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中国では鬼というと幽霊のことだそうですが、
日本における鬼とはどんな存在でしょうか?

日本の至る所に鬼の伝説がありますが、
平安時代、都に現れた鬼。
東北のなまはげに代表される鬼。
桃太郎に登場する鬼。などなど。

鬼の姿は、赤・青色が定説ですが、これはある種族の戦闘時体に色を塗るとされているらしいですね。
男性は赤。女性は黒(といっても、紺・青)=青。
したがって、流浪の民か今の日本の領土が確定するずっと前のどこかの別の島の人間。という
解釈もできます。
それに、東北の鬼は村人がたたきのめしたところ、もうやってこないことを約束した。という話もありますよね。


また、もっと昔の平安時代などの鬼は、
どこか別の国から流れ着いた人間であった可能性がありますよね。
島国の日本としては十分な可能性ですよね。

また、現在の鬼のイメージでは、
角と虎柄のパンツというものも中国の幽霊説からの想像であることも知っています。
鬼門が方向を表す干支の位置からですね。

と、ここまで少ない情報からの知識ですが、
いわゆる鬼(人間ではない。妖怪?や発達途中の人間の突然変異)が本当にいたのかどうかが
知りたいと思っています。

どこかの神社には、角の生えた鬼の首(ミイラ?)が封印?されているとも聞きます。
画像など公開されていたりするものはあるのでしょうか?
それに、現在の学術上の鬼の定義や、もしも鬼のミイラなどがあり、その研究がされている場合は、
その鬼のミイラは、何者なのでしょうか?

やはり、人間?でしょうか?

A 回答 (7件)

多くの噺は後付の理屈で、話が成り立ったときに有った訳じゃないので、当てになりません。


様々な不可思議なものを全て鬼と言っていただけで、中国の幽霊にしても死んだ人だけを鬼と言ってた訳ではありません。
元々は今の「霊」に近く、人が死ぬと鬼となってあの世に行くのです。その中でこの世に思いを残していると浮かばれずこの世にさまようわけですから、成仏霊と不浄物霊という関係になります。
あの世の者という意味では神道にも影響を与えており、イザナギが読みの国から逃げ帰ってくるときに追いかけてきたのは古事記では醜女(シコメ)ですが日本書紀になると「鬼女」となります。

さらに不思議な術を行う者も鬼と言われました。道鏡も儀式や秘術を行なう事があり、その宗派の中には五斗米道というものが有ります。この別名が「鬼道」であり、ご存知卑弥呼が精通していたとする鬼道はこのことと推察されます。(中国人が別の物を鬼道などと表現する分けないと思います)
道鏡のすべてが千人になるべく仙術を用いたわけではなく、仙術を用いようと努力したのは道鏡の一部です。
しかしこのような事から鬼が超常的な力を有すると考えられた可能性はあります。

またこの世の物でない事や更には空虚なものまでを鬼という字を使いました。なので鬼話といえば虚な話し、つまり嘘の事ですし、悪いイメージからは鬼意は悪智恵という事にもなります。

日本では平安時代前後から鬼は魑魅魍魎という認識が強くなています。百鬼夜行は鬼の行列ではなく魑魅魍魎の行列の事です。
なので、日本では元々は正体不明の怪しげなものという意味で用いられたようです。桃太郎の鬼は最初は山賊だといわれていましたが、今ではある種の技術者集団であるといわれています。そこから力強いというイメージになったのでしょう。
さらに人の思いが募ると鬼に化すという考えも出てきました。物を長く使うとやはり鬼になります。付喪神はしばしば鬼の格好で描かれます。

さらには強大な力を持ったオノに対しても使われ、先ごろ流行った猫侍の主人公「まだらめ」は剣の強さから「まだら鬼」と呼ばれたとしています。鬼平犯科帳も強大な力からきています。
今では度を越えたものに対しても使われるようになり、「オニウマ」などといいます。

赤鬼青鬼は最初得に意味を持ちませんでした。人間らしからぬ様々なものというだけの意味です。しかしそこから定着し、後に鬼は赤と青と決められてしまったのですね。さらに後世になるとお不動さんのイメージに重なり。黒や白なども出てきました。

鬼のコスチュームはかなり後世のものです。
中国で生まれた「丑」や「寅」は丑であり牛ではなく。寅であり虎ではありません。なので牛の角に虎のパンツはありえないんです。
丑は物を拾おうとして腰を曲げる姿物事の曲がり角を表します。寅は居住まいをただす。つまり曲げた実を起こしてまっすぐにする所作を意味しています。なので丑で変化を起し、寅で変化が完了す筒あるという事になります。このことから方位では東北丑寅の方位は変化の方位としています。

