プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

たとえば、カメラのオリンパスが、ミラーレス一眼カメラといういままでにない画期的な技術で作った新しいデジカメを発売しました。
ところが、その後すぐに同業のソニーやパナソニック、ペンタックスなど続々と他社からもミラーレス一眼カメラが発売されました。

たとえば、マルちゃんの東洋水産が「マルちゃん正麺」という新しい手法による生麺のようなインスタントラーメンを新発売しましたが、その後に同業の日清食品から「ラ王」、サッポロ一番からは「頂」という似たようなインスタントラーメンがすぐに発売されました。

こういうように、どこかの企業が新技術や新手法を考えて新商品を作ると、必ずすぐに他社がマネして似たような商品を出してきます。

これは、どうしてマネされてしまうのでしょうか?
最初に商品を出した企業が情報を公開してるのでしょうか?それとも工場にスパイがいるのでしょうか?それとも同業者にとっては、アイデアさえ分かれば作ること自体は簡単なことなのでしょうか?
どうして最初に商品を出した企業は特許みたいなものを取らないのでしょうか?

A 回答 (5件)

特許の視点から見ますと、


・既存技術の再発見が、市場開拓につながったから
・(このため)市場を独占するために有効な特許を取れなかったから
ということかと思います。

特許で保護されるためには、どんなに小さなポイントでも良いから、
それまでの技術には無かったことを発明する必要が有ります。
そして、そのポイントが、類似商品を抑制する効果を持たなければなりません。

特許の世界では。「当たり前特許」とよく呼ばれます。
その技術分野では、ごく当たり前なんだけど、それが、出願前にも当たり前だったことを証明できない。

ミラーレスでも、マルちゃん正麺でも、そのような特許を取れなかったのでしょうね。
その理由は、これまでの回答者の方々が書かれている通りです。
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売れるからですよ。


最初に新しい製品を出すってことは今まで無かった市場を作るってことです。
当然リスクがあります。
沢山の新製品がすぐに市場から消えて行きます。

それに対してすでに他社が新製品を投入してそれなりの市場が出て来てるなら参入のリスクはずっと減ります。
先発組より良い物を安く提供すればいいのです。
先発組は先発組でパイオニアとしての知名度やブランド力を持ちます。
こうやって競争が起きる訳です。
もちろん他社の製品を見てから開発しても間に合いません。
そこらは市場調査というものを企業は常にやってますから、新製品開発は大概は作る事は出来る状態ではあるのですが、リスクを考えると踏み切れない状態であると考えられます。
そのためどこかが口火を切ってくれれば一気に参入して来るわけです。
あるいは新しいものであっても、どこもプロであってすでに基礎技術はあるのですから、類似品を短期間で開発する事はそれほど難しくない…すでにお手本や目標があるのですから…。

こうやって一社が口火を切ってある程度売れると後発組が競って参入してくる。
そして価格競争が起きる。
やがては市場が飽和してブームが終わる…現在の流行は大概こういう流れになってます。
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ミラーレスはファインダーをデジタル化しただけの事ですから少しも画期的ではありません。

アイデア自体は一眼がデジタル化された時点からありました。つうか、デジタルカメラの元祖、カシオのQV10だってミラーレスじゃないですか?(レンズ交換できないからだけど)
単に、従来の一眼をそのままデジタル化し、電子ファインダーの画質がまだまだだったからミラーを付けざるを得なかっただけで、画質の向上でミラーレスになるのは当然の進化です。
で、つまり、アイデア自体は画期的ではない、つまり特許を取れないので、他社も同様の製品をすぐに出せるのです。

インスタントラーメンも同様ですね。製法が違うだけの事です。製法そのものには特許が取れて他社はマネできないでしょうけど、違う製法で似たような製品を作り出せれば良いのです。
スパイは居るでしょう。特に日本はそういう部分に弱いので。ただ、普通の人が考え付くような事は他人も思い付いています。新製法などは常に研究されており、新しい製法、新しい麺など、何十種類も考えられていると思いますよ。
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オリジナリティを出すためには、失敗するリスクに加え、開発するコストが必要になります。

他社を真似たほうが安全に儲かるからです。

また、売れた商品というのは、そこに需要があったわけですから、更に数社が参加して似たような分野で競争することでより商品が洗練され選択肢が増え価格も安くなる、という消費者側のメリットも有ります。マルちゃんよりサッポロ一番の方がリニューアルは後手でしたが、サッポロ一番のほうが美味しい、と思う消費者もいるはずですよね。

また、似たような商品をいろんな会社が出していると、棚が賑やかになって購買意欲がそそられたりします。カレーのルーやレトルトカレーは、どの会社も同じようなパッケージで似たようなデザインで微妙に差をつけた商品を色々発売していますよね。スーパーのカレーの棚が、ボンカレーしかなかったら寂しいですよね。

とはいえ、このような内向きの競争を繰り返すと、気がついた時には世界から取り残されたおかしな進化を遂げていたりします。いわゆる、ガラパゴス化と言われるものです。日本国内のマーケットは非常の大きいため、外国の市場を完全に切り捨て国内に特化するだけでも大きなビジネスになります。一方で輸出競争力が削がれていくということは、GDP拡大競争に負けていく、ということでもあり、この20年はデフレ不況と言われますが、同時に企業の内向き姿勢が極まった時代だったとも言えます。

細かな差をつけて切磋琢磨するのも悪いとは言いませんが、世界をアット言わせるような商品を作る力は、日本から失われていっているように思います。
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最初にミラーレス一眼と称するカメラを出したのはパナソニックのはずです。

それ以外にレンズ交換式コンデジはエプソンなど数社で出していたはずですが、「ミラーレス一眼」とは呼んでいませんでした。特許さえ取っていなければ同じようなものを他社も出して「二匹目のドジョウ」を狙うのはやむをえません。
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