プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ある雑誌の記事に、400Hzウーハーとドライバーをクロスしていました。
しかし、位相が合っていないために、非常に不快な音だと診断され、
波長を合わせるために、ウーハーの面よりも85cm下げるように言われていました。
それか、ウーハーをドライバーの面を合わせ、飛び足したホーンは、
つっかえ棒のようなもので支えるしかない。っとのことでした。

34000cm/秒÷400Hz=85cm
っという計算だと思っています。
雑誌にはなにも書いてません。

85cm下げるしか方法はないのでしょうか。
プラスとマイナスを逆につなげたら85cmも下げる必要はないと思うのですが、
よくわかりません。

私もドライバーを使用しており、自分の耳だけをたよりに、
聴きやすい音の位置を確認して、毎日少しづつ調整し、
今の場所になっています。
ホーンが長いもので、1200Hzでクロスさせていますが、
ウーハーよりも50cm以上もドライバーが後ろです。

かりに1200Hzでクロスさせたら、計算上では約28cmウーハーから下げると波長があう。
っということになるのでしょうか。
その場合、プラスマイナスを逆につなげたら、何cmずらせばいいのでしょうか。

実際には、そんな計算どおりいくとは思ってませんが、
理屈ではどうなるのでしょうか。

A 回答 (9件)

そもそも「位相」って何よ、という話ですね。



正相と逆相は、比較的分かりやすいでしょう。単純に言えば、正相はスピーカーにプラスの電圧を与えたとき、振動板が前に動くということです。逆相は、その反対に後ろに動くということです。

正相 + 正相だと、単純に音響エネルギーが2倍になります(算数で言えば 1 + 1 = 2)。正相 + 逆相だと、打ち消し合って音がなくなります(1 + (-1) = 0)。スピーカーのネットワークとの関係で正相接続が良い、逆相接続が良いというのは、この話です。ネットワークを通過した際に位相が反転するので、それを補正するためにさらに反転させる(1 x (-1) x (-1) = 1)という訳です。

つまり、ここで言う「位相」というのは、「合成されたときに音圧が増えるか、減るか」という話です。「位相」のうち、その部分しか意識されてい、と言った方が良いかも知れません。「正相 + 正相なら増える」というのは、0度 + 360度(1波長分ズレた音)でも同じだからです。

-----

では、ドライバの位置という意味での「位相」とは何ぞやという話ですが、こちらは着眼点が違います。

たとえば、ウーファーとツイーターのボイスコイルの位置を合わせるのが良い、などと言われますが、そこではまさに「位置」という機械的な事柄が問題にされていて、「相」の問題ではありません。「ネットワークによる位相の回転」は、ボイスコイルの位置に関係なく生じる現象です。

ボイスコイルの位置を揃えると何が起こるかと言えば、「耳までの距離」が等しくなります。すなわち、どちらかが前に(後ろに)ズレていると、「発音が同時」でも「着音(という言葉があるのか知りませんが)がズレる」ということになります。位置を合わせろというのは、そのタイムラグを気にするからでしょう。

そうすると、ここで言う「位相」は、「同じ音が耳に届くまでの時間差」と言い換えられます。

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実際には、どちらも十分とは言えません。

まず、最初の「正か逆か」というのは、時間の概念が抜け落ちています。同じ音が永続するなら、0度 + 360度でも、0度 + 720度でも、0度 + 1440度でも結果は変わりません。しかし、音声信号は一瞬の出来事なので、数波長分ズレているということは、それだけタイムラグが生じるということです。

後の「時間差」というのも、それだけでは問題です。なぜなら、実際の音の立ち上がりがリニアではないからです。

理想的なスピーカーは、信号が入力された瞬間、その波形通りの音波を再現しなければなりませんが、実際にはそうはなりません。たとえば振幅1の信号を入力すると、1波長目は0.3、2波長目は0.5、3波長目は0.8、4波長目は1.0といった感じで、立ち上がりが鈍ります。また、入力がなくなれば直ちに静止しなければなりませんが、これも余韻を引いて止まります。

この「立ち上がりの鈍り方」や「尾の引き方」は、ドライバごとの特性によって変わります。大ざっぱに言えば、慣性のモメントが大きい分、大口径のドライバほど特性が悪くなります(重いので動き出しにくく、いったん動いたらなかなか止まらない)。

