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フィルムの性質

A 回答 (2件)

質問内容が略過ぎて、何を知りたいかが良くわかりません。



熱可塑性樹脂からなるフイルム(シート)として、答えます。
フイルム(シート)は、樹脂に熱を掛けて溶融し、これをノズル(一般的には、Tダイです)から押出す事でシート状にし、更にこの樹脂のガラス転移温度以上で延伸(数倍に引っ張る)することで、樹脂の分子を配向させ、分子間の配向結晶化を進めたり、水素結合を生じさせたりして強度を出させます。

これに対し無延伸は、ノズルから押し出してそのまま巻き取った形で製品となるものです。
ですから、分子間の結晶や水素結合が殆ど生じていないために強度が弱いものになります。
但し、そのままで使うことは比較的少なく、化粧品等の透明パッケージ(透明な折箱)等が主用途です。
無延伸シートは、主にその後熱成形し、各種容器(例えばスーパー、コンビニの惣菜容器や 錠剤のブリスターパッケージ)等によく使われています。この熱成形される段階で絞られて延伸され強度が向上されてはいます。
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合成樹脂のフィルムを、ある程度加熱をしながら一定方向に引っ張る(延伸する)と分子が変形方向に並び強度が増す性質があります。

 フィルムを一軸方向または二軸方向に延伸することにより、更に耐薬品性や透明性の向上も図れます。ポリエステル・ポリプロピレン・ナイロンのフィルムなどは特にその性質が顕著にあらわれます。 こういった延伸加工をしないことを無延伸と呼びます。 
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