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クラリネットを趣味で吹いてる中高年です。
スケールを覚えようと思ってるですが、なかなか身に付きません。
みなさんはどうやって覚えているのでしょうか?

クローゼの教本にあるスケールは長短続けて全調が通して吹けますが、臨時記号ですべて書かれてて、ガン見しても間違えてしまいます。
指に覚えさせようと何度吹いても、古い頭では丸暗記は難しい。

なので急がば回れで、規則性を整理して調や#♭の数を意識して吹こうかと思ってます。
まず、長調は全て頭に入れて空で指が勝手に全調吹けるようにして、旋律的短調は上下で#♭の数を考えてから吹くのがいいかと・・。
次のように自分なりに考えてみたんですけどどうでしょうね?

1.#をプラス、♭をマイナスとして#♭の数を計算で求める。
2.半音で5つ#♭が増減する。(半音↑で-5、半音↓で+5)
3.12を足し引きして±6内に丸める。
4.短調は長調に対して-3する。
5.旋律的短調の上りは長調と同じと考え、3番目だけ♭を付ける。

例えば、ロ長調ならハ長調の半音下だから+5なので#5つ。
シ・ド#・レ#・ミ・ファ#・ソ#・ラ#・シ

ト短調なら、ト長調が#1つなので短調は1-3=-2と計算し♭2つ。
上りは#1つで3つ目を♭するから、ソ・ラ・シ♭・ド・レ・ミ・ファ#・ソ。下りは♭2つで、ソ・ファ・ミ♭・レ・ド・シ♭・ラ・ソ。と間違いなく吹けます。

#♭の増減は、半音で即座に計算するのは面倒だから、実際には近い音階から計算するのがいいのでしょうね。
・全音↑で+2、↓で-2。
・五度↑で+1、↓で-1。
・短三度↑でー3、↓で+3。
例えば、イ長調はト長調の1音上だから+1+2=+3だから#3つ、ホ長調はハ長調の2音上だから+2×2=+4だから#4つ、とか。

「五度圏」という円形の図があるようですが、これを見て順にスケールを吹くと身につくでしょうかね。
主音⇔#♭の数 を即答できると楽譜がなくても吹けそうですね。

あと、呼び名も和・伊・独・英がありますが、どう使い分けてますか?
移調楽器は運指はドレミ、実音はCDE(ツェーデーエー)とドイツ語でいいのでしょうか。
書く時はわかりやすさから英語で「G#」とか書くのですが、読む時は「Gis(ギス)」と独逸語で読んでしまいますが、日本人なら「嬰ト(えいと)」と読むべきですか?
徹底してる人はいますか?

A 回答 (3件)

