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タイトルそのまんまです。小袖という単語がでる文献に出会ったのですが、着物と何が違うのか気になり、質問させて頂きます。
また、浅い知識で申し訳ないのですが模様を「織り込む」のと「刺繍する」のでは種類が異なるらしいと読んだのですが確証が得られていません。ご存知の方がいらっしゃいましたらお教え下さい。

違いが比較できる文献、書籍などもお教えいただけると助かります。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

『小袖』という言葉を詳しく説明しようとすると大変長くなります。


検索すれば出ますのでご自分なりにお調べください。
大雑把に言うと小袖の大元は平安時代頃の公家や貴族の装束の下着です。
十二単に代表されるようにこの時代の上流階級では豪華な着物を何枚も重ねて着るのが流行りました。
上に着る着物は袖幅が大きく袖口も全部開いたもので、下に着る着物はそれに対し袖幅も小さく袖口は手を通す部分だけが開いた形でした。
その形状から『小袖』という名がついたと思われます。

室町時代になると華美に着飾るのを禁じる贅沢禁止令が出たり、次第に戦国の世へと移るなかで着物も身軽で簡略化された形へ変わって行きました。
この頃に下着であった「小袖』が上着として扱われるようになります。
現代の『着物』に近い扱いになったのです。

そして江戸時代にも様々な衣装の変遷があり、下着であったはずの『小袖』は豪華で華美なものへと発展します。
袖を長くした振袖が現れたりで『小袖』という名がそぐわなくなり、次第に単に『着物』とか和服とか言うようになったものと思われます。
なので『小袖』と『着物』は同義語であり、強いて言うなら時代が違うということです。

文様を表す技法としての「織り」や「刺繍」について。
刺繍は布に色糸を針で刺して表現するのに対し、織りは布を織る段階、つまり機にかけた状態で模様を表現するのでより手がかかり、高価なのは織り表現の方になります。
ただしジャカード機の普及により安価な織り物もできるようになりました。
機械織り製品よりは手刺繍の方が高価、そしてさらに手織り製品が高価と言えます。
代表的なのは西陣織りで、錦(にしき)唐織り(からおり)緞子(どんす)綴(つづれ)すくい、等の技法があります。
刺繍の方は日本刺繍のほか相良刺繍、蘇州刺繍、仙頭(スワトウ)刺繍が有名です。
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この回答へのお礼

室町時代に奢侈禁止令は出てないと思ったのですが、この頃からもう出てたんですかね。自分でも調べてみようと思います。
織る方が高価だとは知りませんでした、確かに織る途中に模様を組み込むのは大変そうですね(;・∀・)
詳しくお答え下さりありがとうございました!

お礼日時:2016/07/05 07:06

小袖という事の内容までは知らないですが。


日本古来の着用着は、着物で総称です。
女性用の振袖・結婚式で着用する白無垢・参列者の裾柄・大島・等々。
男性用は、羽織・袴・着流し等々。
爺さんより。
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この回答へのお礼

女性用の着物にそんなに種類があったとは…。
奥が深いですね…自分でも調べてみます
ありがとうございました!!

お礼日時:2016/07/04 12:22

小袖も着物です



織り込むのは、反物の機織りの行程で施されるもの、刺繍は織り上がった反物に針と糸で模様を施すもの
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この回答へのお礼

お早い回答ありがとうございましたm(_ _)m
同じものなんですね!名前が違うと全く別のものに感じていたのでもやもやがすっきりしました。

刺繍の着物ってお値段張りそうですね(・・;)

お礼日時:2016/07/04 11:54

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