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今、本を読んでアメリカについて調べています。
本では以下のように書いてありました。
50年代と60年代は、鉄鋼、石油化学、自動車がさかんになった。
70年代は、石油危機で燃費の安い日本車に押され自動車産業が停滞
90年代はIT
今はITや、バイオテクノロジーがさかんだけど、全体的に産業は海外拠点になってしまい産業空洞化と。

この50年代、60年代の、鉄鋼、石油化学、自動車なんですが、たしかこの頃って
アンドリュー・カーネギー。ヘンリー・フォード。ロックフェラーの頃だと思うんですけど、
鉄鋼、石油化学、自動車をアメリカで発展させたのって、この3人と認識して大丈夫ですか?
鉄道とかで「これからは鉄鋼だ」と考えたカーネギーが鉄鋼業に乗り出し、その後にフォードが「誰もが乗れるように車を安く大量につくろう」って流れで、この時代にこうした産業がはやったのかなと思って質問してみました。よろしくお願いします

A 回答 (2件)

>アンドリュー・カーネギー。

ヘンリー・フォード。ロックフェラーの頃だと思うんですけど、

 No.1さんのとおり、この人たちは20世紀初頭から、ヨーロッパが第1次世界大戦の戦場になった1920年代までの話でしょう。
 その後、アメリカは1929年の世界大恐慌で経済的な打撃も受けています。

 50年代、60年代は、どんな感じでしょうね。
 世界的に、1945年に終結した第2次世界大戦からのヨーロッパの復興、世界的な経済成長、アジア・アフリカの植民地の独立といった消費経済の大幅な発展期だったのではないでしょうか。「作る側」(供給側)の理由というよりは、「必要とする側」「欲しがる側」(需要側)の理由で工業が発展したのだと思います。

 「鉄鋼」に関しては、第2次世界大戦後の世界的な経済復興に伴い、建設(ビルディングや橋、工場、住宅など)、経済発展に伴う物流の拡大による造船、自動車の生産拡大、生活向上による電気製品や自動車の所有の拡大などにより、鉄の需要の大幅な拡大があったのでしょう。
 日本でも、アメリカに一歩後れますが、1970年に戦後の財閥解体で分割されていた製鉄会社が競争力を高めるために合併して「新日本製鐵」(新日鐵)が発足し、高度成長をとげました。

 「石油化学」は、主に「化学繊維」の発展ではないでしょうか。↓を見ると、1938年にレーヨン、1950年にポリエステル繊維、アクリル繊維が工業生産開始とあります。やはり、戦後復興と経済発展に伴う「衣食住」のうちの「衣」の消費拡大に対応したのでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6% …
 日本でも、大手化学メーカのほとんどが、もともとは繊維メーカです。
  ・東レ = 東洋レーヨン
  ・テイジン = 帝国人絹
  ・クラレ= 倉敷レーヨン
  ・カネボウ = 鐘淵紡績
など。
 なお、ロックフェラーは「石油採掘」で財をなしたのであって、「石油化学工業」とは分野が違います。

 「自動車」は、同様に「物流」のトラックとともに、個人の生活向上に伴う「自家用車」の消費増大でしょう。

 50年代、60年代は、こうした工業製品を大量生産できる技術、製造設備、投資マネーは、先進国であるアメリカに集中していたということです。

 その頃の日本製品は「安かろう、悪かろう」というレベルでした。
 その後、戦後経済発展遂げた日本やドイツがアメリカに追いついて行き、1980年代には自動車・電気製品は安くて性能と品質の良い日本製品が広く普及し、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」といわれるまでになりました。これは、日本の先人たちの地道な努力と勤勉さの成果です。
 しかし、アメリカも、そして日本も、生活が向上するにつれ「人件費」が割高になり、人件費の安い中国や東南アジアに工場がどんどん移転して、国内にはお金が落ちなくなってしまいました。「産業空洞化」です。日本独自の「家族的経営」や「終身雇用」が「時代遅れ」「グローバル・スタンダードに反する」と批判されたからですが、それを真に受けた結果でした。
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この回答へのお礼

なるほど。素晴らしい説明で、驚くほど頭にイメージとして入ってきました。URLの貼り付けもありがとうございました。日本と関連付けてくれて、よりいっそう理解深まりました。ありがとうございました

お礼日時:2014/02/20 23:10

>アンドリュー・カーネギー。

ヘンリー・フォード。ロックフェラーの頃だと思うんですけど、
アンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie1835年11月25日 - 1919年8月11日)鉄鋼王
ヘンリー・フォード(Henry Ford 、1863年7月30日 - 1947年4月7日)フォード・モーターの創設者
ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr、1839年7月8日 - 1937年5月23日)石油市場を独占
です。
再度本を読み直して下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。いろいろと無知でした。車=あっ、確かヘンリー・フォードっていたなあ、という感覚でした。いろいろ勉強中です。ありがとうございました

お礼日時:2014/02/20 23:05

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