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経済学を学んだ方に質問です。

1.「従来貧困とは単純に生産性の問題だけだと考えられていたが、アマルティア・センは市場競争における市場の失敗によって貧困がもたらされる事を、簡潔にそして明瞭に表した」と聞きました。その「簡潔かつ明瞭な」理論とは、どのようなものですか?

2.また、なぜ従来まで貧困は「単純に生産性の問題だけ」と考えられていたのでしょうか?(そうでないことを「簡潔かつ明瞭に」示せるなら、なぜセン氏以前の経済学者たちはそうだと思い込んでいたのでしょうか?)

以上、2つの質問に答えていただけますか? 1については、回答者様の経済学の知識で答えてください。2については、回答者様の「知識」で答えても「推測」で答えても構いません。ただし、「知識」なのか「推測」なのかを明記してください。

ではお願いします。

A 回答 (2件)

至らぬ回答ですが、書かせていただきます。


(すでにご存知ならば、お許し下さい。)


<「簡潔かつ明瞭な」理論> → アマルティア・センの論文の中の「数式」「数理モデル」です。

かなりの数学のチカラがないと、とても易しく分かりやすいと感じるものではありません。

多数あるセンの著書から下記の一冊から丁寧に読まれると良いと思います。(答えられずスミマセン。)

『経済学の再生―道徳哲学への回帰』 アマルティア セン

あくまで、私の知る範囲ですが、
早稲田の松本保美教授が、ドクター取得時に、アマルティア・センの指導を直接受けています。
(師弟関係というやつです。それから、保美(やすみ)とお呼びしますが、男性です。)

上記の一冊くらいしか、本当にセンの薫陶を受けた人物による翻訳本は知りません。


うまく表現できないのですが、「高度で抽象性の高い、(数学で言う)一般性の高い論文」を書き、発表し続けた人の研究業績は、言葉にしにくいものが、沢山あります。とくに、センは、その代表的な人物です。

このQ&Aサイトの意味がありませんが、丁寧に著作を読まれることを、オススメします。

(全く回答になっておらず、スミマセン。)
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1.生産性が向上すれば、商品の価格が下がり、消費者の購買意欲が向上する。

これが古典的な経済学だ。
だが、市場が飽和してしまうとパイの配分でしか利益は上がらない、付加価値が無いから消費者は買わない、それどころか、消費者=生産者だ、ヘンリー・フォードが気付き給与を上げて購買意欲に火を点けた。
だが「古い」技術は上記の様に、消費者の購買意欲を刺激出来ない、ガラケーがスマホに代わっても、ゲーム目的で買う消費者は全消費者の半分しか居ない、爺さん婆さんはスマホでゲームなどしない。世界の様相を変える程の技術はガラケーで打ち止めだ。小細工しても市場はふくらまない。現代の文明は既に終わったのだ。だからパイの配分になる。企業はどんどん潰れる、他の企業に吸収されても「リストラ」で低所得者が増えるに購買意欲どころか生きるのでやっとだ。これは私の解釈で「教科書」とは異なっていても仕方が無い。
なお、途上国に購買意欲はあるが、生産者は過去の技術開発で「コストパフォーマンス」の良い製品の造りかたを知ったから、幾ら作っても「もうけ」は出ない、だから全ての市場は「寡占」化し賃金は上がらない。
世界をくつがえす技術が出るまでこの状態が続く。多分アマルティア・センはこの「飽和」が直ぐに来ることに気付いたのだろう。だがこれは市場の失敗では無く、市場の運命だ。この状態になると、ミニ企業の信用取引以外市場に活力はなくなる。
2.単に市場がもっと大きいと誤解したか、技術開発の速度を見誤ったか、いずれにせよ市場が飽和する速度を読み違えたと思われる。
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