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消火設備について教えて下さい。
消火設備の不活性ガス消火設備では窒素やIGー55を放射する起動は自動式らしいです。
人が起動させると酸素が無くなるから起動が自動だとは思うのですが窒素やIGー55に限定しているのは何故ですか?
二酸化炭素や他の不活性ガスといった、不活性ガス設備は全て起動を自動式にした方が安全だと思います。

A 回答 (1件)

専門家です。



ガス消火設備は、二酸化炭素消火設備であっても自動式はあります。
しかし、自動式そのものの数は多くはありません。

窒素式やIG-55(アルゴンを使うもの以下新ガス式)などは、放出しただけではそう簡単に窒息しませんので、窒息する前に退出すれば安全です。

自動式の問題点は「人間が起動させるよりも起動が遅くなる」ということにあります。人間というのはとても優秀なセンサー(感知器)であり、ちょっとした異臭や温度変化、目に見える煙などから火災などの異常を感知できます。
しかし、センサーではここまで敏感にそして確実に「火災」を読み取るのはかなり難しく、人間と同等の感知をするためには、熱感知・煙感知・赤外線感知・紫外線感知・ガス感知・などを組み合わせなければならないでしょう。非常にコストが高くつくのです。

また、ガス消火設備が配置されているところの多くは、自動車車庫・電気室などからサーバールームなどがあり、誤作動すると損害が大きくなる可能性があります。(電気室で起動すると、電気が止まるのでビル全体の電力が止まったりします)

こういうリスクを考えた時に「判断ができる人間が行う」という方向になっており、防災のマニュアルには「ガス消火設備の起動手順」なども明記されているのが一般的です。
 自動式は人がほとんどいない場所で「間違いなく火災」とセンサーが判断した時に起動するようになっており、大体、熱感知器と煙感知が同時に一定時間感知し続けることで起動するようになっています。
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この回答へのお礼

自動で不活性ガスを出す理由は、手動で行うと逃げるまでに不活性ガスを吸ってしまい人に対して危険だと 間違えた考えをしていました。
人がいる状態で自動的に不活性ガスが放出された場合、人が吸っても危険でないから自動で放出できる と考えが逆なんですね。

更に、手動というアナログより自動の方が優れているという考えも間違いでした。
手動の方が人という優れた感知で作動するから優秀なんですね。
誤作動時の損害という観点からも手動なですね。
詳しく説明頂き理解できました。

お礼日時:2017/04/13 01:45

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