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たん白質保存中に脱リン酸化は起こるか

あるウイルスを細胞に感染させ、培養液中に出てきたウイルスをエーテルでこわし
フィルター等で精製しました。たん白の溶媒はPBSで、ウイルスたん白

を25℃で保存したところ、あるたん白(64 kDaと60kDaにバンドが出ます)が、64 kDaのバンドが薄く、60 kDaのバンドが濃くなっていきました。文献を調べたところ、64kDaのバンドはリン酸化されたもののようなのですが、保存中に脱リン酸化が起こることがあるでしょうか。。。4℃保存しても2カ月ほどたつと同様の現象が起きます。ウイルスは脱リン酸化酵素を持っておりません。脱リン酸化酵素以外のものが脱リン酸化をおこすことがあるのでしょうか。
プロテアーゼなどで切られている可能性も考えたのですが、バンドがラダー状ではなくきれいに2本しかないので、なにか修飾がはずれたのかな、と考えているのですが、、、

このたん白のバンドシフトを抑えたいわけではなく、バンドシフトした理由を知りたいので、精製条件や保存条件についてはコメントいただく必要はありません。
乱文で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

ウイルスにも比較的特異性の低いフォスファターゼぐらいなら存在すると思いますが…



質問の回答に答えるなら”25℃や4℃保存ならばあり得る”でしょうね。ただし、それが本当にリン酸化バンドかどうかというのを文献情報だけで議論するのはやや強引な解釈ではありますが。

リン酸化酵素以外のものが脱リン酸化をおこすことは基本ありませんし、共有結合なので変な反応が起こる可能性はともかく、脱リン酸化だけが自然におこることは基本的にはないとされます。

抽出液に一般的なフォスファターゼ、プロテアーゼ阻害剤等を入れてないなら25℃で長期保存は基本にはアウトでしょう。
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