つまり、「ウーファーの1200Hzの立ち上がり方、尾の引き方」と、「ツイーターの1200Hzの立ち上がり方、尾の引き方」は一致しない訳です。その結果、ボイスコイルの位置が同じだと、より立ち上がりの遅いウーファーの方が遅れて聞こえることもあり得ます。そうすると、むしろツイーターの位置を数波長分うしろに下げた方が良い、という可能性も生じます。

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結局のところ、スピーカーに関して言われる「位相」というのは、スピーカーに生じる様々な物理現象の一部分だけを抜き出してそう呼んでいるに過ぎません。いわば、都合の悪い現象を一言で説明するためのマジックワード(「位相がおかしい」と言っておけば、何となく説明した感じがする)なのですね。

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結論としては、「聞いて心地よいならそれで良し」でしょう。

学問的な意味で正しい「位相」を追求するには、それなりの知識が必要です(私も専門的には分かりません)。正しく測定するには、それなりの測定器も必要です。しかし、オーディオという趣味は知識人の専売特許ではないので、「素人は素人なりに」追求すれば十分です。

「耳で合わせる」というのも、その1つです。「私が使っているオーディオ機器の、私の部屋における、私好みの音」に過ぎないので、「だからあなたもそうしなさい」と一般化はできませんが、もともと自分が楽しめれば良いのですから、それで上手く行くなら問題ありません。

あるいは、興味が湧く範囲で測定器を購入しても良いでしょう。それで調べて「良さそうな結果」を見れば、安心できます(専門家から見れば「おままごと」かも知れませんが)。

現実問題として、(その雑誌の記事が正しいかどうかはともかく)学問的に正しい位置が、ホーンが85cmせり出した位置だとして、つっかえ棒で支えたスピーカーで音楽を楽しめるのか、はなはだ疑問です。どう見ても不自然なので、音を聞く前から気分が良くないでしょう。学問的には不正確でも、耳で聞いて違和感がなく、見た目にも不安を煽らない置き方の方が、ずっと楽しめるはずです。

この回答への補足

非常にありがたい回答です。
「位置」があっていても、「相」が狂うと、ユニットの一あわせをしただけでは「位相」あわせにはならないのですね。
回答してくれた皆さんが書いてあったことは、そういうことなのですね。重たいウーハーと軽いツィーターを使用している以上、そんな簡単なものではないのですね。
私は、全くそこを理解していなかったです。

私が耳で聴いて心地いいならそれで良いのですよね。
それを聴いてとても安心いたしました。

おっしゃるとおりだと思います。
耳で聴いて違和感がないなら、ホーンなんて飛び出していないほうがいいですよね。

補足日時:2013/12/19 14:05
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この回答へのお礼

素人の私にもわかりやすい回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/19 14:06

こんにちは。



キャビネットにウーハーとホーンを収めた場合、一般的にウーハーより後ろにホーンのドライバが有る場合が一般的ですね。
単純に位相だけの問題ではなく、遅延(当然距離差による位相変異が伴う)の問題です。

群遅延特性といわれるものに、二通りあります。位相だけを対象とした(学問的な)ものと、立ち上がり特性を対象としたものです。
楽器音(自然音)には、エンベロープと呼ばれる時系変化があり、アナログシンセサイザーの時代に研究されました。
参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/ADSR
位相とは関係なく、このアタックに掛かる時間も群遅延特性として扱われます。

理想スピーカーは、アタックタイムが0ですが、現実のスピーカーは全くの無共振で動作するのではなく、共振を押さえながら一方で共振(共鳴)を利用して帯域のコントロールしていますので、共振のある所に群遅延特性(アタックタイム)が発生します。別に位相が変化している訳ではないですけど。
そして、それは測定してみなければ判らない。

