＜ほしいの語法＞について。

Question

私は車がほしい。と言えても、＜あなたは車がほしい。＞、＜彼は車がほしい。＞とは
言えない。＜あなたはかなしい。＞も確かに、催眠術師が言っているようで、違和感があります。いずれも形容詞ですが。
　以前ネットで、第三者の主語にほしいを使えないのは、話者のあなたに、第三者の気持ちが分かるはずがなかろう、だから不可との説明があり、その時はなるほど、と思いました。
　が、一方、動詞ですが、感情を示す語で、好き、愛しているは、＜あなたは彼女が好きだ。＞＜あなたは彼を愛している。＞と聞いても違和感がありません。違和感の有無は私の主観ですが、語法的に、私以外の二人称、三人称で、＜ほしい＞＜好きだ＞＜愛している＞を使うことの可否について、お教えください。

hakobulu · Accepted Answer

話者が自分で確認できないことで、且つ、話者が「自分で確認できないので断定しないほうが良い」と捉えた事柄を表現する際には、一般的に推量・推測の表現を使います。
～と思う。
～のようだ。
～らしい。
などの動詞や助動詞。
これは逆に言うと、
話者が自分で確認できないことであっても、話者が「自分で確認できないので断定しないほうが良い」とは捉えなければ、推量・推測の表現を使わずに、言い切り型の断定表現を使うこともある。

＜あなたは車がほしい＞
＜あなたはかなしい＞
などが不自然に聞こえるのは、話者が自分で確認できないのに断定形（終止形）を使っているから。
催眠術師の場合は、たしかに自分で確認はできないけれど、「自分で確認できないので断定しないほうが良い」と判断するからです。
そうしないと相手を催眠術に掛けづらくなるので。
『第三者の主語にほしいを使えないのは、話者のあなたに、第三者の気持ちが分かるはずがなかろう、だから不可』というのも一理あるのですが、第三者の気持ちが分からなくても、分かるという自信があれば「ほしい」を使って表現することもある、という点を見落としています。

＜あなたは彼女が好きだ＞
＜あなたは彼を愛している＞
などに違和感が無いとのことですが、それは、彼女が好きだ、彼を愛している、ということを、相手の言動によって理解している場合だと思います。
初対面の人に言うのは占い師ぐらいでしょう。（占い師がそのように言う正当性は催眠術師と同じ）

＞私以外の二人称、三人称で、＜ほしい＞＜好きだ＞＜愛している＞を使うことの可否について
：
たとえば、彼女との関係をあまりよく知らないのに、その相手に＜あなたは彼女が好きだ＞と断定するのはどうかと思いますし、逆に、彼女との関係をあまりよく知っているなら、その相手に＜あなたは彼女が好きだ。なら、どうして、もっと優しくできないんだ＞のように言っても自然だと思います。
シチュエーションや相手との関係性によって色々あると思います。
語法的に間違いということはないでしょう。

fxq11011 · Answer

主語ー述語、動詞は単独で述語足りえます。
形容詞、まったく単独では述語にならない？。
花は美しい、実際にこんな表現もありますが、文章として完結するためには、花は美しいです。
あなたは、彼女が好き「だろう」、好き「のはず」、・・・。
愛している、は「いる」の動詞があります、十分あり得ます、愛しています、と表現を変えればよりはっきりするように思います。
屁理屈かもしれません、形容詞、形容したうえで、助詞の助けを得て、断定・・・その他、文章として落ちをつける必要があるのでは？、その落ちを省略するから不自然になるように思います。

hakobulu · Answer

＃２です。
すみません。
訂正です。

×
催眠術師の場合は、たしかに自分で確認はできないけれど、「自分で確認できないので断定しないほうが良い」と判断するからです。

○
催眠術師の場合は、たしかに自分で確認はできないけれど、「自分で確認できないので断定しないほうが良い」とは【判断しない】からです。

moto_koukousei · Answer

違和感の有無は主観でしょう。
あなたは愛情が欲しい。君は金が欲しい。彼は職が欲しい。彼女は地位が欲しい。私は映画を観たい。あなたはゲームをしたい。被害者の家族は怒っている。いや哀しんでいる。そうじゃなてく恨んでいる。政治家は蔑んでいる。羨んでいる。愛おしんでいる。
感情ではないですが、｢この柱は傷んでいる｣｢この靴はくたびれている｣｢膝が笑っている｣｢この問題は生徒を馬鹿にしている｣
三人称ではないですが、｢女はイケメンが好きだ｣｢男は女が好きだし、タバコも好きだし、金も地位も名誉も大好き｣｢神は私たちを愛して下さいます｣｢彼は妻よりも彼女を愛している｣｢捜査員は犯罪が大好き｣｢先生はテストが好き｣｢生徒はサボるのが好き｣
語法的には、＜ほしい＞＜好きだ＞＜愛している＞を二人称、三人称で使うことにとくに問題はないと思います。

＜ほしいの語法＞について。

話者が自分で確認できないことで、且つ、話者が「自分で確認できないので断定しないほうが良い」と捉えた事柄を表現する際には、一般的に推量・推測の表現を使います。

主語ー述語、動詞は単独で述語足りえます。

＃２です。

違和感の有無は主観でしょう。

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