A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
自虐ではなく
世間からそういう目でみられたということです
つまり
モノを作ることが
まっとうな職業という意識が
昔からあったのですね
江戸時代だって
「東海道中膝栗毛」や「好色一代男」などは
ご存知だと思いますが
これだって当時は原稿料などなく
お礼に茶店で接待されておしまいです
前の方も書かれていますが
芸能人も何の生産をしていないのが
蔑まされた原因ですね
農業と違って土がいらないので
石ばかりの河原に住まわされました
それで河原乞食と呼ばれていたんですね
農業、工業などが
モノを作るりっぱな職業だったのですね
小説などは生きるのに何の役目もしていないと
いうことですね
明治時代になると
新聞社の記者などは
「ゴロツキ」と呼ばれて
チンピラみたいなもので
まっとうな人のやる仕事ではなかったのですね
いまでもいるでしょうが
この記事を書かれたくなかったら
いくらか頂だいという、職業だったのですね
物書き、新聞社などというと
まず家を貸してくれませんでした
今と違って
こういう職業は
貧乏だったんですね
夏目漱石だって
学校の先生や新聞社に勤めて
給料をもらいながら
小説を書いていましたから
恵まれた作家だったんですね
この頃から
いくらか小説も認められるように
なりましたが
現代だって
物書き、小説家といっても
本当に恵まれている作家
売れている作家は
ひとにぎりですからねえ
そうそう
この語源はわかりませんが
「筆は一本、箸は二本」という言葉があります
つまり筆(ペン)一本では飯を食えないと言う意味ですね
明治時代の斉藤緑雨という作家が残した言葉です
No.2
- 回答日時:
先の方の仰る通りで、芸能人は「河原乞食」と呼ばれたりもし文筆業も
嫌われていました。だって家業を支える真面目な人々にとっては遊んで
暮らすようなもので何も形有るものを生まない遊興人だったでしょう。
40年ほど前だったと思います。見知った人が女優となってTVに出ると
祖母が「可哀想に、河原乞食になってしまって」とつぶやきました。
自由業の成り立ちからしていかがわしく収入も不安定。かたぎの職人たちから
おこぼれをもらって生計をたてるのですからそうした表現は普通でしょう。
一時間で何百万円も稼ぐタレントや出版社の金で豪遊する作家が存在する現代
の方が異常な気がします。
No.1
- 回答日時:
ちょっと意地悪な指摘ですが、「語源を探しているのですが」 という言い方はまずいなと思います。
単語の場合には 「語源」 といえますが、表現の場合には 「語源」 という言い方になじまないことがあります。この場合はおそらく 「出典」 という言い方の方がふさわしいのではあるまいかという気がします。「身内から ・・・ が出るのは恥だ」 のような言い方は、その源がどうだとかいう以前に、日常普通の表現です。「A が B であるのは C である」 という表現は、あまりに普通の日本語なので、おそらく特定の文献に出ていたものを借用したといった感じで用いたのとは違うのではないでしょうか。
「身内」 から出ると 「恥」 であると思えるものは、「物書き」 に限りません。もっと悪いのはたとえば 「犯罪者」 などでしょう。「身内から犯罪者を出したなんて、世間に顔向けが出来ねぇや」 みたいな言い方は日常的な会話に出てもおかしくありません。保坂和志が使ったのは、その表現を敷衍したようなものでしょう。
ただ 「三代の恥」 は面白いです。普通は 「末代までの恥」 などというように使うのですが、それを 「三代」 に限定している。どこかユーモラスな印象を与えます。ということは、ご自分が作家であることを、あるいは作家になってしまったことを、冗談ぽく表現したのではないだろうかと想像できます。
以上のようなことを述べておいて書くのも何ですが、「自分は文士なんぞになってしまって、これでは○○家にとっては、恥を末代まで残すようなものかもしれないな」 みたいなことは、明治の作家あたりが言ったことがあったとしてもおかしくはない気もします。どの作家がそんなことを言ったのかとなると、私の知識の及ぶところではないので、残念ながらお答えできません。文字になっているとは限らず、多くの作家が同じようなことを言ったかもしれないと想像したりします。「作家」 「文士」 「物書き」 という職業は、いわゆる 「カタギ」 の仕事とはみなされない風潮があるのは、今も同じかもしれないです。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/08/26 02:02
回答ありがとうございます。
お礼が遅れてすみません。
「語源」と「出典」の違いの説明もありがとうございます。
大変参考になる内容でした。
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