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こんにちは。
デフレスパイラルについて勉強しています。

望ましい物価上昇率を実現するための方法として、「中央銀行が日本の国債を大量に購入すること」とありました。

どうして中央銀行が日本の国債を大量に購入すると、物価が上昇するのでしょうか?わかりやすく教えてください。

A 回答 (4件)

中央銀行による国債の直接引き受けは、安易な国債発行を促し、インフレの温床となることから、財政法によって禁止されています。



ですから、日銀は公開市場操作を行って市中銀行から国債を購入することになります。銀行は、買いオペに応じることで日銀当座預金に余剰資金を得ることになり、それを貸し出しに回したり、有価証券投資に回すことで、信用創造が活発になり、また株価が上昇したりすることで景気が良くなり、デフレから脱却し、物価が上昇すると考えられます。

しかし、実際には、銀行の日銀当座預金には大量の余剰資金が滞留しているのが現状で、リスクを恐れて銀行はさほど貸し出しに積極的ではなく、有価証券投資も国債投資に偏りがちで、日銀による国債の大量購入≒量的緩和政策は空回りしているという意見もあります(いや、このような超金融緩和が経済主体に安心感をもたらし、効果は十分に出ているという意見もあります)。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
もっと簡単に言うと…。
日銀は一般銀行から国債を買い、一般銀行はそこから得た利益を貸し出しに回すなどするため、経済が活発になる…ってことですか?

補足日時:2004/07/16 18:59
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>日銀は一般銀行から国債を買い、一般銀行はそこから得た利益を貸し出しに回すなどするため、


>経済が活発になる

ですが、「一般銀行から」というのは必ずしも条件ではありません。
例えば、国が発行した国債を直接に日銀に売却する(日銀の直接引き受けと言います)ことにより、
国が手にした資金で公共事業などを行うことにより、経済を活発にして景気を回復させ、最終的には
インフレを起こすことができます。

銀行にお金を回すことは第一の主眼ではなく、あくまで国が豊富な資金を手に入れて景気を良くする、
というのがポイントでしょう。

また、別の考え方としては、日銀が国債を買い占めてしまうことにより金利が低下してしまい、銀行には
低金利の国債を買うくらいなら企業に貸し出しをし、企業はそのお金で経済活動を行うことで景気が
よくなって・・・という経路も考えられます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、すみません。
ポイントや、別の考え方など、参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/02 14:50

>日銀は一般銀行から国債を買い、一般銀行はそこから得た利益を貸し出しに回すなどするため、経済が活発になる…ってことですか?



 まあ、そういうことです。

 いま、我が国では新発・借換合わせて100兆円近い国債を発行していますが、その分、国が市中から資金を吸い上げていることになります。

 日銀が国債の買い切りオペを行えば、その分市中に資金が供給されます。この際、国債の価格が上昇し、利回りが下がることから、相対的に他の投資(通常の融資や不動産投資、株式投資等)の方が利回りが良くなり、民間経済の自立的な成長を促し、結果として物価が上昇することが考えられます。
 また、「バーナンキの背理法」により、確実にインフレが起きることが証明されています。

(もし日銀が市中の国債をいくら買ってもインフレが起きないと仮定すると、極論すれば、国が必要な財政支出を全部日銀引き受けの国債で賄い、税金を集めなくてもすむことになります。この結論がおかしいことは自明ですから(正しければどの国もすでにやっているはず。)、もともとの仮定が誤っていることになります。)

  
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、すみません。
とてもわかりやすく、納得することが出来ました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/02 14:48

回答ではないんですが・・・。


NO.1のかたへ
「中央銀行が、都市銀行から国債を買って、都市銀行にお金をじゃぶじゃぶにし、そのお金を、企業などに貸して、経済を活発化させる」ということなんでしょうかね。
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この回答へのお礼

返事がおそくなってしまいました、すみません。
他の方の回答をご覧になって、参考にしてくださいね。

お礼日時:2004/08/02 14:45

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