クロスオーバー周波数にて、-12dB/octのネットワークなら、逆相接続したほうが位相が連続的に繋がるのはとりあえず置いておいて。
ウーハーの1200Hzのアタックタイム特性が2.5mSの遅延特性を持っていたとしたら、周期に直すと丁度3周期が終了して4周期目に掛かる時点が音量ピーク時に当たる事になります。1~3周期目も同位相ですがまだ音量が不十分、ホーンドライバが非常に過渡特性が良くてアタックタイム0であったなら、1200Hzでクロスさせた場合、ドライバ位置を2周期分(56.7cm程、ウーハーコーンのどの位置を基点にするかによって端数など簡単に変わってしまいます。現実には聞く位置であわせるしかないですね。)奥にずらしてウーハーの3周期目に合わせたほうがウーハーからホーンへ繋がりよく聞こえるかも知れません。

雑誌が、それを言ってるのかどうか判りませんが、「そんな事もあります」という、ご参考まで。

この回答への補足

内容が難しい・・・何回も読みましたし、URLもみましたけど、なかなか理解するのは大変でございます。
しかも、すばらしい回答をいただいたのに、600Hz付近にネットワークを作り直してしまいました・・・。

雑誌ではそんな細かい説明は書いてなかったですね。記事にも測定とか微調整は必要だと書いてありましたが、その記事自体がガレージメーカーの宣伝が半分入ったような記事ですから・・・。しかし知識のない私は、いままで耳であわせていたのに、「そうなのか!?」っと思ってしまって、余計なことをしてしまいます。
皆さんのような回答が書いてあれば、記事はひとつの目安としてみていられたのに・・・。

補足日時:2013/12/19 13:24
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

そして、私はjohn_papa様に謝罪しなければならないことがあります。以前、ものすごい悪態をついてしまった、kouyadouhuです。ものすごく気分を悪くされたと思います。退会したため、謝罪することが出来ずに悩んでおりました。
普通に反論すればいいものをとんでもなく失礼な言葉を使ってしまいました。本当に申し訳ありませんでした。

質問の内容やお礼や補足の書き方で、私だとバレていると思いましたので、まさか回答をいただけるとはおもってませんでした。

とんでもない失礼をお許しください。申し訳ありません。

お礼日時:2013/12/19 13:38

昔、SB-7000というスピーカーが、リニアフェイズと言ってユニットの位置を前後にずらしたスピーカーを発売していましたが、結果的には位相差は音質に大した影響を与えないという結論で市場から姿を消したと記憶しています。


そもそも経路差を考慮しなければならないのにそうではないし、大体にして7割の音が反射波なので、3割程度の直接音だけを気にしてもあまり意味は無いでしょう。

などと私は思うのですけどね。

この回答への補足

SB-7000、今でもたまにみかけますね。
今でもそこそこのお値段で売っています。
でも、現在あのようなスピーカーはみかけませんね。
10年近く前に海外のスピーカーでツィーターの位置を調整できるものがありましたが、それも主流にはなっていませんし。

そもそも、メーカーがツィーターの位置を調整できるようにする。っという時点で、あなたの好みの音で聴きなさい。っと言っているようなものだと私は思いました。

なので、違和感なく音楽が楽しめればそれでいいということなのですね。

補足日時:2013/12/19 14:28
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/19 14:29

再び iBook-2001 です。



補足、お礼、ありがとう御座いました。
私の文章力不足で、ご不快に成られた様なので、訂正させていただきます。

「ある記事」に対する疑問点は、その記事内容についてです、御質問者様の意図などの部分では有りませんでした。

2004年のStereo紙、、もうこの頃にはスピーカー工作特集時期と、その後のスピーカー改造(改善?)記事が載った月のしか買っていなかった、、、、

私は、一応、小学生の高学年からスピーカー工作を始めて、大人に成った今もスピーカー工作が趣味の一つ、というオーディオファンの端くれです(>o<)

コンプレッションドライバーが6dB/octのネットワークじゃダメなのは、その構造と動作理論からですし、ネットワークでの位相回転を相殺する事が出来ない、と言う事だけです。

接続の反転は位相差で180°、周波数割りした1波長の半分に相当します。
特定の周波数では位相の反転で180°という音が出てくれますが、その前後の周波数ではプラス側、マイナス側へとズレて行きます。
数オクターブも離れれば、非常に小さく減衰しますので、あまり影響度は大きく無いと思われますが、その内側の帯域範囲には影響がどうしても聴き取れてしまう可能性が有るのです。
(聴き取れるか、感じ取っても気にするか、気になるか、個人差もありますね。)

