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岡本かの子「鶴は病みき」を読んでみた外国人です。
いくつか分からないところがあります。

1.「むしろ懐しまれるものを」の「懐しまれる」は、どういう意味ですか。辞書を引いても出てきませんでした。亡くなった人を懐かしくと思うことですか。

2.「結局葉子がふかく麻川氏を想うとき場所」の「ふかく想う」は、「不覚想う」か「深く想う」ですか。「想う」って異性に思慕する感情を指すか、あるいはただ憧れることですか。

3.「小松林や海岸の一端に出逢ったりして尋ね廻った」の「出逢ったり」は、誰に出逢ったんですか。

4.「神楽堂のような建て前の棟」のところがわかりません。「神楽堂のような建物の前の棟」という意味ですか。

5.「若主人は(好いお連れ様で)と云わんばかりに」の「好いお連れ様で」は何の意味ですか。お連れ様というのは誰のことですか。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんばんは。



「懐しまれる」(現代では「懐かしまれる」と書くのが一般的です)は、この場合、「あんなこともあったなあ、こんなこともあったなあ」と亡くなった人のことを思い出して、懐かしく感じる、ということです。

「ふかく想う」――この場合の「想う」は「思い出す」と同じで、「印象深く思い出す」という意味です。

「小松林や海岸の一端に出逢ったりして尋ね廻った」という個所で「出逢った」のは、人ではなく、「小松林や海岸の一端」です。なぜ「出逢った」という言葉を使っているかというと、葉子たちが借家を探してあちこち歩き回っている途中で、思いがけず小松林や海岸の一端に出た、偶然そういう場所に来た、という状況を説明するためです。(その直前の「群る向日葵を処々の別荘の庭先に眺めたり」というのは、「群る向日葵が処々の別荘の庭先にあるのを眺めたり」という意味です。)

「神楽堂のような建て前の棟」――「建て前」は、建物の構造、様式、形などの意味です。「神楽堂のような造り方の棟」ということです。

(好いお連れ様で)――これはちょっとわかりにくかったでしょう。借家を探していた葉子たちがH屋へ来てみると、神楽堂を文士の麻川荘之介がすでに借りていました。葉子は作家で、葉子の夫も文芸誌に戯画を描く仕事をしていたので、すでにそこに住んでいた文士の麻川荘之介は、二人とほぼ同業者ということになります。それで、H屋の若主人が、「ちょうどよい借り手が来た」と言いたそうに二人を見た、という情景です。つまり「好いお連れ様」というのは、「麻川荘之介とちょうどよい組み合わせの借家人」ということになります。

御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。

お礼日時:2014/10/03 21:21

1.「懐かしまれる」のかが抜けているだけです。

送り仮名が定まっておらず、このような書き方をされることがあります。

2.「深く」です。「想う」は異性に思慕する場合によく使われますが、憧れる場合にも使われます。

3.「小松林や海岸の一端に」出会ったのです。別荘を探していて、別荘の庭から見えた、ということです。(前の「群る向日葵を処々の別荘の庭先に眺めたり」から推測できます)

4.「建前」には、「建前と本音」以外に、こんな意味があります。http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E5%BB%BA%E5% …
ここを見て下さい。

>建築での主要な柱、梁、棟木などの組み上げ

これのことだと思います。「建物の趣」くらいの意味にとってください。

5.お連れ様=同行してきた人、という意味です。友達の尊敬語、といっても過言ではないと思います。
有名な人だと聞いて「それはよい人とお友達でいらっしゃるのですね」と言わんばかりに、ぐらいの意味にとってください。
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。

お礼日時:2014/10/03 21:17

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