アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

日中戦争の頃、今後の日本軍の方針としてシベリアを目指す「北進論」と東南アジアの資源を狙う「南進論」があったと聞きました。
結局南進論を選んだ日本はアメリカの経済封鎖を喰らい、石油を停められた結果、真珠湾を攻撃するという流れになったわけですよね。
もし北進論を選択したら、どうなっていたと思いますか?

敵はアメリカではなく、ソ連。
【ドイツ・日本連合軍 vs ソ連】という戦いになっていたはずですが?
もしソ連が勝ったとしても国力はかなり落ちたはずで、米ソ2大国による冷戦はなかったのでは?

質問者からの補足コメント

  • mmks31さんのお礼の追記です。

    結局南部仏印進駐でアメリカが経済封鎖に踏み切ったのは、仏印がヨーロッパ(白人国家)のテリトリーだったからで、アメリカにしてみればいくら狙っていたからといっても、中国というアジア人(有色人種)の土地で日本が暴れようと、経済封鎖や戦争に踏み切る理由にはならなかったと思うのです。

    日本の失敗は、慎重を期せずにヨーロッパの植民地に手を出した浅はかさだったと思います。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/05/26 01:55

A 回答 (7件)

陸軍が中心となる北進論に対し、


海軍が中心となる南進論ですね。
ただ、
南進論が本格化したのは
米国の石油禁輸を含む強硬な態度が原因で
そのように仕向けたのは日本の満州政策です。
中国を狙っていた米国としては
日本が満州に浸透するのは不満でならなかったから。

でも、日本としては
最大の仮想敵であるソ連との緩衝地帯を欲していた。
本来はこれが朝鮮半島だったのですけど
21世紀の今になっても強請タカリされるような
間抜けな愚策によって日本に併合してしまったので
さらにその外側に緩衝地帯を求めた。
それが満州。

中国大陸は大規模な市場とみていた米国にとって
日本の切り取り政策は明確な「敵」で
それであの手この手で日本を戦争に導いたわけです。

仮想的であったソ連への対策のために満州政策をしたのに
それで米国を敵に回した結果、ソ連と手をつなぐ施策までした。
戦前の日本はまったくもって、ま・ぬ・け、ですよね。

そんなマヌケな日本に
北進するか南進するかを自分で決める選択枝はありません。
国際政治に疎いアジアの田舎者が
百戦錬磨の欧米人に「踊らされた」だけですよ。

よって、申し訳ないですが
質問者さんの質問は、質問自体成り立たない。
まあ
単なる「戦艦大和と戦艦アイオワではどっちが強い?」
みたいな質問なら深読みも必要ないのでしょうけど
政策についてとなると、その前後が影響しますので。

過去を正しく読み取らないと
また欧米に「踊らされ」ますが
今の日本政治に過去と類似するところがないか
よく見極める必要はあるかもしれませんね。
そういうのを考えるのキッカケとしては
質問者さんの質問は鋭いかと思います。

回答ではなく意見になってしまいました(笑)。
この回答への補足あり
    • good
    • 0
この回答へのお礼

深い回答ありがとうございます。

>米国の石油禁輸を含む強硬な態度が原因で
>そのように仕向けたのは日本の満州政策です。

米国の石油禁輸の直接のきっかけは、日本軍の南部仏印進駐(1941年)ですよね。
これでアメリカの虎の尾を踏んでしまった。
結局インドシナ進駐がなければ(中国だけでやめておけば)、アメリカの石油禁輸はなかったんじゃないか、と思うのですが、どうでしょう?

1937年の南京大虐殺のときでさえも、経済制裁に踏み切らなかったくらいですから、きっかけがなければどうしようもないというか。
アメリカはずっとモンロー主義で孤立政策を採っていましたから、やはり真珠湾並みの強烈なきっかけがなければ直接行動には出られなかったはずです。
(大統領はやる気満々でも、議会が大反対したはず)

アメリカが中国市場を狙っていたのは、その通りですね。

仰るとおり、ソビエトは明治時代から一貫して日本の仮想敵国で、朝鮮や満州への進出もソ連対策として遂行された一連の国策でした。

>仮想的であったソ連への対策のために満州政策をしたのに
>それで米国を敵に回した結果、ソ連と手をつなぐ施策までした。
>戦前の日本はまったくもって、ま・ぬ・け、ですよね。

御意。

結局アメリカが現在のような覇権国家になるきっかけは真珠湾攻撃だったわけですが、逆に言えば日本がアメリカと戦わなければ、アメリカの現在のような栄華はなかったはず。
そう考えると日本の役割って、アメリカの踏み台?

