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糖質が多い食事をすると食後に急激な眠気に襲われるというのはよく聞く話ですし自分でも経験のあることなのですが、その理由を詳しく知りたいです。

ネットで少し調べてみたところ、糖質の多い食事によって血糖値が乱高下することが眠くなる原因らしいのですが、それはなぜでしょうか?

また、炭水化物を制限した食事をとることで食後にほとんど眠くならないということが最近確認できたのですが、なぜタンパク質と脂質の血中濃度が変わっても眠くならないのでしょうか?

タンパク質と脂質にも糖質にとってのインスリンに対応するような血中濃度の調整役があると思うのですが、食後の眠気において違いが生じるのはなぜでしょうか。ケトン体の血中濃度は食事量によって変化しないということでしょうか?

A 回答 (2件)

まず最初に基礎知識。


食後に眠くなるのは脳がエネルギー不足に陥って活動が落ちるから。
そしてタンパク質と脂質は脳のエネルギーにはなりません。よってタンパク質と脂質の血中濃度と脳の活動は無関係。

脳のエネルギーとして利用されるのはグルコース(ブドウ糖)とケトン体のみです。

1)糖質の多い食事によって眠くなる原因:
糖質が多い食事をする→
大量の糖質がアミラーゼ等の消化酵素によってグルコース(ブドウ糖)に分解される→
腸壁を通じて大量の糖質が血管内に取り込まれる→
血糖値が急上昇する→
インスリンが大量分泌される→
血糖値が急降下する→
低血糖症に陥る→
脳が機能低下し、眠くなる。

という流れですね。

2)炭水化物を制限した食事では眠くならない理由:
普段、人間の血糖は糖新生という生体反応によって血中のアミノ酸やグリセロールという脂肪酸の分解物から、糖を合成することにより一定に保たれています。
これによって脳が必要とするエネルギーが常に供給されるようになっています。

炭水化物を制限した食事では、この糖新生が活性化されていますから、血糖値は安定しており、低血糖状態に陥ることもありません。よって眠くなりません。逆に食後血糖値が上がってインスリンが大量分泌されている状況下では、糖新生は起こらなくなります。このために糖質を大量に含む食事後、インスリンで血糖値が急降下すると、低血糖状態に陥るということです。

糖質は脳の唯一のエネルギー(これはウソですけど)という話であり、炭水化物は脳の唯一のエネルギーを補う上で食物を通じての摂取が必要、という話でしたが、これらの話は全くのデタラメ。むしろ事実は全く逆で、炭水化物を食物を通じて摂取してしまったがために、血糖値を安定して保っていた糖新生がストップしてしまい、脳の働きが低下する、という「笑い話」にもならないようなことが起こっているということです。

3)ケトン体について
ケトン体は糖質の摂取量を一日50g以下に抑えた場合に、脂肪酸が分解されて生成される水溶性の物質です。なので糖質を大量摂取する食生活では、そもそも生成されません。
ケトン体がなくても糖新生があれば、脳が必要とする糖質はすべて賄われます。

だからケトン体の濃度が高くても低くても脳が機能不全に陥ることはありません。なおケトン体の一つβヒドロキシ酪酸は脳内でβエンドルフィンという物質に変わることが知られています。βエンドルフィンは脳内麻薬として知られておりモルヒネの6倍という強力な威力を有しているとも。

糖質を極端に制限してケトン体が生成されるようになるとβエンドルフィンが増えますから、脳の働きが高まります。
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血糖が十分あるということは、当面休養をとる時期であるということになると思います。

血糖は栄養状態のマーカーなのではないかと思います。人間がいわゆる甘い物をたくさん食べるというようなことは、人間特有の現象であって、食性が一定している動物にとっては血糖が上がってくるということは同時にたんぱくや脂質を取り入れているということになるのではないでしょうか。
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