの地下ですが、


約1億年に1回ぐらいの間隔で中央海嶺が沈み込んでくると、
後に花崗岩バソリス帯となるような大量の花崗岩が形成されて、
大陸地殻が増加することになるそうです。

それから最近では各海溝の観察から、付加体が形成されているのは一部の海溝だけで、
ほとんどの海溝では「構造侵食」が進んでいると考えられています。

これは海洋底の海山などによって大陸地殻が削り取られて、
マントルまで運ばれているということです。
約1億年の間に、海溝から火山フロントを含む位置まで侵食されるそうです。

「太平洋型造山帯」丸山茂徳ほか(本文PDFのクリックで読めます)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/ …

つまり今までは大陸地殻は軽いため一度出来ると沈み込むことはないと考えられていましたが、
構造侵食によりマントルまで運ばれて、上部マントル層の下部に滞留しているのではないかと考えられているそうです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
詳しい細心論文のPDFをご紹介いただきました。

やはりこの論文でも大陸に関する記述がほとんどですがそれはしかないですね。おかげさまで勉強が進みました。、

お礼日時:2013/05/17 15:32

伝説では、大陸がわずかな期間(一夜?)で沈んだことになっています。


そんなことがほんとに起きるのか? というのが学者の疑問で、それを確かめるため調査が行われているのです。既存の理論は当てはまりません。

1番の回答に「鍋のあく」という話が出ていますが、私は「カレーなべの表面の膜」と説明しています。鍋の中央から暖められたカレーが上って、ふちのほうで沈みます。このときふちには押し寄せたカレーが固まって盛り上がった部分ができます。これが陸地と考えられています。
http://www5.hokkaido-np.co.jp/motto/20000408/a1. …

普通では、陸地の部分にはカレーがどんどんたまって、盛り上がる一方なのですが、偶然、沈み込むプレートの流れに陸地の一部が引っ掛かって、そのままひきこまれるか(地震と同じで、起きるときは一気に起きる)、偶然で陸地と沈み込むプレートのあいだにすきまができて、そこが陥没したら「一夜で沈む」こともあり得るでしょう。

とはいえ、アトランティスはアジアより大きな大陸とされているので、それが全部沈むというのは考えにくいことです。
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この回答へのお礼

ふーむふーむ様ご回答ありがとうございます。
>既存の理論は当てはまりません。

アトランチスも興味がありますが、日常見る花崗岩のことが気になりました。
まあ千年に一度の現象も理論に組み込まねばならないのが人間の業だと思います。

お礼日時:2013/05/17 15:07

NO.3です。


地質学的に見れば,大陸地殻がマントル内に環流することは有り得ません。
数十億年後には,大陸地殻が増えすぎて,海洋が消滅する・・・陸地しか残らなくなる可能性があります。幾たびもの変成を受けた物質が,元に戻るためには可逆性原理をたどって戻るしかありませんが,それには莫大なエネルギーが必要です。例えば,月と同じくらいの質量の巨大隕石との衝突など。
地球内部の熱は次第に失われて,やがてはマントル対流も停止します。
豆腐を元の豆に戻すことは不可能です。
マントル・海洋底地殻・大陸地殻の相違と変成過程を理解して下さい。
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この回答へのお礼

何度もご回答いただきありがとうございます。

>大陸地殻がマントル内に環流することは有り得ません。

理解しました。海底地殻が沈みこみによってマントルに還流されるという記事があったので大陸地殻もそうなるのか、と考えていました。
大陸地殻は地球生成の初期からそのまま地殻なのですね。やはり大陸の花崗岩は生成初期からリサイクルされずにずっとそこにあるということで考えます。

お礼日時:2013/05/15 09:41

海底にはマントル物質を湧出する海嶺が有ります。


海嶺から噴出しようとした瞬間,マントル物質は海水に触れて急速な冷却変成作用を受けて,玄武岩質の海洋底地殻を形成します。
海洋底地殻はマントル対流に乗って大陸付近で海溝部に沈み込んで行きます。その際に海底堆積物と海水も大陸地殻の底部に浸入し,圧力による熱作用で再び熱変成を受けます。その一部が流体化してマグマと成り,更にその一部が溶岩として地上に噴出することになります。陸地に現れた岩石などは更に浸食作用や様々な化学変成も受けながら,大陸地殻を形成することになります。
大陸地殻の特徴は,もともとマントル物質であったものが,数次の変成を受けた結果として岩石や土壌になったものと言えます。
花崗岩は,マグマが地上に噴出することなく,地底で冷却固化した岩石で,シリコンとアルミニウムを主成分としています。玄武岩は鉄を含む金属質の多い緻密で堅い点で,花崗岩とは可成り異質の岩石と言えます。大理石は,海底に沈殿して形成された石灰岩が,火山活動などの熱変成を受けたもので,矢張り大陸地殻の一部に当たります。
海底から花崗岩が採取されることは,当然有り得ることです。ハワイ諸島は玄武岩質を主体としますが,花崗岩質の部分も併存します。これに続いて北方の海底には「天皇海山列」が存在することも知られています。この様な海底山地から花崗岩が採取されたからと言って,驚くには当たりません。話題になっているのは,古代神話との関係性についてです。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございます。
海底で直接花崗岩が生成されることはないということですね。
しかし1)海底の奥深く花崗岩が生成されることはありうる。
海底が動いて陸地になり、侵食されて花崗岩が現われるという筋、了解しました。

