プロが教えるわが家の防犯対策術!

次のような面白い本を見つけました。米国の隠れた階級制度をやや誇張した表現でユーモラスに解説しています。
”CLASS: A Guide Through the American Status System” by Paul Fussell (1983) 
(訳書: 階級 (光文社) 板坂元 訳)

このなかに次のような記述がありました(訳書から)。

階級によって慣用語法が異なることにほんのちょっと注意すれば、どんなに感情的な人も、この国(米国)には社会階級という厄介な制度が存在するばかりか、言葉による階級の区分線はめったに変わることがなく、たまに変わるとしても非常な困難を覚悟しなくてはならない、と納得するだろう。
 Have a nice day.
と言う人々と
 Goodby
と言う人々の間には、底なしの裂け目がぱっくり口を開けている。 紹介されたときに
 Pleased to meet you.
と言う人々と
 How do you do.
と言う人々の間も同じだ。
 momentarily は in a moment と同じ意味だ
と思う人々と
 それは for a moment のことだ
と知っている人々の間には、一時的な親密さは芽生えても、永続する友情は望めない。
 type (型) は形容詞だ
と思っている人々と
 type には名詞と動詞しかない 
と知っている人々の間には通りいっぺんの関係しか成り立たないのと似ている。
悲しいことに、これらの階級用語を身につけて大人になると.....

引用は以上です。「type は形容詞」 とは a new type car というような使い方のことです。
momentarily を in a moment とみなすのは間違いですから、それでみると、Have a nice day
や Pleased to meet you という表現はレベルが低い人々のもの、と著者は言いたいようです。
これには多少なりとも事実の面があるのでしょうか?

A 回答 (4件)

    在米です。



1。  これには多少なりとも事実の面があるのでしょうか?

    はい。

2。  1の質問に「はい」と答えたのは「多少なりとも」の言葉があったからです。

    原書の出たのが83年、訳は87年ですから、今31歳以下の方が産まれる前に書かれた本です。著者は階級制度の厳しい軍隊での苦い経験を経た人です。

    しかし30年前は、事務室にはタイプライターが並び、ビルゲイツがパソコンは64k もあれば十分、と言っていた頃ですから、個別の単語による差別に意味はなく、下記2009年の書評さえ古い感じです。
    http://www.theatlantic.com/magazine/archive/2009 …

    この30年間、登場人物は変わり、衣装も変わり、使っていた言葉も変わりました。原著の階級の数も変わりました。しかし、最高給の収入と最底辺の収入の差は開いたのではないかと思います。

また上と下が増えて、中が減り「中流階級のために熱烈な」と銘打った Inequality for All 「すべてに不平等な」(下記)に見られる、もとハーバード教授で労働局長官だったライクの作品などは、この原著の細部は変わり、全体像は悪化していても、問題の取り上げ方は間違っていないように思います。
http://inequalityforall.com/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しく説明いただき、たいへん参考になりました。お教えいただいた書評も興味深い内容です。ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/25 09:19

    #3です。

纏めです。

  ごちゃごちゃ申し上げましたが、要は、英語の問題では古くて使えないが、社会学の観点としては、まだ使える、と言うことです。
    • good
    • 0

>これには多少なりとも事実の面があるのでしょうか?



そんなことはないでしょ
質問に引用された表現だけでは作者の意図は読み取れません
使う言葉を見るだけで階級がわかってしまうと言いたいのでしょうか
1983年ですか
作者は30年経った今、どう思うことでしょうね
ご質問の方のご意見はどうですか?

>Have a nice dayや Pleased to meet you という表現はレベルが低い人々のもの、と著者は言いたいようです。

そうなんですか 
ひどい差別ですね
それではおいそれとレベルの低い表現はできないですね
どうぞ、レベルの高い表現をお使い下さい
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/25 09:16

Goodbye


については、現代英語では、See You
の方が一般的かとおもいますのでどうか
とおもいますが、そのほかの部分につい
ては、おおむね、そんなものかなというか
んじです。

ヨーロッパほどではないにしても日本に
くらべれば、アメリカは階級社会だという
ことが言われるので、日本人もすこしは
意識したほうがよいかもしれませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/24 22:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!