過去には、「位相差は音質に影響がない」なんて言う事も常識化していた時代が有ります。
トーキー時代の初期には、長大なホーンを用いて、設備音響機器に納入されたのですが、あまりにも距離差が有ったので、音の遅れ、エコーやコダマのように聞こえる、という苦情から改善をした、という歴史も有ります。
(アルテックのAシリーズ、ヴォイスofシアターシステムで、ウーファー側にも前面ホーンを作用したのは、ウーファーとドライバーの距離差を縮める効果も大きかった、とも言われますね。)

私もスピーカー工作が趣味でもありますし、コンピューターも昔から楽しんでいます、年がバレそうですが(笑)、Windowsが無かった時代からコンピューターで遊んでいますよ。

小学生の頃はカセットテープで父と一緒にウグイスの録音をしたり、、って事で、録音もある程度楽しんでいます。

スピーカー工作にも、マイクをセットしてコンピューターに取り込んで、解析。
(と言っても、簡易な測定)
実際に試してみると、マイク位置を数センチずらせば、ピンクノイズで周波数特性を眺めた場合でも違った結果が表示されます、細かい部分の表示変化に一喜一憂しても、聞こえて来る音は同じですね。

最近は、オーディオファンから、ボランティアの出前PAにも手を出したんですが、スピーカーの測定の場合はスピーカーの真正面が基本、だけど、ギターアンプやベースアンプにマイクセットする場合は、ヴォイスコイルボビンのトップ付近に対して、30°から45°くらいの向きでマイクをセットする、という手法を覚えました。

これも先人の知恵とでも言うのでしょう、最初はナゼなんだ?と疑問が多かったのですが、実際にいろいろ試してみて、自分だけじゃなく演奏者にも聴いてみた結果は、そういうポジションに落ち着いた、という事です。

「理屈」だけではどうにもならない、感性判断の「音味」と云う部分が有るのでしょう。
御質問者様もなんとなく気がついてるようですよねぇ。

『実際には、そんな計算どおりいくとは思ってませんが、』という部分で。(^o^)


さて、おおまかにウーファーとドライバーが50cmほどの距離差が有る、という現状において、クロス周波数が1.2kHzって事は、半波長が14センチほど、1/4波長なら7センチ程、しかし、1オクターブ上の2.4kHzならば距離差も半分、同様に1オクターブ下の600Hzならば距離がそれぞれ2倍に。。。

クロスオーバー回路で位相回転がすでに有りますし、ユニット自体の群遅延特性と言う位相変化とか、本当に細かい部分には非常に多くの要素を含んでいますから、最終的に聴いてみて気に入った音が得られるポジションとするしかない、と言えるのです。

そもそも、録音時の音質調整回路で、すでに位相回転が加わっています。
ステレオペアマイクの録音なら、まだ良いのでしょうけれど、現代的なレコーディングでは個別にマイクを立てて、マイクごとの個性も違えば、その先の調整等もそれぞれ違っていたりしますしね。
プロ現場でもいろいろな考え方と、取り扱い方が有るようですよ。





私も、つい最近視て、ちょっと感激しちゃったぁ(苦笑)


私自身、中学生の頃は吹奏楽部でしたが、高校に入ってからは演奏者側じゃ無かったので、、、、
(でも、この動画を視ちゃうと、素人PAで、どんだけ度素人だったのかと、過去のアカペラコンサートやアコギのコンサート、ベンチャーズのオヤジバンドのPAでの体験が恥ずかしく成る、、、)

なお、PA環境も自作スピーカーで、基本はフルレンジユニットを多数個、チャンデバで追加ウーファーを駆動し、フルレンジ側にはコンデンサーのみの小型ホーンを追加、10年近くで、6本は焼いた、、やはりハイパワー駆動ではLCの12dB/octは必須ですね。どんなにローカット周波数を高く設定しても。。。涙)

