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現在 大学3年で就職先として商社を考えており調べているのですが、総合商社という企業形態が日本独自に近いということを初めて知りました。そこで気になったのですが、海外の国々は日本の総合商社が担っているような仕事をこなす場合、どのような手段を活用しているのでしょうか?また、日本型の商社が海外で普及しない理由なんなのでしょうか?お答え頂ければ幸いです。

質問者からの補足コメント

  • また総合商社の仕事として、中小企業の輸出輸入の際に行われる営業代行のようなものがあると思うのですが、それにあたる海外の業者はありますでしょうか?

      補足日時:2017/02/02 01:28

A 回答 (2件)

海外でも大手総合商社はありますが、基本的に欧米は、日本の総合商社と「逆」の発達を遂げたと言えます。



すなわち、「超大手の専門商社」です。
代表格が石油メジャーや穀物メジャーとか、各種のシンジケートなど。
中核にはロックフェラーやロスチャイルドなど、超大資本が居たりしますが、彼らの特色は、川上(上流)支配です。

成立過程から言えば、日本が近代国家に転進した明治維新の頃には、欧米は既に産業革命の真っ只中で、その後、日本は奇跡の大成長を遂げたものの、少し出遅れたことは否めません。
日本が工業国化した時点では、世界では原燃料,原材料や海運,保険などのニーズが高まり、それらに携わる企業を中心に、メジャーやシンジケートの素地が出来つつありました。
また国家レベルでも、資源獲得のための植民地支配が進み・・第一次世界大戦はその結末の一つと言えますが、このあたりで、現在のメジャーなどの原形が成立しています。

一方、後発の日本は、それらの分野には、参入の余地は乏しく。
従い、三井,三菱とか鈴木商店などは、「それらが支配している商品以外を、全て取り扱おうとした」と言う流れでしょう。

それと、日本の商社は私企業であったのに対し、海外の商社は国営企業や国策企業だったことも挙げられるでしょう。
そもそも「商社」を発明したのも、産業革命の発祥国イギリスで、17世紀初頭、世界最初の株式会社として有名な、東インド会社(英)は商社でしたし、総合商社と言っても良いかと。

従い、もしそのまま現存すれば、総合商社と言う分野も、欧米資本に占有されていたかも知れません。
ただ・・早すぎたんですね。
最後は植民地の統治機関の如く、欧米などが植民地から搾取するための組織化し。
当時のルールで、国家レベルでやったことなので、やり方もえげつないです。
結局、大反乱の末に、潰れちゃいました。

欧米には、この失敗経験から、「総合商社による支配は難しい」と言う認識があるのかも知れません。
言い換えれば、欧米資本は「支配(植民地支配,市場支配)」と言う考え方が強く、その観点からは、さすがに「総合支配」と言うのは、無謀なんじゃないですかね?

ちなみに、中国の華僑ネットワークとか、ちょっと怪しげですが、ユダヤ系のフリーメイソンやイルミナティなども、独特なシンジケートの一種と捉えることも可能です。
国家から切り離されているせいか、これらも川上支配は弱かったり、表向きには出なかったりします。

これらと全く別の発想で発展を遂げたのが、「日本の総合商社」です。
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建設関連は総合商社の代わりはアメリカなら



ゼネコンがしてると思います。

商社は日本の流通の間に入り商品単価を

あげています。

だんだん無くなってきてるようですが

私が知っている例としては

鉄筋は鉄筋メーカーから建設会社が直接買えません

必ず大商社が間に入ります

〇〇電工の鋼棒も〇〇商社経由でないと買えません

商社はほぼ何もしないで手数料を取っています

大商社に世の中に不必要な手数料による利益が

何割あるかわかりませんがこれから無くなっていくものと

思います。

これまで日本の商流を支配し手数料を稼いでいましたが

もうそろそろ全て出来なくなると思います。

中間で搾取する不必要な会社なので海外にはありません。

今は必要な事が売上の大半を占めてるとは思いますが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、ゼネコンというものが専門的資源調達をしているのですね、、
やはり不必要な部分があるから、海外のビジネスは総合商社という形態がなくても運用できているのですね、、

お礼日時:2017/02/02 01:26

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