初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

英国軍によるイラク人への虐待はヤラセということがはっきりしたようですが、米国軍によるイラク人への虐待については、ヤラセもあったにしても、そのほとんどが本当に行なわれたようです。
そこで、ふと疑問に思うのですが、虐待された捕虜と称されているイラク人が、サダム・フセイン政権時において、クルド人は勿論のこと、イラクの一般の国民に対しても、それはそれは惨い仕打ち、虐待、拷問を行なっていたということについては、ほとんどのメディアは伝えていませんが、これって何か変ではないですか。間違ったメッセージを伝えることになりはしませんか。
米国軍人に虐待されたイラク軍人は、己がしたことを逆にされてしまったわけで、そんなに同情を買うことでもないのではないでしょうか?
このあたりの真実について情報をお持ちの方、是非とも教えてください。お願いします。

A 回答 (4件)

「文明の衝突」という言葉がイラク戦争などでも使われていますが、それに近いものは確かにあると思います。

イスラム教というものに対して、理解を欠いているがゆえに誤解している部分も多いように感じます。

イスラム教は基本的には政教一致というのが原則です。イスラム法には、「○○をしてはならない」という戒めから、それを犯したものに対して「○○の刑にする」ということまでが細かく決められています。例えば、有名な話ですが、盗みを働いたものに対してはその腕を切り落とせ、というものがあります。これ、我々の間隔では、残酷な虐待と見えますが、彼らから見れば「イスラム法に基づいた当然の刑罰」という事になります。別に、闇雲に他人を捕まえて虐待しているわけではありません。
ところがこの時、「イラク人はひどい虐待をしてる」と欧米が攻め込んできたらどうでしょうか?自分達の文明を破壊する侵入者と捕らえられることでしょう。

アメリカ軍の虐待行為は弁護の余地のない虐待のための虐待です。一方、イラクで行われていた虐待行為には、フセイン政権下で行われた「虐待のための虐待」と、「イスラム教への無知から虐待だと思いこんでいる」ものがあります。それを混同して扱ってしまっていることが最大の問題だと思いますが。
    • good
    • 0

>メディアというものは、事実というよりは、真実を伝えなければならないと思いますが。



真実をつたえなければ、といいますが、どの程度どの範囲、いつまで、どこまで、となるとどうでしょう。
また、人間は個々人の脳が認識したものが、その人の真実(real)になります。

事実(伝えられたことではなく現地で起こったこと)の中で、すべてを伝えることは不可能ですが、それは各国や各メディア等、かかわる場所や人によって、ムラがでてきますし、それを見聞した人の理解にも、程度や解釈の違いがあります。

あなたの返答の中の
>やられたイラク人も実はそれ以上惨いことをやっていたということも

イラク人とひとくくりにしていることもおかしな話です。
では、それ以上惨いことをやっていないイラク人(支配していた側の軍部ではない人)も、くくって考えたいのでしょうか。
輪廻というか、自分らがしたことが回りまわった自分にもどってきたのでは?という観念的な解釈はわかりますが、今回のような行為はあなたもおっしゃるように、どちらのサイドに立っても許されるべきものではありません。

さて、では
>一方的ではなく、編集せずに伝えなければならないとおもいますが
とのことですが、何をどこまで、どの程度、どのくらいの時間伝えるのでしょうか。
編集せずに、ということ自体無理があります。
観念的な、思考の循環に陥っていませんか?
社会に出ておられれば、どのような出来事も、無数の思惑で物事が伝えられるのは理解されていると思います。

西欧各国は各国の思惑で、そしてイラクに行ったことも周辺各国もその思惑で(アルジャジーラ等の放送局も含め)、そのときの判断で放映されています。
    • good
    • 0

サダム・フセイン政権下の惨い仕打ち、虐待、拷問は、サダム・フセイン政権がまだあった頃のリアルタイムのレポートはなかなか求める手段もありませんでしたし、その当時の写真等の映像画像はあまり出てこなかったものの、政権崩壊後に関しては、例えば日本のメディアは、何が行われていたかについては体験者や元関係者への取材は多く行われています。

アメリカのTV局でも似たような取材はありましたが、そう多くはないようです。

アメリカに住む友人に聞くと、たぶんヨーロッパを含め、西欧では崩壊後のそういったなにが行われたいたかなど真実の追究よりも、米軍の攻撃や西側による民主化を題材にした、いわゆる連合軍の勇ましい点を伝えたニュースの方が多かったようです。

問題は、過去フセインの恐怖政治を批判し民主化を求めた西欧の軍が、非難していたフセイン政権が行ったと思われると同じ、惨い仕打ち、虐待、拷問ともとれる行為を行ったことです。

また、その拷問等をうけたイラク人が、元フセイン政権の特権下にあったイラク人とは限らず、単に英米軍の占領に反対したまったく異なるイラク人の可能性があるわけで、あなたの言うイラク軍人と同列とは言い切れません。
いわゆる、民主化を求めた側が、単なる欧米占領に反対してはいるが、一般市民かもしれないイラク人にも拷問等を行ったことは、非難されるべきことです。

また、この問題は英米軍の指示か一部の軍部の暴走かはわかりませんが、西欧軍は昔の大戦やベトナム戦争でも起きた許されざる行為を、また繰り返してしまった、というところが非難されるべき点でもあり、彼ら軍が自ら反省すべき点でもあるのは疑いようもありません。

己がしたことを逆にされたと言えるのは、フセイン政権下で横暴な行為を行った特権階級や軍人へは、その気持ちはわかります。
ただ、いずれにせよ、許される行為ではありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
米国軍人が行なった行為は決して容認されるものではありません。言い訳不能です。
しかしながら、やられたイラク人も実はそれ以上惨いことをやっていたということも、これまた事実です。手足の指をひとづつ切り落として苦しむのを笑いながら見ていたなど…。
その事実を一切伝えないという、これまた事実に何か作為的な違和感を感じているのは、決して私だけでは無いようにに思いまして、質問させていただきました。
メディアというものは、事実というよりは、真実を伝えなければならないと思いますが。
つまりは、一方的ではなく、編集せずに伝えなければならないとおもいますが、いかがでしょうか。

お礼日時:2004/05/16 21:24

 あなたの言うとおりだと思いますが、恨みの連鎖、復讐の連鎖を容認できるでしょうか?


 イラク人の虐待は獣的なのに対し、米人の性的虐待はやってる人は精神疾患にかかってるとしか思えません。
 公務につくべきではありません。勿論過去のイラク人の行為も許されることではありませんが。

 ただ米国の場合、自国民から自浄的な動きが出るところが救われますよね。

 早く平和になってほしいです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報