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http://www.jal.co.jp/jalmile/use/jal/inter/miles …

この11月からJALの国際線の特典引換えに必要なマイルが、
ビジネスクラス、ファーストクラスについて大幅に増えました。
(必要マイルの値上げ・・・エコノミークラスは据え置き)

(例)ビジネスクラス 抜粋
韓国行き 30000マイル→36000マイル
アジア1  40000マイル→48000マイル
オセアニア・ロシア ハワイ アジア2 60000マイル→80000マイル
北米   80000マイル→100000マイル

どうしてこんなにマイルを値上げしたのでしょう。

憧れのビジネスクラスでのマイル特典旅行が遠くなりました。
(これまでに経験したビジネスクラスは、マイル特典のみ。)

・貧乏人は(分相応に)必要マイルを値上げしないからエコノミーに乗れということですね。
・アップグレード対象運賃のエコノミークラスは高いので買ったことがありません。

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ANAも同様なのか?
http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/kokusai …

ANAはほとんど乗らないのでわかりません。

A 回答 (4件)

主な理由は3つ


・LCCが増えたこと
・ジャンボを減らしてちょっと小さい飛行機に変えたこと
・クレジットカードなどで囲い込みをやりすぎたこと
です。

まず、一番響いているのはLCCの台頭です。これにより、日本はそうでもないものの外国では一気にエコノミー客がLCCに流れていきました。そのためフルサービスキャリアはLCCが行なわない上級サービスに力をいれることになります。特にLCCはチケットの変更がむずかしかったり、客が少なくて採算が合わないといきなりフライトキャンセルをしたりしますので、ビジネスなどで使う人はフルサービスキャリア(たとえ乗客が1人でも運行する)から離れないからです。ですから、より上級サービスに特化していくことになります。

しかし、同時に飛行機は4発で燃料の食うジャンボジェット(B747)から燃費のよい機材に交換が進んでいます。B747と同じぐらいのキャパシティーを持つのがB777ですが、2階席がない分、上級クラスは少なめになっています。

そして、少なくなった上級クラスを利用したい人に利用してもらうために、マイレージを値上げしたのです。元々マイレージはLCCが出てくる直前、空の自由化で各国の飛行機が自由に日本に就航するのに合わせて、JALやANAに客を留めるためにマイルの大盤振る舞いを始めたのがきっかけです。

その後テロの影響で原油が高くなったり、LCCが出てきて客を奪われたり、サーズなどの影響で海外渡航そのものが減ったりと、フルサービスキャリアには厳しい時代が続き、マイルもどんどん取得しにくい状態になっていたのですが、このままマイルの値上げ(特に特典旅行の値上げ)をつづけると、客離れを起こすために、上級クラスだけ値上げをしたのです。

上級クラスのお得意様(航空会社が絶対に逃したいくない客)はマイルを貯めても使いきれないぐらい貯まりますので、多少値上げしても気にしないでしょう。ですから庶民を狙い撃ちするような、やり方をするわけです。

ちなみにLCCをみてみると航空機のフライトコストが見えてきます。LCCが多用するA320は詰め込んで180席ぐらいです。これを2千キロから3千キロ飛ばして、大体一人1万円ぐらい、席の80%が埋まれば黒字というかフライトコストはカバーできるといわれていますので、140万ぐらいあれば、1回の飛行のコストがでる、ということです。(180席×80%×1万円=144万円)

機材の大きさが違うにしても、グアム便は2500キロ、ビジネスクラスの普通運賃は往復で30万ぐらいですから、ビジネスに10人座ってくれれば、エコノミーなしでもとりあえず黒字にはなるわけです。

そのため、マイルを貯めて乗る「正直、あまり今後に繋がらない客」よりは、近距離でエコノミーをとったけどマイルでアップグレードしてくれる上級客のほうがよい、ということになります。

ここ3年ぐらい、マイルの特典旅行は改悪が続いていますが、ついに露骨に改変したという感じですね。
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(1)よく売れ(すぎる)ものは値上げする、これが商売の原理です。


(2)アップグレード特典にくらべY/Cの特典航空券差額マイルが少なすぎたのを是正した。
...日本⇔北米往復で、Y,Cの必要マイルがそれぞれ50000mile,80000mile(変更前)に対し、Y->Cのアップグレード特典が往復50000mileです。
欧米線はアップグレード特典需要が旺盛な背景(*)はありましたが、これはさすがにアップグレード対象運賃利用者の反発を招くということで、
Yの必要マイル(50000)+アップグレード(25000*2)=Cの必要マイル(100000)という形に直したものと推定します。

(*)...どうやって(アライアンス他社ではなく)自社便に乗客を誘導するかという趨勢の中で、「ボーナスマイルあげるから(upgradeできない)AA運航便に乗って」という異例の?キャンペーンをしているくらいです。
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JALに限らず昨年から世界のいろいろなエアラインが特典マイルの引き下げを行っています。


それはしごく簡単な経済論理からです。
エアラインのマイルというのはROI(投資した資本に対して得られた利益のこと)が実に90%と非常に高いのです。自社のクレジットカードはもとより、他者のクレジットカードと提携することで、航空会社は実質的なプラスの金を手にします。実はマイルで得る利益は実際の運航による利益よりもはるかに割が良いのです。

航空会社がマイレージを利用してより利益を上げるには、zoneとかclassごと、もしくはアップグレード、着陸回数など細かい層のように分けてその中でより効率の良い(利用者にとっては改悪)マイレージ必要数にすれば、利用者はそのマイレージを達成しようとさらにマイル特典のある旅行や買い物、クレジットカードを使うようになります。それはつまりエアラインのROIをさらに増やすことになるのです。

加えて航空会社は運航の効率化をはかって大型機をやめ、中型~小型機で高いロードファクターを維持しようとしています。アメリカの航空会社では平均的に84~86%のロードファクターです。ビジネスやファーストは座席を豪華にしてトータルの数を減らしていますから、余計に空席の奪い合いとなります。
飛行機の座席には限りがあるので、いかにマイレージでのアップグレード希望者が増えようとも決まったパイ以上は乗れません。となればアップグレードできなかった人はその分のマイルを別の目的に利用するかさらにマイルをためて別のアップグレードの機会を狙うことになり、そのどちらであっても航空会社にはマイルという形でのcurrencyが入ってくるのは同じなので美味しいのです。

エコノミーのマイルが増えないのは、それがベースのマイルだからです。ここをdevaluation(マイルの格下げ)すると利用者が減る可能性とそれにより入る利益を比べてプラスではないと判断するからです。
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フライトマイル以外で溜めたマイルと使った一般旅行者の特典利用が増えると、お金を払って乗る人がその分減ったりフライトマイルを沢山持っているビジネス客のグレードアップの機会が減るからです。


敷居を高くする理由はそれしかありません。

仕事で乗る場合は安い料金が適応される期間内に購入する人(=ずいぶん前から出張が決まっている人)はそう多くありません。なので発券クラスが高い航空券でないとグレードアップ出来ない、しかも必用マイル数が増えたといったことの影響度は低いです。
航空会社にとって頻繁に利用してくれるビジネス客は一般旅行者より上客ですから、フライトマイル以外で溜めたマイルで特典を利用する一般客が増えることでビジネス客のグレードアップの機会が少なくなるのは営業的に困るわけです。
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