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この間、「卑弥呼の鏡」は「魔鏡」にだった
というニュースを見たのですが
私昔「卑弥呼の鏡」は「魔鏡」って学校の先生に
教えてもらったような気がするのですが・・・
私何か勘違いしてたのでしょうか?

ふざけてるわけではなくて
本当に純粋な疑問です。

「卑弥呼の鏡」は「魔鏡」って最近分かった事なんでしょうか?
それとも他にも「卑弥呼の鏡」があって
それは「魔鏡」って分かっていたのでしょうか?

A 回答 (3件)

>私昔「卑弥呼の鏡」は「魔鏡」って学校の先生に教えてもらったような気がするのですが・・・私何か勘違いしてたのでしょうか?


魔鏡という現象は古くから知られていました。
厚みの薄い銅鏡で認められる現象です。
所謂、卑弥呼の鏡と呼ばれている銅鏡の厚みが薄いことから。魔鏡としての特性を備えているだろうと考えられていました。
この辺のお話を学校の先生は御存知だったのでしょう。
魔鏡現象を示させる為には熟練した研磨技術が必要です。しかも手作業が必要です。
遺跡から発掘した遺物を、実際に熟練した職人さんに研磨してもらったことがあったかどうかは寡聞にして知りません

>というニュースを見たのですが
3Dプリンター関連のニュースですか?
説明不足で誤解が生じたようです。
今までは、大切な遺物を勝手に磨いたりいじったりすることができなかったが、3Dプリンター技術によって、遺物に直接手を触れなくとも、できたレプリカを使えば自由に弄り回せるようになった。
現に、三角縁神獣鏡のレプリカを作ってみたら魔鏡現象を確認することができた。
という主旨だったはずです。
これが、短絡して卑弥呼の鏡は魔鏡だったと伝わったようです。
「魔鏡」という言葉もなにやら怪しげで神秘的な雰囲気の言葉ですので、このような誤解も止むを得ません。

>卑弥呼の鏡」は「魔鏡」って最近分かった事なんでしょうか?それとも他にも「卑弥呼の鏡」があってそれは「魔鏡」って分かっていたのでしょうか?
上記の説明の通りですが、「卑弥呼の鏡」という言葉にも若干誤解というか混乱があります。
中国の古い書物に、卑弥呼なる人物に中国の皇帝が100枚の鏡を下賜した、という記録があります。
日本の古墳から、三角縁神獣鏡と名付けられた鏡が出土しています。
この古墳から出土した鏡が、中国の文献に記載されている鏡ではないのか、とされています。

卑弥呼に下賜された鏡という意味で卑弥呼の鏡と呼ばれるようになりました。
つまり、一般に「卑弥呼の鏡」という言い方は三角縁神獣鏡のことを言っています。
結果として「卑弥呼の鏡」は沢山あることになります。
又、肉厚が薄いことから、熟練した職人さんが研磨すれば「魔鏡」現象を起こす可能性は充分にあります。


(1)魔鏡現象
厚みの薄い銅鏡を磨くと、手の加減で、裏面の模様の凹凸が鏡の表面にできてしまいます。
この凹凸がほんの僅かな為に、鏡を目で見た限りは見分けがつきません。
光をあてて反射させて壁などに向けると、鏡の映像の中にぼんやりと裏面の模様が浮かび上がります。
この現象を示す鏡を魔鏡と呼びます。
(2)三角縁神獣鏡
鏡の裏側の縁の断面が三角形で、模様に空想上の動物(神獣)が鋳込まれた鏡
(3)三角縁神獣鏡と卑弥呼が下賜された鏡との関係
当初は、同じものと考えられていましたが、最近の研究では、必ずしもそうではない、と言われています。
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こんにちは



古代鏡が魔境だった可能性については古くから指摘されていたようです。愚輩も数年前にそのことについて当コーナーに質問したことがあります。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1531920.html

しかし発掘された鏡は文化財であることから研磨することは許されていません。もし研磨したとしても千年以上経過しているため変質している可能性もあります。要するに確認されていなかったのです。
今回の京都国立博物館の実験はレプリカで実験したら魔性を確認できたというもので、愚輩としては「やっぱり!」いう感じですね。
ですがレプリカは3Dプリンターで作られており、当時の技法(たぶん鋳造だった)ではありません。その違いについての検証はされたのでしょうか? (若干の程度の差はあっても魔性が出たことに違いはないはず)

報道では魔性の原因を研磨の際の「たわみ」としていましたが、温度による膨張も考えられます。まっ平らに研磨している鏡でも温度が上がると裏の紋様に応じて表面に微妙な凹凸を生じるはずなのです。もし愚考どおりなら面白い現象が起こるはずです。冷暗所から取り出してきた鏡を日光に当てると暖まるにつれて壁に映った光輪の中の紋様が段々に濃くなるはずです。この際鏡はわずかな凸面鏡に変化するはずなので壁の光輪は大きくなるはずです。1~2分で起こるはずなので、現代人でも驚くと思いますね。こんな実験も博物館でやってみてくれると面白いんですがねぇ。

古事記や日本書紀に「鏡で占った」という記述は何回も出てきますが、鏡をどのように使ったのか、何がどうなれば吉なのかといったことは書いてありません。もし愚考のような現象が起こるのなら光輪の大きさや紋様の濃淡が吉凶の判断要素だったでしょうね。
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 史料や時代背景、分析から、たぶん魔鏡だろう、と以前から言われていたけど、まさか現物を研磨しなおして確認するわけにもいかず、3Dプリンターという技術が確立された現代に再現してみたら、そうだったと確認できた、ということなのでは?



 魔鏡だと確実に分かっていれば実験する必要もないわけで。
 
 古くはミイラのX線撮影やMRI撮影など、「新しい技術で歴史的遺物を検証する」というのは耳目を集めやすいので、研究者の間では人気なのです。
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この回答へのお礼

そうなのですね。

魔境だろうと言われたいたのを
私が勘違いしていたのかもしれませんね。

3Dプリンターも凄いですけど
当時の技術力もすごいですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2014/02/01 11:07

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