たまにテレビ等に出てくる鬼のミイラは腕だけの者は猿など、全体のものはさまざまな動物や木などを繋いだものとされています。

日本の土壌は酸性が強いので古いものは骨まで朽ちてしまいます。だから人間を含めた古代生物の化石が見つかりにくいんです。もし上手くアルカリ性土壌に守られなきゃほとんど見つからなくなっているかもしれません。
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歴史の質問だと思うのですが、おそらく、「鬼」= 強い & 怖い & 危険かもしれないので対応に気をつけるべきもの ということだっただろうと思います。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC#.E9.AC.BC …
 
質問文に「人間ではない」と断りを書かれていますが、人間でも、仕事の鬼のように言うのは、そこに普通とは違って打ち込んでいると鬼神がついたようになるということで言うのでしょう。 その《鬼神がついたような》は、なかなかなことでは他人に影響されない、考えていることが普通と違う、普通の人には怖くていけないようなところ・住めないようなところにいる=体も強くて丈夫で意思が強いということだと思います。
 
体形が西洋人風、ヒゲや赤毛、頭髪ぼさぼさは、主要な鬼の特徴ではないと思います。
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鬼は、日本においては「人知の及ばないもの」を指していましたね。


同義で、童子、媼、翁もその対象とされていました。

子どもには大きな力がある(出生時の死亡率が高かったからだと思われます)、そして、老人には同じように力がある(昔は平均寿命が短かったためと思われます)と考えられていました。
そのため、昔話に出てくる鬼退治をするのは、決まって子供です。
これは、毒をもって毒を制す、的な発想です。
また、昔話に登場するのは媼、翁でした。

中国の仏教文化の流入、陰陽道の発展で、平安時代に現在の鬼のイメージが定着し、その後外国人が漂着すると赤ら顔やら大きいやらで天狗や鬼と言われたこともあるでしょう。

また、医学の発展していない中世では、奇形児の処置なども難しいので、そのまま成長した際に、異形のものとして鬼と扱われることもあったようです。
彼らは追儺の儀式(節分の豆まきの原型)で石をぶつけられたりしていたとも言われています。
現代でも頭蓋骨が変形したと思われる角を持つ人がたま~にいます。

学術的には、鬼は定義はなく、あくまでも民間伝承の中での存在として扱われています。
余談ですが、唯物史観がこういったものを学会から排除したおかげで、なぜ聖徳太子は童子の姿が多く伝承されているのか?ということが学会では解明されません。
鬼と童子の関係性からわかるはずですが・・・
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>中国では鬼というと幽霊のことだそうですが、


おに(陰に)という大和言葉は既にありました。
「鬼」という漢字を訓読みとしてあてはめました。
「鬼」の概念を導入したものではありません。
結果として定義が違ってきました。

>日本における鬼とはどんな存在でしょうか?
現在の鬼の原型は仏教の羅刹天です。
ヒンズー教に由来します。
漂着した欧米人などとは無関係です。

>また、もっと昔の平安時代などの鬼は、どこか別の国から流れ着いた人間であった可能性がありますよね。島国の日本としては十分な可能性ですよね
日本は絶海の孤島ではありません。
平安時代には遣唐使が派遣され、唐と往来しています。
中国の仏教は西域からもたらされました。
西域の人、胡人すなわち、現在のイラン人のご先祖様です。
正倉院には西域の文物が多数保管されています。
日本はローマから始るシルクロードの終着地点と見做されています。
平安時代には渤海からの使節が日本海を越えて来朝していました。
渤海からの使節は毎回大量の毛皮を持ってきました。
当然シベリアタイガーや朝鮮虎の毛皮も含まれていました。
仏教は百済からもたらされました。
古墳時代の遺跡からは舟を型どった土器が多数出土しています。
丸木舟ではありません構造船と呼ばれる大型の船です。
渡来人という言葉を聞かれたことはありませんでしょうか。
平安時代ともなれば、唐、天竺(インド)など海外に色々な国があり、色々な人種が住んでいることは常識でした。

>角と虎柄のパンツというものも中国の幽霊説からの想像であることも知っています。鬼門が方向を表す干支の位置からですね。
中国の幽霊説とは無関係です。
仏教に基づいて形作られていったものです。
仁王様を初め四天王の足元に踏みつけられています。
雷神のイメージは後世つくられたものです。
鬼門云々は道教からきた陰陽道での考え方です。
ご質問の冒頭で既に中国の鬼と日本のおには違うことを御指摘になられていませんか?