安価な小型ホーンツイターだからまぁ自己責任として諦めるしか無いのですが、高価なコンプレッションドライバーを破壊する訳にはいきません、組み合わせホーンの特性の含めた上での安全なローカットを優先するしか無いのです、設置に依る位相差が音への影響も有るのですが、机上の計算でのベストポジションと、実際に聞こえる音での心地よさは、必ずしも一致しませので、「理屈上の理想」は確かにあり得るので、底に近い範囲で実現可能な調整を行なった上、ご自身で納得、あるいは許せる妥協点を見つけ出すようにして下さい。

くれぐれも、聴いているのが「音楽」ではなく「音が苦」ってことになりませんように、、、
(まぁ、私も10代の頃には、音楽を聴くんじゃなく、音マニアに成りかけました、ケーブルマニアとか、そういう特化した意識と言う時代は、他の多くの人も通過する物なのかなぁ?)

この回答への補足

大変申し訳ありません!!
私の方こそ、理解力が不足で本当に気分の悪い思いをさせてしまいました!申し訳ありません!
・・・なんて謝罪していいのか。気分悪くしましたよね。
なのに明るい回答をくれて、すごく感謝しております。

回答ありがとうございます。
「位相差は音質に影響がない」っと今でもおっしゃっている方はいますね。
あと、動画みましたが、ものすごくマニアックな動画ですね。
勉強になります。

計算どおりにはならないですよね。
ウーハーとドライバーまで4343や4344のように離れていたら、また結果は違うでしょうし、コレが正解っというものはないのですね。


細かい説明ありがとうございます。
1200Hzで、50cmも離れているのはどうかと思いまして、まさに今日部品を買ってきたので、ためしに600Hz付近でクロスするネットワークを作りました。
車で1時間かけても、FOSTEXの部品だけ置いてあるお店が1軒だけです。しかも、部品代が高い・・・。
1月の給料までは全くお金が無い状態です。
まさに今は「音が苦」です(笑


本当に申し訳ありませんでした。

補足日時:2013/12/18 21:44
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この回答へのお礼

詳しく説明していただきありがとうございます。

お礼日時:2013/12/18 21:44

34000cm/秒÷400Hz=85cm


これは1波長の長さというのはAno2のお答えの通りです。ここは基本的に誤りです。
半波長ずらすというのであれば、12db/octのネットワークならばコードを反対にするだけで位相は反対になります。
6db/octの場合は1/4波長位相がずれますから、その長さの範囲内でユニットを前後に動かして、またケーブルを反対接続にするなどしながら、音を聞いて調整されればよいでしょう。それほど神経になることもありません。
半波長40cmで数cm程度くるってもほとんど影響はありません。

どちらにしても振動体の平面位置を合わせても、正面から少しずれただけで各ユニットから耳までの距離は不統一になるのですから、ある程度の誤差はあっても仕方ないのです。

この回答への補足

ネットワークによっても、そんなに違うものなのですね。
神経質になることはない。っということは、普段聴いている位置で、心地よく聴ければいいっということですね。

誤差は仕方がない。っと書いてあり、気が楽になりました。

補足日時:2013/12/18 18:35
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この回答へのお礼

親切な回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/18 18:35

はじめまして♪



理屈だけで言ったとしても、こればかりは無理が有る。

周波数クロスのフィルターで位相変化をともなっています。
また、ユニット単体にも群遅延特性という位相差が存在します。

ユニットの発音位置ですが、これもヴォイスコイルだ、いやいや振動板だ、いや、どうもその中間付近らしい、とか、計算上でボイスコイルより奥にある可能性が実験結果から観測された。などなど、混沌としていたりします。

複数の違う構造ユニットから発せられた音波を、精密に測定するのは非常に困難です、さらにドコカの周波数で計算上とか測定上などで位相差が合わせられたとしても、その前後の周波数では位相差がともなってしまいます。

位相差をともなわない、DSP演算のフィルターを用いるか、アナログの一次フィルターを採用しませんと、音に鳴る前の電気信号だけでも位相を完璧に合わせる事は不可能です。
(コンプレッションドライバーを利用している段階で、ローカットに6dB/octの1次フィルタはあり得ませんね。)

ユニットの接続位相を反転させてみる、というのは昔から常識的に試してみるべきパターンですね。

有名なYAMAHAのモニタースピーカー、中高域側の接続を反転させてみて、そっちの方が音質的に好ましいのじゃないか、という話題が昔からささやかれています。周波数特性的にはメーカー出荷時の方がより凹凸が少なくフラットに近いのですが、、、、