お礼日時:2017/05/26 01:42

「JB355」で、検索すると出ると思います。



内容的にはこんな感じです

・戦闘機350機、爆撃機150機を用意し、1941年11月1日には計画を遂行できる。
・中国から飛び立ち、日本本土に焼夷弾を落とす。攻撃目標は長崎、神戸、大阪、東京(民間人への無差別爆撃)。
・この報告を承認するというルーズベルト大統領の直筆サイン「FDR」が入っている。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
さっそく検索しました。
「フライングタイガー」ですね。

アラン・アームストロング著『「幻」の日本爆撃計画―「真珠湾」に隠された真実』(日本経済新聞出版社)という本のAmaonのレビューに
「用意しようとした爆撃機、戦闘機とも航続距離が最大で1,700〜1,800kmしかない機種です。1941年当時、海岸線がほとんどが日本側の勢力圏に入っており、荒唐無稽な御話です。ちなみに南京〜福岡の直線距離は1,099km、往復できません」
とあり、その一方、アメリカ国防総省が戦後フライングタイガーOBを退役軍人として正式に認めた、という話もあり……でなにがなんだかですが、興味深い秘話ですね。

この説が史実だとすると、スターリンに親近感をもつルーズベルトが、スターリンにいいように使われていた、という話になりますね。
この計画に関わったロークリン・カリーやハルノートを作成したハリー・デクスター・ホワイトが米国政府の中枢部にいたソ連のスパイだったそうですから。
結局真の的はソ連だった、というオチですね。

お礼日時:2017/05/30 02:35

なかなか厳しんじゃないかな。


というのも日本が、中国に深入りしたのはソ連スパイのゾルゲ諜報団の尾崎などによるメディア扇動(近衛内閣に入り込んでます)が大きかったですし、ルーズベルトの異常な親ソ連な行動を見るに厳しいと思います。

もし、日本が北進をすれば、アメリカが計画していた日本本土爆撃計画(中国からのアメリカ不正規部隊による爆撃計画。)が遂行されるでしょうし、当時のアメリカなら、ボロ船を日本領海近くで沈めて日本軍の奇襲攻撃と言い張って宣戦布告しかねないので、難しいと思います。

北進するには、日露戦争時の満州利権辺りからアメリカの懐柔に乗り出さないと難しいのでは?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>日本が北進をすれば、アメリカが計画していた日本本土爆撃計画(中国からのアメリカ不正規部隊による爆撃計画。)が遂行されるでしょうし、

その話、初めて聞きました。
それは正規軍ではないアメリカの部隊が中国にいた、という意味ですか?
どこかに資料がありましたら、ご教授願います。

>北進するには、日露戦争時の満州利権辺りからアメリカの懐柔に乗り出さないと難しいのでは?

確認ですが、1905年のポーツマス条約の時代から継続してアメリカを手なずけるべきであった、という意味でしょうか?
日本には無理です。

お礼日時:2017/05/30 00:21

日本帝国の仮想敵国は、ソ連、米国でした。



1939年、ノモンハン事変が起こり日ソの
局地戦が行われました。
ソ連軍は先進が故にスターリンから左遷された
機械化部隊でした。
結果は関東軍の大敗です。
北進、不可能です。
(極東の機械化部隊はT34を与えられ19
 41年末、独のモスクワ侵攻を止めました。
 43年夏には独を圧倒し世界一の陸軍である
 ことが明らかになりました。
 本人も含め誰も知らないことでした。)

1940年、英仏軍はダンケルクで独電撃戦、
独機甲師団に駆逐されました。
そして英国への空襲により風雲急になりました。
米国の介入が強く求められたのです。
しかし米国民は介入には関心がありませんでした。

一方、中国からも米国の支援、参戦が求められて
いました。
故に日米交渉が始まりました。
当時の日本は石油を始め重要資源は米国の輸入に
頼っていました。
米国はこれをカードに使いました。
そこでガラ空きの英仏欄蘭民地への侵攻を考え
ました。
これが南進策です。

対抗としてABCDラインが敷かれましたが
実体は米国です。
対立は益々先鋭になりました。
南進、そして日米戦しか選択の余地がなく
なったのが太平洋戦争です。
こういうことなのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>極東の機械化部隊はT34を与えられ1941年末、独のモスクワ侵攻を止めました。

とは言え、日本が北進していたらモスクワを防衛する部隊を半分シベリア方面に廻さなければならなかったはずで、状況は激変したはずです。

>結果は関東軍の大敗です。

そうでしょうか?
以下、ソースはウッキペディアです。
グラスノスチにより、ソ連側が公表する死傷者数は年々増加しています。

日本軍
戦死:7,720人[498](うち軍属24人)
戦傷:8,664人[498](うち軍属17人)
戦(平)病:2,363人(うち軍属13人)

ソ連軍
ソ連軍戦死:9,703人[503]
戦傷・戦病:約15,952名[503](約16,000名とする見解もある)

モンゴル軍死傷者990名[503]
ソ連軍・モンゴル軍合計:26,645人

ノモンハン事変でモンゴルと満州の国境が確定しましたから、戦う理由がないといえばそれまでですが、ドイツがソ連と戦っている間に後ろからソビエトを襲う、という選択肢もあり得たのでは。

その場合、アメリカが参戦した可能性は低くないので、結局アメリカとも戦うことになったかも知れませんけどね。
だとしたら主戦場は太平洋ではなく、中国大陸になったはずで、中国の様相は現在とまったくちがうものになったのではないでしょうか?

