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角運動量についてです
慣性モーメント×角速度
運動量×垂直の長さ
この二つの式の違いは何でしょうか?

A 回答 (3件)

質量 m の質点が、半径 r で角速度 ω で円運動しているときの角運動量は


  L = mr^2 ω   (1)
です。慣性モーメントを
  I = mr^2    (A)
と書くと
  L = Iω    (1’)
です。

 半径 r で角速度 ω で円運動しているときの周速度は
  v = rω
ですから、(1)は
  L = mrv
と書けます。このとき
  p=mv
と書けば、p は質点の運動量なので
  L = rp   (2)
と書けます。

 質問の内容は、この(1)(あるいは(1'))と(2)の等価性ですよね? 上記のように、質点の運動の場合には等価です。

 ただし、これは「質点の運動」であって、「質量 m、半径 R の円板」の円運動を考えると、円板の半径によって r も p も変化します。面密度を ρ = m/(2パイr^2) として、半径 r ~ r+dr の円環の質量は 2パイrdr*ρ なので、この部分の周速度 rω に対する運動量は
  p = 2パイrdr*ρ * rω
であり、角運動量は
  ΔL = rp = r * 2パイrdr*ρ*rω = 2パイ(r^3)ρωdr
従って、円板全体の角運動量は、
  L = ∫[0→R]ΔL
   = ∫[0→R]2パイ(r^3)ρωdr
   = 2パイρω[ r^4 /4 ][0→R]
   = パイρωR^4 /2
ここで、パイR^2*ρ=m なので
  L = mωR^2 /2    (3)
となります。

 (1)式で、質点が半径 R で円運動するときの 1/2 であることが分かります。
 これが「質点」と「円板」の違いです。「質点」を円板の面積全体(正確にいえば体積全体)で積分したものが「円板」ということです。

 何故こうなるかといえば、円板の場合の慣性モーメントが(A)ではなく
   I = mR^2 /2    (B)
だからです。
 円板の慣性モーメントの求め方は、下記などを参照してください。
http://www14.plala.or.jp/phys/mechanics/34.html

 質問者さんの疑問は、この「質点と円板の違い」なのでしょう?
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全く関係ない。

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質点の原点に対する角運動量のことですよね?



数学的に全く同じものです。

質点の重さを m, 質点の速度ベクトルと位置ベクトルをv, r 。
外積 r x v 方向の単位ベクトルを n とすると、r とvのなす角度をθ
とすると
質点の運動量は mv なので

運動量の絶対値 |p|=m|v|
角速度の絶対値 ω=|v|/(rsinθ)
慣性モーメント I=m(|r|sinθ)^2
垂直の長さ(質点の軌道と原点との最短距離) R= |r|sinθ


を考慮すると

角運動量 L = r x mv = m|v||r|sinθ・n = |p|R・n ①
=m(|r|sinθ)^2・{|v|/(rsinθ)}・n
=Iω・n ②

①のベクトルの大きさが「運動量×垂直の長さ」
②のベクトルの大きさが「慣性モーメント×角速度」
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