オーディオは科学でもありますし工業でもあります。
しかし、音楽という芸術を聴いて楽しむ、あくまでも個人の感覚感性、官能評価による部分も有るので、正解/不正解 というような単純評価は出来ない側面もあります。

「ある雑誌の記事に」、、、
この話は、私としてはチョット疑いたくなりますねぇ。

連続波であれば、1周波数分、前だろうが後ろだろうが、位相としては一致します。
しかし、音楽の波形は単純な連続波とは違います、音の出だし、第1波が高低のユニットで1周期分ズレていても正常と言えるのか?
また、高低ユニットではクロス付近の帯域で指向特性等も違う事が多く、室内の反射波の影響はどうなってくるんだろう、他にも様々な部分が相互に絡み合った上で、実際に聞こえている音が得られています。

過去に「リニアフェーズ」を目指したテクニクスのスピーカー群が存在しました、ダイレクトラジエータータイプのユニット機は固定されていたのに、中高域側にホーン型を複数積み上げた製品群では、ホーンの固定位置を調整出来る仕組みに成っていた。
つまり、「この位置で完璧だ」と決めきれなかったのでしょう、まだこの時代は振動板の位置を合わせれば良い、という程度しか解析出来ていなかったのかもしれません、そしてそれだけでも一定の効果が得られた、という事は間違いなかったのでしょう。

マルチウエイのユニット間位相差に関しては、高橋和正氏の「ユニウェーブ」という実験報告がなかなか面白くて、私も1台真似てみましたよ。実際には、完全なデッドコピーでもなく、精密な「単発サイン波の波形観測」まで行なえていないので、ユニウェーブまがい。でもこれがナカナカ良い感じに聞こえるんです。

大型ホーンを利用する限り、現実的なセッティングとして可能な範囲というのは制約が有りますね。
それでも、振動板?ヴィスコイル?まぁ、それらの位置関係がリスナーから等距離は無理だとしても、出来るだけ等距離に近く成るようにするのは、効果は得られると思われます。
その後の調整でも、1波長分も動かす事は無いでしょう、最大でも1/2波長分まで(おそらく1/3波長)の範囲で微調整しながら好みのサウンドが得られれば良いと思います。

絶対的なベストポジションが周波数ごとにズレてしまうと言う現実を考えたら、このような対処で十分でしょう。

この回答への補足

「ある雑誌の記事に」、、、
この話は、私としてはチョット疑いたくなりますねぇ

っということは、私の作り話っと思っているのでしょうか?
だとしたら、ずいぶんと失礼ではないでしょうか。
それとも、違う意味でおっしゃっているのでしょうか。

回答に書いてある内容は、とてもわかりやすいですし、みていて勉強になりました。
しかし不愉快です。ウソつきといわれているようで。

ある記事。っという書き方が悪かったですか?
いちいち、そんなことを書く必要もないと思ったので書きませんでした。それにこの記事のことだと書いたら、私の解釈違いだと反論がくるのではないかと思い、細かいことはかきませんでした。
私が言っている記事は 「stereo 2004年1月号 p150~155の記事」です。

私は昔から勉強やモノを覚えることがとても苦手です。
この記事をよんで、なぜ85cmも下げる必要があるのか
わからなかったから質問したのです。
私なりに勉強してから、質問したつもりです。

記事にも、これが正解とはかいてません。
微調整や測定が必要だと書いてあります。

しかし、最初はドライバーが42.5cm付近に置かれており、それが最悪の場所だったと書いてありました。
だとしたら、プラスマイナスを逆にすればいいだけではないかと思い質問しました。

あと、1波長後退させた位置でも、比較的良い結果がでます。っと書いてます。そんな単純なことなのかとも思い、疑問に思ったから質問したのです。

補足日時:2013/12/18 18:30
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この回答へのお礼

