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あなたは、リニア中央新幹線が大阪まで開業した後、中国地方もしくは四国地方のどちらでリニアの着工が始まると思いますか?
今の架空電車線方式 の新幹線の速度が210 km/hから300 km/hと1.4倍速くなったように電磁誘導方式の新幹線の速度が700 km/hを超え、品川 - 名古屋間は25分以内で、名古屋 - 大阪間は15分以内で結ぶ計算です。

A 回答 (5件)

こんばんは。


電車運転士をしております。

実際のところ、磁気浮上式による高速鉄道は、日本の国土においては品川~新大阪だけしか成立しません。

【理由】
▫鉄輪式による鉄道の長所(省エネルギー、大量輸送)を生かせない方式であり、その欠点を補ってなお、求められて造られるモノであること。
▫鉄輪式の鉄道は、レールと車輪との摩擦力によって動いているのですが、摩擦力の小ささで省エネルギーで大量輸送が成立するという長所がある反面、摩擦力の小ささ故に、天候によって粘着係数も変化してしまいます。安全に走るには、ある程度の速度でしか走れません。更に速度向上を求めるに辺り、もっとも影響する粘着係数という概念そのものを無くしたのが、今回の磁気浮上式鉄道なのです。
▫フランスTGVの持つ世界記録は、乗り心地や設備に与えるダメージ、天候も最良の元で出した記録であり、世界記録が出たから営業運転が出来るというモノではありません。時速350キロ程度なら鉄輪式鉄道の方が長所が目立つのですが、時速500キロレベルを求めるのならば、エネルギー効率が悪化するのを承知の上で磁気浮上式鉄道となるのです。
▫モノを宙に浮かす、当然大きなエネルギーが必要で、その欠点を承知の上でなお、導入できるだけの理由が必要なのです。

この様に、磁気浮上式鉄道が成り立つには距離もさることながら、
それ相応の旅客数と、鉄輪式鉄道と比べて必要とされる理由が必要なのです。

山陰経由にしても、四国経由にしても、果たしてそれだけの理由がありましょうや?
品川~新大阪が60分台で結ばれた日本の経済、大阪は発展する可能性は有るかもしれませんが、東京の郊外のそこそこの街という位置付け(川崎や横浜、大宮といった街と同じ位置付け)になってしまい、ますます大阪の経済が衰えてしまう懸念もあります。

実際に、大鳴門橋と明石海峡大橋が完成し、大阪方面へ高速バスが頻発するようになった四国の各都市の経済は下降傾向となり、JR四国の各路線も収益に困る有り様。
これでリニア中央新幹線の延伸線が、四国なり山陰に来た日には、ますます経済が衰えてしまう恐れがあります。

その点でもリニア中央新幹線を延伸させる必要性が無いのです。
だから、品川~新大阪の間でしか造られないのです。
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>あなたは、リニア中央新幹線が大阪まで開業した後、中国地方もしくは四国地方のどちらでリニアの着工が始まると思いますか?



有り得ません。新大阪止まりです。
そもそも、リニア新幹線の輸送能力は東海道新幹線の1/3以下。
また、最高速度を700Km/hに上げても加速減速のロスで時短効果は殆ど期待できません。
要するに期待できる経済効果は、リニア新幹線の技術をパッケージで海外に売れる事です。
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おそらく書き間違えだと思いますが


No1さんの明石海峡大橋新幹線通過は、できません。
瀬戸大橋とは違い、そのような構造になっていません。
(オカネがもったいないから規模縮小した)

リニア中央新幹線は、
現在の東海道新幹線が飽和状態でこれ以上の増発は望めず
しかも東海地震などの災害発生予見地域を通過するため
緊急時の不通を懸念しているため、
何かあったときのバックアップとして建設されるものです。
残念ながら、新規に通過する山梨三重奈良などに
現在の東海道沿線のような需要は見込められず
単なるバイパス路としての通路にしか過ぎません。
一応、国土開発の平均化という観点はありますが
JR海の単独事業となった時点で、
土地が安くて買収しやすくなおかつ直線に近いルート
という事で選定されたと考えるべきです。

