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閲覧ありがとうございます。
電気化学の初歩的な質問になってしまうのですが、分極とか電圧の違いはどこにありますか?
これまで様々な教科書を読んできましたが、一見その表現に統一性がなく、混乱しております。

JISにおいてはそれぞれ、
【分極】電極系において,電流が流れていない状態の電位から電流を流すように電極電位をずらす操作,又は電流を流すことによって電極電位がずれる現象。
【過電圧】単一電極において,ある値の電流が流れているときのその電極の電位と平衡電位との差。

と定義されています。

 自分の感覚的には、電流を流すことによって電位がずれる現象を総括して分極、特定の原因(酸素発生、水素発生等)によって電圧のずれが起こることを過電圧などと捉えていたのですが、非常に理解が曖昧です。また、これは電気分解か電極反応かによって捉え方が異なるものなのでしょうか。

どうかご教授ください。

A 回答 (1件)

私も一応電気化学の専門家です。


へんてこりんですが、電気化学の用語はほとんどデタラメです。(泣)
それは工業的に電気分解が重要なプロセスであり、ナトリウム以下アルカリ金属、
アルミニウムもその方法で作られます、アルミニウムとマグネシウムの合金である
ジュラルミンは電気そのもので戦時大量に作られました。
そのため工業における用語が学術を圧倒し、訳が分からなくたってしまったのです。
これは我が国だけの問題ではなく、米国へ留学したら分析機器メーカーの諮問役を
やっていたボスが「過電圧など有るものか忘れろ、お前らが測るものだけが全てだ」
と言っていたので、あー重症だなーと思いました。
JIS用語は完全に工業側で、工学部と理学部では全く観念が異なります。
面倒過ぎて正確な説明は出来ませんし、多分全員が混乱しています。
ですので、どちらかの教科書を採り、他方は別の宇宙だと思って下さい、
上記しましたが非常に精密な議論が必要で、さらに場合によって異なるのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
歴史の関係で電気化学の用語が曖昧というのは面白いですね。
工学と理学で観念が異なることにけっこう驚いているわけですが、それはよくあることなんでしょうか?
また、過電圧とは分極の一種であり、分極は電位がずれる現象すべてを包含しているというイメージがあるのですが、それは工業的には間違っていますか?
もしお時間ありましたら、コメントいただけたら幸いです。

お礼日時:2016/04/08 18:43

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