虎が人を襲う猛獣だという知識は充分ありました。その毛皮を鬼神に着せるぐらいの発想は極自然です。
一々陰陽道だの方角だの鬼門だの持ち出すまでもありません。

>いわゆる鬼(人間ではない。妖怪?や発達途中の人間の突然変異)が本当にいたのかどうかが
知りたいと思っています。
幽霊も妖怪も神仏も信じる人には実在します。信じない人は永久にお目にかかれません。
十一面千手観音やお不動様を御覧になられて実在していたとお考えになられますか?
ポケモンのキャラクターは何かを見なければ考え付かないとお考えでしょうか?

>現在の学術上の鬼の定義
大学を初めとして民俗学の研究機関で進められています。
鬼もなかなか面白い分野です

>もしも鬼のミイラなどがあり、その研究がされている場合は、その鬼のミイラは、何者なのでしょうか?やはり、人間?でしょうか?
絵に描いたような鬼の遺物は発見されていませんが、動物の剥製を合成したものが多数あることは判明しています。
何時の時代、どこの国でも人を驚かせてやろうと考える人間はいます。

人間の空想力、創造力というものは、一々現物を必要としません。
古代中国で「山海経」という 絵入りの書物が作られました。
腹に穴が開いていて向こう側が見える人間とか、上下逆さまの人間とか、考えられることは何でもありのような書物です。

化け物、妖怪、悪魔などは世界中の民族がそれぞれ考え出しています。
ノートルダム寺院にはヨーロッパ人が考えた化け物が沢山飾り付けられています。

もうすぐ節分です。日本中にどんな鬼がいるのか探してみて下さい。
オニババアは家にいる?
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具体的な鬼のモデルというと



・外国人
・落ち武者や隠れ貴族
・巨人症などの病気や遺伝子的な奇形

というのが定説ですが
日本の鬼道というとそれは別の意味を持ちます。

邪馬台国の卑弥呼国を治めた方法も鬼道です。
呪術であり神がかり的な事もあったようです。

日本においては古来から鬼と神はすみ分けが難しく
一時神だったモノが堕とされて鬼にもなりますし
鬼神とあるようにその力をもってあがめられるモノもいます。
一般には人に仇成すモノであり封じられたり退治されたりするのですが
役小角のように使役される西洋の使い魔的な存在もあります。
基本的には霊的な力の象徴であるが
懲らしめたり戦ったり何かを達成したりしても
それは命を受けていてそれに属すか服しているという事かと。

もともと八百万の国ですから様々な形の命を認めますので
陰陽道も仏教も儒教も風水もみんな受け入れて混ざってしまいまして
鬼も時代と共にその在り方や形を変えています。

まあ実在する人としてはこんな人もいます。
http://rocketnews24.com/2010/04/15/%E6%91%A9%E8% …
妖怪は・・・証明できないですね。
ちなみに鬼のミイラは猫など動物を作り替えたもののようです。
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中国では邪鬼と言って幽霊を表しますが、



日本の鬼は赤、青、緑とカラフルで村に来て悪さをす存在です。
これはどこからくるのでしょうか?

平安時代頃に難破してたどり着いた西洋人という話があります。
そもそもその時代に西洋人が日本までたどり着くことが出来るのか?という所から言うと、
日本の弥生時代に当たる年代には既に星を使った航海術というのが確立しており、
アフリカから日本に渡る技術はあったと言いわれています。

次に難破した西洋人は未開の地(日本)に人が住んでいることが分かると、
手っ取り早く強奪を始めました。彼らに取ってみれば原始人が住んでいるのですから、
何でもし放題です。食料の強奪が簡単だと分かると、
次に村の女を連れて行きます。
明治期の日本人の身長はご存知の通り150cm未満でした。
そのころ既に170以上の平均身長を持っていた西洋人を見たとき、
日本人は驚いたことと思います。赤い顔、緑の目、青い目をして、
金髪で170以上の大男が食料は強奪するは、女は連れさらうは、暴力は振るうはで、
やりたい放題の彼らの所業に対して村はパニックになったはずです。

そこで立これ以上被害を出さないために立ち上がったのが桃太郎や金太郎他の勇気がある人達です。

鬼が島伝説の残っている島は大体南太平洋沿岸に多く、難破した彼らがひっそりと暮らすには
絶好の場所だったのではないでしょうか。

それらの話が日本に代々伝わって昔話になったのが桃太郎伝説です。

つまり鬼は西洋人のことです。
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手塚治虫さんの「鬼丸大将」では、船の難破などで日本に流れ着いた外国人説を採用しています。


体格の大きさや、赤っぽい皮膚の色、昔の日本人があまり食べなかった牛の肉などを食べるなどの食生活の違いなど、鬼の条件はそろってます。

山伏の姿などにその名残が残ってますが、古代のユダヤ系民族の一部では、額の辺りに、突起物状の装身具をつける風習があります。角に見えたかも。

 
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