わかりやすい内容ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/18 18:40

位相



★回答0 まず最初に

耳であわせる・・・笑えるレベルです
ここのオーディオ掲示板
おかしな書き込みが多いです

電気電子工学とかに書き込むとまともな回答が
得られやすいと思われます
以下が多いため まともな回答が得にくい

<理由>
(1)雑誌の読みすぎが多い
(2)販売店店頭試聴
(3)いんちき評論家(メーカーの講演依頼 雑誌で食ってる 作家レベル)
(4)基本的な設計やシステム同定の知識がない
(5)FFTでは位相が出ませんとか言う馬鹿までいました
(6)機器製作側から何十年もみてきた本音


・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ではここから本題の回答をします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある雑誌の記事に、400Hzウーハーとドライバーをクロスしていました。
しかし、位相が合っていないために、非常に不快な音だと診断され、
波長を合わせるために、ウーハーの面よりも85cm下げるように言われていました。
それか、ウーハーをドライバーの面を合わせ、飛び足したホーンは、
つっかえ棒のようなもので支えるしかない。っとのことでした。

★回答
ある雑誌の記事
技術誌ですかね そうでなくて そこのへんの ステレオなんとか PCオーディオとか
の大衆誌はほぼ怪しいです
測定データーは提示されてますか?
ボーデ線図? FFTはどうゆう設定 窓関数 テスト信号など
郡遅延特性は提示してましたか?
そのへんで判断してください。
・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

34000cm/秒÷400Hz=85cm
っという計算だと思っています。
雑誌にはなにも書いてません。

85cm下げるしか方法はないのでしょうか。
プラスとマイナスを逆につなげたら85cmも下げる必要はないと思うのですが、
よくわかりません。

私もドライバーを使用しており、自分の耳だけをたよりに、
聴きやすい音の位置を確認して、毎日少しづつ調整し、
今の場所になっています。
ホーンが長いもので、1200Hzでクロスさせていますが、
ウーハーよりも50cm以上もドライバーが後ろです。

かりに1200Hzでクロスさせたら、計算上では約28cmウーハーから下げると波長があう。
っということになるのでしょうか。
その場合、プラスマイナスを逆につなげたら、何cmずらせばいいのでしょうか。

実際には、そんな計算どおりいくとは思ってませんが、
理屈ではどうなるのでしょうか。


★回答1
そんなことやっても
あうことは ないでしょう 一生やっても 合いません
ちゃんと コンピューターか測定器で行えば
位相 振幅 郡遅延は出てきます
一般の試聴室ではとくに
低域150Hz以下に関しては単純にFFTで求めて郡遅延を出しにくいので
工夫がいります
・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★ちょっと詳細 回答2
マルチを組んでいるようなので
知識があるとの前提で書きます。


仮にオーディオシステムを
線形システムととらえ設計施工する場合でも

スピーカーの伝達関数をHsp(S)
デバイダーネットワークをHd(S)
試聴位置までの音響伝達関数をHa(S)
として2チャンネルとすれば 単純に考え スピーカーの位置の遅れ分を
Z^-Tx 

とすれば 総合伝達特性は以下概要になる(これだってざっくりです)

1は高域SP
2は低域SP
とする

Hsp1(S)×Hd1(S)×Ha(S)+Hsp2(S)×Hd2(S)×Ha(S)×Z^-Tx

ここにデバイダーネットワーク部分 Hd(S)だけみても
周波数特性を有する フィルターであり 周波数により
郡遅延が変わってくるのは明らかである
よって 貴君の言う スピーカーのずらしだけで合わせる
ずらしの部分は Tx
Z^-Tx  Z=EXP(jωTx) 遅延モデル Z変換表示 Tx は遅延時間
と近い等価であると仮定しても 原理的にぜったいに合うことはない。

市販品は デバイダーネットワークのHd(S)の特性はバターワース特性が多いが

デジタルネットワーク(DSP組み込み)
アナログパッシブ(L C R)
アナログチャンネルデバイダー
デジタルチャンネルデバイダー
それぞれの電子回路方式でとりえる特性の範囲に制限があるし
特性も一概に言えない