こんにちは。

クラシックの音楽家です。専門は違いますが、クラリネットも若いころ少し吹いたことがあります。
まず、質問者様がオリジナルに考案された方法なのですが、最初何のことかわからず、思考が止まってしまいました(笑)。数学的思考にお強いのでしょうか。で、実際にこれをお試しになったのですか? 長年音楽をやっていますが、こういうアイデアは初めてで、その意味では興味深く拝見しました。しかし、これではあまりにもややこしすぎて、急がば回れではなく、回りっぱなしになる危険の方が大きいです。
私がまず気になったのは、御使用されているクローゼの教本です。かなり古いもので、現在インターネットでも無料で閲覧できるので、見てみました。スケールの変化音が全部臨時記号で書かれているというのを読んで、そんなことがあるのかなと思っていたのですが、確かにそうなっていますね。しかも、スケールの順番が、どういう理由でこういう風になっているのかわかりません。スケール習得のためには、適した教本とは言えません。もっと新しい、日本で書かれたシンプルな教本から始められることをお勧めします。
五度圏については誤解があるようなので、先に音名の方からお話ししますが、音楽の現場では、日本音名はまず使いません。クラシックの場合は、ドレミとドイツ音名です。ドレミの方は、音階上の音の関係を統一して把握するのに向いており、メロディーに音名をつけながら歌う場合などに使います。一般的に言われる、移動度という使い方が主です。ドイツ音名は、個々の音の実際の高さ、つまり実音を特定するのに適しています。ですから、「移調楽器は運指はドレミ、実音はCDE(ツェーデーエー)とドイツ語でいいのでしょうか」という御質問に関しては、誤り、というか、普通はそのようには使いません。B♭管のクラリネットであれば、楽譜上のドレミは、実音ではBCD(ベー・ツェー・デー)となります。ポピュラーやジャズの方たちは、英語音名を使います。したがって、クラシックをおやりになるなら、ドレミとドイツ音名を覚えてください。
さて、問題の五度圏なのですが、初期の音楽の実習で必要とされる五度圏の知識と、音響学的な理論の五度圏を混同しないようにしてください。御質問中に御自身で書かれているように(気づかれているように)、五度圏の順番でスケールを勉強するのは、合理的、というより、定石といってよいです。ただし、「円形の図」というのは、楽典という、音楽理論の基礎を勉強するときにわかりやすく説明するための図です。これを利用するのではなく、最初からスケールが五度圏の順番で並べられている教本を見つけられた方が良いです。たとえば、ピアノの勉強を始めた人がすぐに使う、ハノンという教本がありますが、この中では、スケールは五度圏の順番で並べられています。ただし、ピアノの場合、指使いの難易度の関係から、五度ずつ上がっていくのではなく、下がっていきます。このような場合に五度圏を利用するのは、各調の関係を把握する目的のためなので、あくまでも平均律の中での話です。ピタゴラス音律とか純正律は、音響学の理論で、プロの演奏家が、より洗練された、微妙な音程の調節をするときによりどころとする知識です。趣味でおやりになる方は、普通はそこまでやりません。
スケールを五度圏の順番で配列すると、シャープやフラットなどの調号が一つずつ順番に増えていく、もしくは減っていくので、やさしいスケールから難しいスケールへと段階的に学ぶことができます。シャープを使ったスケールでは、主音(開始音)が5度上がるたびに、シャープの数が一つずつ増えます。フラット系の調では、主音が5度下がるたびに、フラットの数が一つずつ増えます。楽器の種類が何であれ、これが一番合理的な習得法です。その場合、たいていは、調号を同じくする長調とその平行短調をセットで練習することが多いです。たとえば、ハ長調とイ短調、ト長調とホ短調というようにです。少し書いてみますが、回答文が画面でどのように表示されるか予測が付きません。わかりにくかったらお許しください(ここでは、質問文中の表記にならって、ドレミを移動度ではなく、実音表記として使っておきます。)

ハ長調(シャープ、フラットなし)
イ短調(ハ長調の並行調)の自然短音階

ドレミファソラシド
      ラシドレミファソラ

ト長調(ハ長調の5度上、#1つ)
ホ短調(ト長調の並行調、#1つ)の自然短音階

ソラシドレミファ#ソ
     ミファ#ソラシドレミ

ニ長調(ト長調の5度上、#2つ)
ロ短調(ニ長調の並行調、#2つ)の自然短音階

レミファ#ソラシド#レ
       シド#レミファ#ソラシ

和声的短音階と旋律的短音階については、次の原則を頭に入れてください。つまり、和声的短音階では、音階の第7音が「半音上がり」ます。(この時、「シャープが一つ増える」、などと考えると混乱します。)イ短調を例にします。