>海底から花崗岩が採取されることは,当然有り得ることです。ハワイ諸島は玄武岩質を主体としますが,花崗岩質の部分も併存します。
1)の上が割れたり除去されたりしてあらわれるということだろうかと推察しました。

>話題になっているのは,古代神話との関係性についてです。

つまり、自然に現われたか、人工的に置かれてあるのかどうかということが問題なのかと考えていますが、自然に現われることはない(稀有だ)というような扱いだったので質問した次第です。

基本的な問題なのですが、今の地球の地殻は45億年前から何度入れ替わったのか?それとも最初のままなのかということですが、何度も入れ替わったのなら海底に花崗岩があっても不思議ではない様に思います。それともひとかわり循環したら皆熔けて振り出しに戻るということでしょうか。

私が書物で見る古い地層、岩は皆数億~古くて十億年以後のように思います。海の生成もその頃なら、地殻はひとかわりもしていない様に思うのですがどうなんでしょうか?

お礼日時:2013/05/14 11:18

 海と海底、地殻と大陸は区別してください。


海とは、単に水面より下にある部分です。地殻でも海に沈んでいる部分は海です。
ただ、地殻を構成する岩石は軽いので、マントルが移動するとそれにつれて移動していきますが、マントルが沈み込むところではマントルに引きずられて一緒にもぐりこみますが、それは薄い海洋底の地殻です。
 ⇒大陸地殻の成長率の変化は、マントル対流の活発さを反映している - 皮膚呼吸しか知らない蛙( http://blog.goo.ne.jp/pluto0033/e/c46d9251dfaca8 … )
 にある図が、とてもよくわかるでしょう。

 大陸があるところは、先の肉の煮込みと同じで、カスの吹きだまりのように上に浮いたカスが集まっているので、沈み込む込む位置にはそんなにありません。結果的に大陸の下に向かってマントルが流れ込んでいくことになります。
 大陸を構成する地殻は、その沈み込みに耐えて浮かんでいるように見えます。
 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 大西洋の両側をはさむヨーロッパ~アフリカ大陸の海岸線の曲線が両アメリカ大陸の海岸線の曲線とよく一致するのは知られています。
 そして、あるとき大陸の下からマントルの吹上が現れると大陸は引き割かれて、両側に移動していきます。

 今回発見された、花崗岩質の岩石が何を意味するかは今後を待たなければなりませんが、それがアメリカ大陸の一部だったと考えるのが順当でしょう。
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この回答へのお礼

何度もご回答いただきありがとうございます。
>海と海底、地殻と大陸は区別してください。
了解しました。しかし、
大陸と海底とは、単に半径で最大0.2%の高低差を持つ地球表面の一部だという以上の質的に異なった部分であるという認識がなければ、そこで形成される石が異なるということにはならないわけです。もちろん海に沈んでいる大陸地殻もあるのでしょうが、基本的に地殻は軽い物質で出来ており、そのために初期には地殻になって、水の形成堆積や重いマントルの吹き上げによる押し広げなどと共に、最初の全体から部分へ押しやられて大陸を形成することになったと考えるのでしょうね。日本列島もある意味周囲より軽いから島として突出したということですか。
理解出来たように思います。ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/12 17:53

 地殻は鍋でお肉を煮ているときに表面に浮かんでいる灰汁(あく)のようなものです。

マントルは流動して移動していますが、地殻は軽くてマントルがどのように流動しようとその上に浮かんでいるゴミ(浮遊物)のようなものです。組成も全く異なりますし、とにかく軽いです。
 花崗岩は、深部10km以上の深部でマグマがゆっくり時間をかけて固体になったものですが、海底には、そのような地殻がありませんから、花崗岩が出来ないのです。
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この回答へのお礼

早急なご回答ありがとうございます。
地殻は軽くて地表に漂うだけだということですね。そして、
>海底には、そのような地殻がありませんから、
地殻は大陸と同等であるということですか。

でも、今の大陸と海の分布はいろいろ変わっていて、海の部分が大陸になったりしています。以前大陸があった場所に形成された花崗岩は地殻となって一緒に動いていき、あくまで地殻に属しているということなのでしょうが、その確証はどうやって得られるのでしょうか。それともマントルの中では軽いので地殻に引っ付いて地殻として行動しているということなのですか。それこそアトランチス伝説のような、地表がそのまま沈んで花崗岩が海底に現われるというようなことは理論上はありえないと言うことなのでしょうかね。それとも花崗岩は大陸が移動する内に変質して結局マグマ内に飲み込まれ、地球的時間の中ではあまり寿命はない、準生命的物質としてリサイクルを繰り返しているということなのでしょうか。

補足要求に書かねばならなかったのですが、ここで失礼します。

お礼日時:2013/05/12 13:54

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