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金属組織について二つの疑問があります。
まず1つ目は、パーライトについてです。
パーライトはフェライトとセメンタイトが交互に層を作っているので顕微鏡で覗けば、シマシマに見えます。ところでこの層というのは、どの方向から見ても層状なんでしょうか? 圧延方向に垂直に切断した試料が層状の場合、圧延方向に並行に切断した試料はどう見えますか?セメンタイトが板状のものだった場合、ある方向からは層をなすのかもしれないけど、ある方向からは平たい塊になってるんじゃないですか?
つづいて2つ目ですが、圧延ままのパーライトと焼きならしのパーライトをエッチングして顕微鏡で覗くなら、どのように違いを判別したら良いですか? パーライトはあまり違いが感じられないので、結晶粒度などで判断しますか?

A 回答 (2件)

>ところでこの層というのは、どの方向から見ても層状なんでしょうか?



物理的に不可能です

へきかいという性質をご存知ありませんか?

グラファイトも同様です。
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1、ご想像のようにパーライト層の切断方向に依存して層間隔が異なるでしょう。

現に間隔の大きい領域と小さい領域とが混在していることが認められるでしょう。良く観察して御覧なさい。
2、焼きなましたパーライトではフェライトとセメンタイトとがきれいに並んでいます。圧延したパーライトではセメンタイトはあちこちで壊れています。それで顕微鏡下では層の並びが不明瞭に認められるのです。確認したい場合には、ボルトの断面を観察なさい。場所により加工度が異なり、パーライトの乱れがそれに応じて異なることが認められるでしょう。硝酸アルコールでエッチングすると、加工されたフェライト部が汚れたように見えることをも利用されるといいでしょう。
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