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適切な手段・やり方を思索したり、相手に尋ねる場合の意味用法(どちらの語にもそのような意味があります)に限定してお尋ねします。
下記のように使用例はたくさんありますが、「どうやって」を「どうすれば」に置き換えられない場合が多いようです。どんな場合に「どうやって」を使ってどんな場合に「どうすれば」を使うのかを文法的に、または意味的な面から説明していただきたく存じます。
「どうやって効率をあげるのか」
「どうすれば効率があがるのか」
「どうすれば効率をあげられるのか」
「どうすればいいのか」
「どうやって乗り切るのか」
「どうすれば乗り切れるのか」

A 回答 (4件)

>「どうやって」を「どうすれば」に置き換えられない場合が多いようです。



受動と能動を入れ替える必要があるので、単純置き換えは出来ません。
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この回答へのお礼

お言葉ではありますが、私があげた使用例は全部能動態です。
「成果をあげられる」は、可能態ですが能動態のうちだと思います。

お礼日時:2014/11/10 17:04

「て」は連用形に接続し、【一 (3) 方法・手段を表す。

「無理をし-,学校に行く」 「塩を入れ-,味を調える」】という用法。
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
「ば」は仮定形に接続し、【(1) 順接の仮定条件を表す。未成立の事柄を仮定し,それを条件として表す。…ならば。古語では未然形に接続。 「雨が降れ-,試合を中止する」 「君さえよけれ-,一緒に行こう」 】という用法であることを、まず確認しておきます。
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
基本的に置き換えは可能ですが、上の用法に従って文意が変わってしまう、ということでしょう。

1.
「どうやって効率をあげるのか」→どのような方法を使って、効率をあげるの?
『どうすれば効率をあげるのか』→どのような方法を使えば、効率を(あなたは)あげるの?答えとしては、たとえば給料を上げる、など。
2.
「どうやって効率があがるのか」→どのような方法を使って、効率が(結果的に)あがるのか?
『どうすれば効率があがるのか』→どのような方法を使えば、効率が(結果的に)あがるのか?。
3.
「どうやって効率をあげられるのか」→どのような方法を使って、効率をあげることができるのか?
『どうすれば効率をあげられるのか』→どのような方法を使えば、効率をあげることができるのか?
4.
「どうやっていいのか」→どのような方法を使うのがよいのか?単純に手段・方法を尋ねている。答えとしては、「○○という方法を使うのが良い」など。
『どうすればいいのか』→どのような方法を使えば、よい結果につながるのか?順接仮定条件の形なので、「○○という方法」が因子となって「良い」という結果をもたらす、といった答えを想定した因果関係のニュアンスが基調になっている。
5.
「どうやって乗り切るのか」→どのような方法を使って乗り切るのか?
『どうすれば乗り切るのか』→どのような方法を使えば、(彼は)乗り切るのか?答えとしては、みんなで応援する、など。
6.
「どうやって乗り切れるのか」→どのような方法を使って、乗り切ることができるのか?
『どうすれば乗り切れるのか』→どのような方法を使えば、乗り切ることができるのか?
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この回答へのお礼

なるほど、私は「同じ文意で」に執着するのあまり、思慮不足だったようです。
ご回答の意味で通じることについては、完全に忘れていました。
おかげさまでこの角度からの検討も必要だと言うことがわかりました。
以前に質問した「この仕事を通じて」の件ですが、補足を投稿しています。無理に追加のご回答をいただかなくてもかまいませんが、お気づきでないかもしれませんのでご案内まで。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8800541.html

お礼日時:2014/11/11 05:28

「どうやって」を「どうすれば」に置き換えられない場合が多いようには思いません。


適切な手段・やり方を思索したり、相手に尋ねる場合でも、どちらの言い方も、同じような意味で使えると思います。

aどうやって効率をあげるのか?    ⇔ bどうすれば効率をあげられるのか?
cどうすれば効率があがるのか?    ⇔ dどうやって効率をあげられるのか?
eどうすれば効率をあげられるのか?(b) ⇔ fどうやって効率をあげるのか?(a)
gどうすればいいのか?        ⇔ hどうやっていくのがいいのか?
iどうやって乗り切るのか?      ⇔ jどうすれば乗り切れるのか?
kどうすれば乗り切れるのか?(j)    ⇔ lどうやって乗り切るのか?(i)

「を」と「が」の使い分けに関すること、自動詞と他動詞、可能動詞や移動動詞とそれら以外、変化に対する主観的な感情や気分が絡み合って(意味は同じでも)採用される表現形が制限されると思います。

可能動詞・可能を表す助動詞は(どうすれば)
イどうやって逃げるのか  ロどうすれば逃げられるのか
イどうやって読むのか   ロどうすれば読めるのか
イどうやって行くのか   ロどうすれば行けるのか
イどうやって乗り切るか  ロどうすれば乗り切れるか