お礼日時:2017/05/28 18:36

お礼をありがとう。



確かに仏印進駐で加速度的に米国の態度が硬化したのですけど、
その前から「何かをきっかけに」強硬策に出るつもりだったのですよ、米国は。
今でもそんなところがあるけどね。

ドイツに蹂躙されて植民地警備などできなくなったフランスの代わりに
日本が出しゃばってきた事で米国のイライラは限界を超えた。
ただ、そのまんま戦争したら国民が付いてこないから
日本海軍が機能しなくなる(=ただちに戦争するしか道がない)禁油に踏み切った。

話を変えて満州。
もともと中華帝国の土地とは言えない地域を切り取って
日本は満州を独立させたけど、それを快く思ってない蒋介石中国は
チクチクと破壊行為を繰り返して日本軍を誘った。
バカな日本陸軍はそれに釣られて大陸の奥へ奥へと進撃。
そして「やりたくもない日中戦争」です。
これは蒋介石の策略と見るべきでしょうね。
だけど蒋介石中国では、
日本と戦って負ける事はないだろうけど勝つこともできない。
だから、
米国という最強国家をアジアの争いに引っ張ってきた。
大規模産業の育成に成功していた米国としては
大量生産で生み出される商品を貪欲に購入してくれる人口が欲しく
植民地ではなく市場として中国を欲していたから簡単です。
そして
両者の意図が合致して「単細胞の日本」を潰す作戦に出た。
仏印進駐なんて、あってもなくても日本はケンカ売られる状態だったんですよ。

そして真珠湾。

これは米国にとって予定調和・・・だったはずなんですが
まさかあれほどまでに「南雲機動部隊」が強力だったとは思いもよらず
本腰を入れないと戦えないと判断した。
そして、日本と同じように国家総動員で戦争を始めた。
もしかしたら動員したのは日本より早いんじゃないかな?
イギリスの数倍の規模で機械化に成功していた産業が
フルに軍事関連に動員された。
結果、
他に対抗できる存在が無い程に強力な現代のローマ軍が完成し今に至るわけです。

ただ、真珠湾がキッカケとはいえ
もともと今のようになる素材はもっていましたからね、米国は。
真珠湾が無くてもいずれ今のようになっているだろうし
その際に一度は日本たたきを必ずやるでしょう。
「太平洋を我が物」にするためにね。

米国のすごいところは
土地を欲しがるバイキング時代の名残みたいな植民地政策ではなく
あたかも共存共栄で一緒に成長していこう、とした施策を
かなり早い段階から始めた事。
フィリピンなんかも戦争なければかなり早い時期に独立していただろうしね。
それでもしっかりと「要所」は押さえているようにした。
で、それは「大洋」であって陸地ではないんです。
米国にとってフランス植民地がどうなろうが関係ないけど
日本列島~台湾~仏印とバリアを張られると
自分達が中国にアクセスできなくなる、
と言うような焦りはあったかもしれませんね。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

またもや長々とありがとうございます。
この段階でベストアンサー確定という感じなのですが、ぎりぎりまで色々な人の見解を聞きたいので、もうちょっとお待ちいただけますか?
よろしくお願いいたします。

お礼日時:2017/05/27 04:47

小惑星が地球に衝突して人類を含む全哺乳類と他の多くの種が絶滅していたことでしょう。



結局、そういうことなんだと思うのです。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

すみません。
意味が分からないんですが?

お礼日時:2017/05/25 23:25

シベリア周辺、食料確保すら厳しいですから、侵略したとしても、満州より少し北ぐらいが限度でしょう。


日本軍の戦力を北に集中していたら、ドイツが劣勢になったときにアメリカが積極的に侵攻、南方の台湾、沖縄あたりは簡単に攻略するでしょう。日本にとっては、かなり厳しい終戦になるでしょう。
 ソ連にダメージを与えたとしても、微々たるもの。冷戦の形はほとんど変わらず。ドイツのように、日本が二つに分割されるぐらい。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>アメリカが積極的に侵攻
真珠湾がなかったら、アメリカは孤立政策をつづけていたのではないかと思います。
これはアジアに限らず欧州でも同様で、アメリカがノルマンディー上陸作戦を展開できたのも真珠湾攻撃のお陰です。真珠湾がなかったら、アメリカ議会は欧州戦線への参加を渋ったでしょう。
戦時中のイギリスの地方を描いた映画で、真珠湾攻撃のニュースを聞いたイギリス人たちが大喜びする場面がありました。
「これでアメリカが参戦してくれる」という訳です。
という訳で、日本が北進していたらアジアでも欧州でもアメリカが参戦する大義名分が生じません。

お礼日時:2017/05/25 23:03

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!