※たとえばUSA  B社の パワードSPは
スピーカー&BOX 特性を考慮したイコイライザーが組み込まれている。


またSPの持つ周波数特性 共振点 も考慮すればなおさらである

よって個々の場合において ていねいに個別 測定しながら調整しなければ合わない

実際の方法としては クロススペクトル法が求めやすい
テスト信号も自由度が高く システム同定しやすい
パソコンのオーディオIOが優秀になったので
ソフトは市販もされているし 測定機器買うより安い
PCなら自分でソフトも組める
MATLABみたいな高級言語も使える
ちなみにちゃんとやれば
遅延時間測定結果は 音速 SP位置 からの逆計算とピッタシ合います。

マイクは BK か アースワークス がいい
ベーリンガーは振幅 位相が怪しいので事前補正をしたほうがよい
ADXのほうが 少しいいかも・・・測定したことはないです推定

・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この回答への補足

回答を読んでいたら、目が回りそうです。
わからない言葉だらけで・・・。
教科書を読んでいるようです。
回答者さんは、これでも簡単に書いてくれて
いるのですよね。
耳であわせるのは笑えるレベルですか・・・。
お恥ずかしいかぎりです。

自分がいかに知識がないか痛感してます。

補足日時:2013/12/18 15:40
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この回答へのお礼

厳しくも丁寧な意見ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/18 18:39

>34000cm/秒÷400Hz=85cm


これは1波長の長さなので、同相になります。位相を反転させるなら半波長です。

>波長を合わせるために、ウーハーの面よりも85cm下げるように言われていました。
「ウーハーの面」とは何でしょう?
通常、ボイスコイルの位置を基準に考えるはずでが、400Hzだとエンクロージャのバッフル面でもいいのかな?
よくわからないので、以下「ウーハーの面」と書きます。

たぶん、その雑誌は、ウーハーの面とドライバーの位置を揃えたたほうがいいといっているのでしょう。
ホーンの開口とウーハーの面を揃えると、ドライバーはホーンの長さだけ後ろに下がり、位相がずれます。
ウーハーの面とドライバーの位置を合わせると、ホーンが前方に飛び出すので、「つっかえ棒のようなもので支えるしかない。」となります。
「ウーハーの面よりも85cm下げれば・・・・・」というのは、ウーハーの面よりドライバーを85cm下げれば、1波長ぶん遅れるので、同相となり位相が揃うというわけです。

以上はネットワークによる位相のズレが無い場合です。
ネットワークの種類によっては逆相になることもあるので、その場合はケーブルの極性を入れ替えればいわけですね。

という事は、上記の例では、ドライバーをウーハーの面から42cm下げてケーブルの極性を逆にすれば位相が揃うはずなんですが・・・・・

以上、質問の文章では情報が足りないので、かなり想像で状況を保管してます。
とにかく、その雑誌を読んでみないとわからないですね。

この回答への補足

わかりにくい書き方ですいません。
ウーハーの面とは、ウーハーを取り付けてあるバッフル板のことだと思います。記事には細かく書いてませんでした。

記事の話だと、逆そう接続にした場合は42cmっということに
なるのですね。
私もそうじゃないのかなぁ。っと思ったのです。
でも記事では、後ろに壁にぶつかって、70cmまでしか下がらない。っと書いてました。

記事は、ステレオのだいぶ前の記事です。
ガレージメーカーの社長がマニアのお宅でクリニックをするような趣旨の記事でした。

補足日時:2013/12/18 15:47
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この回答へのお礼

明確な回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/12/18 15:48

スピーカーネットワークを使用する上では、位相の問題が付き纏いますね。


逆相に接続するの、有りだと思いますよ、効果が見られなかったら、正相に
戻せば良いだけですから・・・

耳で調整するのは大変です、ソフトを使用すると、作業が楽になります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/my …

カラオケ用のマイクでも、音の傾向が掴めますので、お試しを・・・

本格的にするので、あれば、安価で実用になる機器のURLを貼ります、ご参考に・・・
測定用マイク
https://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail. …
ファンタム電源
https://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail. …

この回答への補足

親切な回答ありがとうございます。
今はこんなソフトがあるのですね。
NO.3様も言っておりましたが、
耳でそろえるのは無理なのですね。

ソフトや機器を使いこなして、
より良い音を求めようと思います。

補足日時:2013/12/18 15:51
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この回答へのお礼

親切にURLも貼っていただきありがとうございます。

お礼日時:2013/12/18 15:52

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