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進化生物学や遺伝の研究は、他の分野の研究に比べ歴史が浅いと思います、、、、。


紀元前に、山に登って地球の直径を算出した人類が、
なぜ19世紀になるまで進化論や遺伝学の存在に気付かなかったのですか?

宗教が妨害の最大要因なのでしょうか?エンドウ豆を数えても背教的ではない筈です。

親子の顔が似ていることなど、自明の理です。
キリスト教以前の世界や、中国などのアジア世界で発見されててもおかしくありません。


歴史が浅い理由を、考えうる限り教えて下さい。よろしくお願いします




■■■難易度高そう■■■
石を配合、加熱し、金属を還元、精製する(青銅器時代)
六分儀を作り、山に登って「目に見えない」地球の直径を算出する(紀元前)
「目に見えない」塩酸や硫酸に名前をつけて、薬品とかつくる(10世紀とか)
「目に見えない」月と地球の間に働く力や、物が落ちる力に名前をつけ、数式化(1665)
火山灰やら岩石から、地層の年代を特定する(進化論以前)
近代税制、金融諸制度、法、民主主義、国民国家(いずれも進化論以前)
窒素固定やアスピリンの精製(19世紀迄)



■■■難易度低そう■■■
生き物ってよく見ると似てるな。進化してきたんだろな(1859)
エンドウ豆かぞえまくる(1866)
植物とか動物の親子って似てるし、遺伝ってあるよね(1900)

A 回答 (4件)

#3です。

お礼ありがとうございます。

>「必要は薄いが、いつ発明されてもおかしくない発明だった」という可能性を捨てきれない??
たしかに、古代のギリシャ哲学がもう少し厳密に検証主義だったり、イスラム科学が十字軍で途切れなければそういう可能性もゼロではないと思います。

でも、私は可能性はかなり低かったろう、と思います。

理由はルネッサンスで初めて「自然科学」という考え方ができたからです。自然科学とは「ありのままを客観的に観察してその下地になっている法則性を見つける学問」だといえますが、これもそもそも「神の存在を証明する」為のやり方だったのです。

神の存在を証明するために、子細に自然界を観察してみる。そうすればきっとこの世界を作ったのが神であるという証拠があるはずだ「だって、これほど緻密で正確無比な世界は神以外に作れないから」というのが自然科学のそもそもの考え方であり、神の御業を見つけるために観察力を高めたのがはじまりだったのです。

だから、日本のようなのほほんとした多神教の世界では「自然科学」というのは発展しなかったはずなのです。そう考えてみると古代文明と言うのは多神教の世界です。だから古代の世界が発展しても進化論のような科学は発達しなかったでしょう。精密な物理学も数学も発展しなかったと思います。(江戸時代の日本の数学は相当に進んでいましたが、虚数とか複素数などを含む微分法は発展しませんでした。微分は物理の領域を含む数学です)

進化論だけではないですが、自然科学という考え方に至るためには神の存在が必要だったわけで、ほかの動機付けもあったのかもしれませんが、世界を見渡しても、自然科学全般に至る思考法は他にありません。

ですので、世界中のほかの地域で進化論が発明されたかどうかはとても疑問です。もしかすると先にDNA鑑定ができて、そこから進化論が展開する、という可能性もあったと思います。
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この回答へのお礼

解決しました

納得!Civなら「神秘主義⇒多神教⇒一神教⇒神学⇒自然科学⇒生物学」を入れ違えることは出来ないってことか。

となると、、、キリスト教(一神教)は、進化論の邪魔もしたけど、生みの親でもあった、、、。
ほんと面白いなぁ。進化論が「父を超克する息子」のように見えてきて、一層好きになりました。

間違いなくベストアンサーです!

お礼日時:2016/07/27 15:14

複合的な要因がありそうですね。

進化論は18世紀以降に学問としてまとまっていきますが、それ以前でも経験による知見から進化論的なものの見方は皆無ではありませんでした。
 9世紀にはイスラムの学者たちが進化論的な研究を始めており類人猿から人類への進化が論じられています。

進化論は、必要性が薄かったんじゃないでしょうか。
質問者様の提示している難易度高めのものはすべて当時から必要性がありました。

石を配合、加熱し、金属を還元、精製する(青銅器時代)
 土器からスタートし、金属を生成、金は貿易品に、青銅器は武器に、やがて鉄を精製できるようになり鉄器をもった民族は青銅器の民族を支配していった。

六分儀を作り、山に登って「目に見えない」地球の直径を算出する(紀元前)
 古代でもシルクロードや海のシルクロードは使われており、より正確に目的地に着くためには天測がかかせなかった。また天測のもとになる暦学は農業に欠かせないものだったために、早くから発達した。