1 2 3 4 5 6  7  8
             ↑
ラ シ ド レ ミ ファ ソ# ラ

旋律的短音階の上行形では、第6,7音が半音上がります。

1 2 3 4 5 6   7  8
          ↑    ↑
ラ シ ド レ ミ ファ# ソ# ラ

下行形は自然短音階と同じになります。フラット系の調の例を一つだけ書いておきます。

ハ短調(♭3つ)自然短音階
1 2 3  4  5 6  7  8
ド レ ミ♭ ファ ソ ラ♭ シ♭ ド

和声的短音階
1 2 3  4  5 6  7  8
               ↑
ド レ ミ♭ ファ ソ ラ♭ シ  ド

旋律的短音階 上行形
1 2 3  4  5 6 7 8
            ↑ ↑
ド レ ミ♭ ファ ソ ラ シ ド

また、調号のシャープやフラットの数が増えていく時も、5度の音程の順番で増えていきます。

ファ#(5度上→)ド#(5度上→)ソ#(5度上→)レ#(5度上→)ラ#・・・
シ♭(5度下→)ミ♭(5度下→)ラ♭(5度下→)レ♭(5度下→)ソ♭・・・

字数が足りなくなるのでやめますが、とにかく、五度圏に従って、やさしい調のスケールからむずかしい調のスケールへと段階的に配列されている教本をお勧めします。

以上、御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。
長調と短調の関係がよくわかりました。
音間で考えるのが基本なんですね。
長調なら白鍵の並びのように、ドからだと3~4、7~8の音間が半音になってて、これが長調の並び。
ラからだと2~3、5~6の音間が半音になってて、これが短調の並び。
和声的短調や旋律的短調は上りの時にイレギュラーな動きになるということですね。
ネットで見つかる情報を見て、以前より理解が深まったように思えます。
http://jp.yamaha.com/services/teachers/music_pal …

即時吹けるようにするアプローチですが、音の並びのパターンを指に覚えさせて、主音からどのパターンを使うかを考えたほうが間違いなく吹けるな、と考えています。
調号を割り出すのは正にパターンを決める作業で、これが瞬時にできると実用になると思ったわけです。
覚えるのが大変だからと、計算でなんとかしようとしてましたが、あれこれ模索してる間にある程度頭に入って来るものですね。
覚えるのは五度圏と調号の付き方、それと運指になるのかと思ってます。

楽典での調の関係の説明を見ると難解なところもまだ多いですが、少しわかる所も増えました。
http://xn--i6q789c.com/gakuten/godoken.html
これの下のほうに、関係調や特徴音を答える設問がありますが、即答できるようにしたいと思います。

お礼日時:2014/09/15 13:17

お礼ありがとうございます。


良いサイトをお見付になりました。ヤマハのHPは前から知っていましたが、こんなページがあったのですね。しばらくこれらのサイトで理解を深めてください。そうすれば、どのような教本が適しているか、選ぶことができるようになると思います。
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 ピアノの鍵盤を使って覚えるのが一番よいと思います。



 「半音」を単位として、「全音=半音2つ」と「半音」が、スケールの中でどう配置されるかを覚えてしまえば、あとは何の音からスタートしても、長音階、短音階を上り下りできるようになると思います。

 「五度圏」は、もっと「音階の作り方」を理解してから出ないと、意味が分からないのでやめておいた方がよいです。ピタゴラス音律とか、純正律とか、「スケール」の各音程の取り方の問題が関係するからです。

 音の呼び方は、ドイツ式でも英語式でも、スケールには関係しません。
 むしろ、スケールを理解するには「移動ド」で理解することが近道だと思います。
 「移動ド」とは、上に書いた「何の音からスタートしても、長音階を上り下り」の「スタート点」を常に「ド」と呼ぶということです。これができると何調でも、また移調するときにでも、簡単に理解できるようになります。

この回答への補足

計算で調を求めるアプローチはいかがでしたか?
理屈なく覚えてらっしゃるのでしょうか?

鍵盤で弾くといいのですか!?試してみますね。

五度圏は主音と調号の関係の一覧としてくらいの捉え方をしてますが、奥が深そうですね。

合唱の時は移動ドで読んでましたが、器楽は楽譜のほうで移調されてることもあり、固定ドで慣れてしまってますね。調違いの管も指を覚え直さなくていいんですけど、甘やかされてるような気もします・・。

音の呼び方は移動楽器されてる方は同じようなことを思うだろうと思うのですが、訊いてみたかったのでついでに書きました。スケールのこととは少しずれて移調にも応用できるかと思いまして。
移調の時に必ず実音を意識するのは移動楽器の宿命みたいなものです。

補足日時:2014/09/14 00:36
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