形容詞は動詞を使えば(どうやって)
ハどうやってやる(する)のがいいのか ニどうすればいいのか

動詞の種類によって
ホどうやって大きく育てるのか ヘどうすれば大きく育つのか
ホどうやって生むのか     ヘどうすれば生まれるのか
ホどうやって曲げるのか    ヘどうすれば曲がるのか
ホどうやって起こすか     ヘどうすれば起きるのか
ホどうやって起きるか   ◎ ヘどうすれば起きるのか
ホどうやって離れるか   ◎ ヘどうすれば離れるのか
ホどうやって鳴くのか   △ ヘどうすれば鳴くのか
ホどうやって辿りつけるか ★ へどうすれば辿りつけるか
ホどうやって行けるのか  ★ ヘどうすれば行けるのか
ホどうやって死ぬのか   ★ ヘどうすれば死ぬのか
◎印の動詞は、対象が自分か、他人かに関係してます。(自動詞ですが)
△印の動詞は、鳴く主体は同じですが、鳴くメカニズムと鳴かせる働きかけとで、主観的関心事が違っています。
★印は、ほとんど同じ表現形で、「どうやって」「どうすれば」を置き換えただけです。全く同じ意味でも使う異なった表現です。ただ(ヘ)は「方法だけを論点にしているのではなくて、最終的に達成できるかかにも相当に意を払っている・懸念している」ことがあり、(ホ)は「最終的に達成できることは潜在的には自明のこととし、方法にのみ思考を集中している」ことがあるようです。 (仮定、想定、既定ということで考えるのは、不適切だと思います)

「が」「を」も、その後の動詞を制限することがあるので、かなり微妙になります。
トどうやって効率をあげるのか   チどうやれば効率があがるのか
トどうやって効率をあげられるのか チどうやれば効率があげられるのか
トどうやって運命を変えられるのか チどうやれば運命が変えられるのか
トどうやって実力をつけられるのか チどうやれば実力がつけられるのか
 
「どうやって、この難局を乗り切るのか」「どうすれば、この難局を乗り切れるのか」
「どうやって、5kg減量する」「どうすれば、5kg減量できる」
「どうやって、ヒトを殺せるのか」「どうすれば、ヒトを殺せるのか」
方法や手段を論点・質問のポイントにしている点で(意味は同じでも)、難局を越える・減量するという変化に対する(困難さや道義的回避の)主観的な感情や気分が絡み合って、出来ない・やるのは難しい・やるべきではないという気分が混じると、「どうすれば」を使いたくなるのでしょう。 しかし、「どうすれば」という表現自体は、ただの方法論や手段・プロセスを問うているだけということの方が多いのが、言葉の使用実態ではないかと思います。
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この回答へのお礼

詳しく分析いただきまして、ありがとうございました。
私の質問の仕方が言葉不足・不十分だったのかもしれませんが、私の質問の趣旨としては「どうやって」「どうすれば」の後続部分の形を全く変えなくても通じるということがポイントだったのです。「自動詞と他動詞との変換や助詞の変更もせずに通じる」が眼目でした。

お礼日時:2014/11/12 20:44

aどうやって造ったの? bどうすれば造れるの? 


Aどうやって造れるの? Bどうすれば造ったの?

現在完了や過去のことを「どうやって」と表現出来ても
現在完了や過去のことを「どうすれば」と表現はしないです。

ただし、
dどうやってそんなことが出来たの? Dどうすればそんなことが出来たの?
非難や糾弾の意を込める場合には「どうすれば」を過去のことの表現に使えます。
賛嘆や驚嘆の意を表現したい場合には「どうやって」を使用します。

方法を問うのがメインで、賛嘆/驚愕/賛美の意を込めたい場合には、既に現出している事柄を前にして、
eどうやってそんなことが出来るの? Eどうすればそんなことが出来るの?
一応、eでもEでも表現出来ないことはないです。(あまりポピュラーではないけど)

言葉の使い方は、2つの言葉で、似たような意味をもつことがある場合にも、文脈・文章中で単語の単純な置換が可能な場合もあるけれども、少しは関連部分を手直ししないと妙になってしまう場合も多いです。 中には、その言葉を使うのは無理が大きくなるということもあります。
そうしたことは、どうやって、どうすればの場合も同様です。単純な置き換えが可能な場合もあるけれど、置き換えると意味が若干変わってしまうこともあります。置き換える場合に関連部分を手直しする方が適切なことになる場合が多いでしょう。

それらに単純な原則はなくて、文章ごと、あるいは続く動詞や副詞、格助詞の使い方次第なので、生活の中で覚え込むしかないように思います。

Weblio類語辞書では、次のような説明をしています。
どうすれば(意義素:とるべき行動が何かで迷うさま)
類語:どうすれば ・ どうしたら ・ どうやったら ・ どのようにすれば ・ いかなる方法で ・ 如何すれば ・ 如何にせば
どうやって(意義素:手段・手法を問いかける疑問符)
類語:どうして ・ どうやって ・ いかにして ・ どのようにして ・ どのような方法で ・ どんなやり方で ・ いかなる方法で ・ どないして
Weblio類語辞書の現時点の記載からすれば、主体が自分の採るべき行動の当為選択で迷っているときに「どうすれば」と使うようなように読めますが、日常生活では「私はどうすれば………」のような場合だけでなく、「(あなたは)どうすればそんなことが出来るの!」のように逡巡を意味していない場合も多いです。
 
文法がはじめからあってその文法に従って言葉の使い方が実際に決まるのではなくて、日常生活での言葉の実際の使い方を調べ整理して考える都合で色々に文法を考え出しているのでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧にお考えいただきまして、ありがとうございました。
実は私もそのような方向で考えているうちに、わけがわからなくなってしまったのです。
> 少しは関連部分を手直ししないと妙になってしまう場合も多いです
まさしくこの点にとらわれて、混乱に陥っていたのです。私としては全く変えずにすますことが最重要課題だったものですから。
> 文法がはじめからあってその文法に従って言葉の使い方が実際に決まるのではなくて、日常生活での言葉の実際の使い方を調べ整理して考える都合で色々に文法を考え出しているのでしょう。
まさしくその通りだと思います。だからこそ、言葉は時々刻々変化していくと言われているのです。「正しい日本語」は、決して恒久不変なものではないのです。

お礼日時:2014/11/14 14:32

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