その延長線で考えた場合、
山陽新幹線は現時点で十分に余裕があり
線形などの線路設計も東海道と比較して強化しやすい状況です。
フランスのTGVが試験走行とは言え570キロと言う
リニアと同レベルの超高速を鉄輪式でも実現できると証明した現在
米国からの安定したヘリウムの供給を受けないと稼動できないような
JRマグレブ式リニアは東海道より拡大するわけがなく
山陽リニアまたは四国リニアは夢のまた夢みたいなものです。
そもそもですが
中央リニアはJR海の事業であって国家施策ではありません。
東海道新幹線でオカネをザクザク儲けているJR海と違って
ただでさえカネのないJR西やJR四が、
そんな事業やるわけないですよ。

ただ、夢として想像するのは楽しいですね。

国土開発の平均化、というのであれば四国ルートです。
新大阪からそのまま地下で神戸三ノ宮に抜け「リニア神戸」。
そこからジェットコースター並みの急降下で海底トンネル抜けて
「淡路」「新鳴門」と続き、地上に出して高松空港付近に「新高松」。
そこから一気に「松山」まで進み、佐田岬半島を通って豊後水道は海上橋。
高速道路併設の長大橋。
しかも巨大船舶が下を通行できるよう海上高100Mに線路を敷設する。
(敷設に5兆円くらいかかるだろうけど無視)
橋を渡って「大分」を通過しそのまま一直線で「博多」へ。

新幹線の無い四国と東九州に鉄路による時間短縮と山陽新幹線不通時の冗長性
および福岡までの若干の距離短縮も望めます。
冒頭の通り明石海峡大橋は鉄道が通過できないのですが、
鳴門大橋は可能なようですから、淡路島で一旦地上に出て進めるのもあり。
ただ、四国だけでは需要があまりないので九州も巻き込む必要がありますが
そこで豊後水道通過が課題になるので、ここは道路方と協力して、とします。
道路は片側一車線でも良いでしょうが、実はこのルートの道ができると
南九州からの行程が大幅短縮されるので大動脈に化けるかもしれません。
フル規格の第一種第一級を超える超高速道路にしたいですね。
最高速度200Km可みたいな。
リニアと合わせて超ハイスピードな交通インフラが完成すると
その効果は計り知れません。

いろいろ考えると楽しいですね。
ただ、コスト以外に四国リニアにも欠点があって
そのルートはそのまんま中央構造線という地震可能性地帯になる。
熊本地震はこの西側で発生したものですからね。
どんな地震が発生してもびくともしないものが必要になるでしょう。

ところで、500Kmが700Kmになっても
中央リニアには大きな欠点がありますよ。
品川にしろ名古屋にしろ大深度地下ホームになるので
そこまで到達するのに10分とかかってしまう。
車両のスピードアップよりもアクセスの良さを考えた方が
はるかに効果があります。
東海道において半分の時間で移動できる空路よりも
新幹線の需要のほうが大きいのは、
この乗り物へのアクセスを考えた結果ですので。

長文失礼しました。
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やっぱり中国地方瀬戸内近隣でしょう。


私の好みとしては大阪から海底トンネルで淡路島の下をくぐって、高松に出て・・・
松山から九州まで行ってもハブになる駅が無い、駄目ですね。
裏技として、今の中国自動車道を拡幅して、岡山鳥取駅を作って、広島島根駅を作って、九州側に九州山口駅を作って、そこまでにする。

中国四国より先に東京成田線でしょう。
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そりゃあ、中国地方でしょう。


四国は、明石海峡大橋などを渡る必要がありますので、リニアの軌道が長い橋で利用できるかどうか分かりません。明石海峡大橋は新幹線までは耐えられるように作ってあります。

新幹線のライバルは飛行機です。飛行機と新幹線は4時間を境に利用客数が逆転します。東海道新幹線が250キロから順次スピードアップしているのは、飛行機の搭乗手続きのスピードアップに合わせているからです。

現在、新幹線のぞみで4時間だと岡山・広島付近までです。東京から岡山までは新幹線を選ぶ人が多いですが、広島になると飛行機を選ぶ人が多くなります。
したがって、JRが投資効果として、延長するなら東海道の次に利用者の多い中国地方でしょう。時速700キロなら九州まで2時間、飛行機ですので福岡や鹿児島まで飛行機と競争できることになります。
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