皆既日喰を仲立ちとし、卑弥呼と天照大神を結び付けていますが、天文学の立場から、如何と思われますか？

古代史では、卑弥呼と天照大神との関係を、以下のように説明するストーリーがあります。

１．以下は、明記されている事項です。
記紀では、天照大神が天の岩戸に隠れ、この世は闇になりました。
天文学では、２４７年２４８年に皆既日蝕がおこりました。
倭人伝では。卑弥呼の後続はイトになりました。

２．以下は、上記をつなぐものとして考えることです。
この天照大神に邪馬台国の卑弥呼を比定します。
２４７・８年に、シャヤーマンである卑弥呼は、皆既日喰という不吉な出来事のせいで、能力を疑われ、殺されました。

質問は、このストーリーでは、皆既日喰を仲立ちとし、卑弥呼と天照大神を結び付けていますが、天文学の立場から、如何と思われますか？

No.1 ベストアンサー 回答者： EFA15EL 回答日時： 2023/03/06 15:15

天文学的に言うのならば、247年、248年に九州や機内で観測出来た日食は「皆既」ではなく「部分日食」であり、

周囲が暗くなるほどではなかったと考えられています。
卑弥呼の没年がその頃であろうというのは特に異論を持ちませんが、
天岩戸伝説にふさわしい状況だったのかと言うとかなり疑問が残ります。

もちろん日食自体は観測出来たと思いますので、
反体制派が無理やり難癖を付けてクーデターを図った、と考えられなくもないですが、
それはどちらかと言うとエンタメ的な空想であって学問と言うには足りないかなと思います。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
＜247年、248年に九州や機内で観測出来た日食は「皆既」ではなく「部分日食」＞ですね。皆既か部分か、どの地域か、さまざまですね。
天文学（自然科学）に比べたら、歴史学（とくに古代）は、＜エンタメ的な空想＞ですね。

お礼日時：2023/03/06 17:57

No.2 回答者： 遊撃丸 回答日時： 2023/03/06 16:01

天照皇大神って2人居たの知ってる？