「目に見えない」塩酸や硫酸に名前をつけて、薬品とかつくる(10世紀とか)
錬金術が流行ったのだか、これがそもそもアラブ諸国を通した交易で莫大な損失がでたために始まったもの。それが進化したのが化学

「目に見えない」月と地球の間に働く力や、物が落ちる力に名前をつけ、数式化(1665)
数学は暦学から始まりやがて数学そのものを論じるようになった、最初に数学を操るようになったのは教会で、教会は「神の神秘」を表すために数学を利用した。ニュートンなどは「神の存在を証明するため」に数学を勉強するようになったのは有名な話

火山灰やら岩石から、地層の年代を特定する(進化論以前)
へーーそうなの、知らなかった。

近代税制、金融諸制度、法、民主主義、国民国家(いずれも進化論以前)
国家は文明ができてから人の集合が大きくなり社会がおおきくなったために必要になったもの、法も同じ、金融や税制は経済的に社会を支えるものだから人間が社会を作った時点で必要になるもの

窒素固定やアスピリンの精製(19世紀迄)
錬金術からの流れと同じ


でも進化論は必要性がない、ヨーロッパでは進化論を論じるとむしろ神の否定につながっていくからさらに必要性が薄い。
古代は経験学的に農業や放牧がおこなわれ、収益は中世ヨーロッパより良かったから必要なかっただろうし、そもそも進化論を知っていても収益が上がるわけではない(近親相姦が良くないことは経験的に知っていた)
 ということで必要性が薄かったのではないか、と思います。

 それでも16世紀ぐらいになると近代革命の中で、今まで経験的に行われていたことが学問になり始めます。たとえば鉱物学は単に金や鉄鉱石を探す経験的なものから、鉱物の組成などを研究し体系的に分類する学問に進化していきました。
進化論はそういう流れの中で初めて「学問」として成り立ったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとう

「そもそも進化論を知っていても収益が上がるわけではない。」、、、たしかに!!!


しかし、進化論や遺伝学を獲得した人類は、結果的にものすごい利益を得た(と思う)。
「必要は発明の母」だけじゃない。「発明の後、必須だったと気づく」パターンなんですね。超納得です。


しかし同時に、キリスト教以外の地域や年代では、
「必要は薄いが、いつ発明されてもおかしくない発明だった」という可能性を捨てきれない??

ローマ帝国農奴が生産性向上、都市衛生の向上もあり人口爆発。
ゲルマン人が耐寒性の麦を発明、肉食酪農文化が発展しない。
ハプスブルク家が遺伝学を応用して政略結婚?
モンゴル帝国は馬の品種改良が超進歩。
中国の宦官は遺伝子操作で去勢?

「古代なのに、進化生物学や遺伝学が発展するβ世界線」、、、妄想がとまりません!!!

お礼日時:2016/07/27 12:31

宗教上の問題でしょう



それよりも
孤島に住むウオレス君は
孤島に生息する生物を観察し
進化論を研究

本国にいるダーウィン君は
友人ウオレス君から送られてくる論文を
せっせと専門誌に発表

そうとも知らない孤島のウオレス君は
次々と新しい論文をダーウィン君に送る

進化論で世の中はおおきくとりあげられ
ダーウィン君の名前も世に知られることになるのだが
それでも、何も知らないウオレス君は
あいかわらずダーウィン君に論文を送るのであった

わからないことがあって質問を送れば
なにも知らないウオレス君は
ちゃんと回答をおくってくれるのであった

こっちのほうがおもしろい
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この回答へのお礼

Thank you

そんな事実があったとは!知りませんでした。  そして、、、やっぱり宗教なんですかねぇ。

キリスト教が理由なら、、、、、

「キリスト教以前のローマでメンデルとウォレス君とダーウィンが活躍する世界線」もあり得たのかな?

「紀元前にメンデルとウォレス君とダーウィンが現れる世界線」、、、考えただけでおもしろそうです。

お礼日時:2016/07/27 10:43

宇宙からしてみれば、人類が『山に登って地球の直径を算出した』ことはつい昨日のことでしょう。


他の分野の研究に比べても歴史が浅いなんてことはありません。
他の分野もまだまだ歴史は浅いのですから。
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この回答へのお礼

Thank you

た、たしかに。。。。順番なんてどうでもいいのかもしれませんね。

順番を気にした私が負けなんかもしれん、、、。でも、、、ああ、、、気になる、、、、。

お礼日時:2016/07/27 05:22

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