プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

上の歯の5-8の歯がないので10年前から部分入れ歯してます。二ヶ月前に入れ歯が割れたので作り直しました。3、4番に引っかかるタイプです。二ヶ月前に入れ歯入れても3番の歯茎が痛くて。5回調整。でもダメで。作り直してもらいました。でも痛くて。歯医者に行くと3、4番引っかかるタイプではなくて4番だけ引っかかるタイプにしますか?と言われました。普通4番だけ引っかかるタイプの入れ歯とかするもんですか?部分入れ歯付け外しの時歯科医おもいきり3番押されて激痛でした。今の歯茎の痛み関係ありますか?

A 回答 (2件)

歯科医ではありませんし、お口の中を拝見していないので


参考程度にしてください。
ちなみに、うちの先生による勉強会からの意見なので、
専門的なことも含みますから難しいかもしれません。
かなりまじめにそれなりの解説をしたので、
すごく長いけど堪忍してね。



・スマイルデンチャーについて

スマイルデンチャーは某技工所の登録商標で、
一般名称としてノンクラスプデンチャー、
フレキシブルデンチャー、ナイロンデンチャーなど
様々な呼ばれ方をしています。
担当医から説明があったと思いますが、
審美性に優れ、割れにくく、保険の入れ歯より軽い、
金属アレルギーでも使用できるなどの利点がある反面、
変色しやすい、修理が非常に困難、比較的寿命が短い
適応症が限定されるなどの欠点を有しています。
 注 修理や裏装と呼ばれる隙間を埋める術式は
   不可能ではありませんが、ほとんどが預かって
   技工所で作業するので、前歯は特に注意が必要です。
   また、修理不能の場合も非常に多くあります。

長いですが、(社)日本補綴学会の見解です。(一部略)
http://hotetsu.com/s/doc/non_denture.pdf(PDF版)
http://hotetsu.com/j0.html(日本補綴歯科学会サイト版)
(ちなみに下から2番目に掲載されています)

 部分床義歯の安定には支持、把持、維持の3要素が
 不可欠であり、これらは支台装置および義歯床によって
 確保される。残存組織の保全に不可欠なこれら3要素の
 中で最も重要なものは支持である。
 「鉤を有しない部分床義歯(いわゆるノンクラスプデンチャー)」
 には、この「支持」に関し、あるものは外見上の理由から
 金属製のレストを含む支台装置を割愛し、支持のほとんどを
 義歯床に依存している。ここが大きな問題である。
 いわゆるノンクラスプデンチャーについては外観の回復に
 ついての有効性という光の部分と、適応をあやまった
 場合に生じる顎堤の異常吸収、支台歯の移動という
 重大な障害を惹起するという影の部分があり、
 その適応については今後のさらなる科学的な検証が
 必要である。

この様に、審美性を重視するために歯の健康を犠牲にするような
無茶な設計をする歯科医もいます。
間違いとは言えませんが、歯を喪失して困るのは患者様本人で
歯が抜けてから安易にインプラントを勧める歯科医もいます。
もうけ主義の歯科医にはご注意ください。

スマイルデンチャーの特徴として、ウイング(歯を把持する部分、
フィンガーとも言います。場合によって経時的なウイングの
広がりを防止するため内側と外側がつなげるもの(ループ)に
なるものもあります)で歯に支持を求めます。
折れにくいとはいえ、修理が非常に困難なデリケートな部分で
調整が非常に困難と言えます。



・入れ歯の設計について

入れ歯の基本として、入れ歯にかかる圧力を分散させるには
歯に支持を求める(歯牙支持)と歯茎に支持を求める(粘膜支持)
があります。
入れ歯が小さければ歯牙支持が主体なので安定しやすいのですが、
大きければ粘膜支持が主体になります。
当然ですが、総入れ歯は粘膜支持だけになります。
可撤床義歯(部分入れ歯)の場合、残った歯を使えますが、
歯に無理な力がかかると歯の寿命を縮めます。
うちの先生は「三点支持」を重視しています。
支持が三脚のように三か所に分散すれば安定しますが、
1・2か所ならそのままでは安定しないので、
支持装置又は粘膜部への負担が大きくなります。

5~8の連続欠損は、片側遊離端義歯と言います。
この場合、片側処理といって片側だけの入れ歯にすると
3番・4番・歯茎という三点は確保できますが、
これらは1列に並ぶので回転に対する抑止力が不足します。
このため、審美性を重視して4番だけに支持を求めると
4番への負担が過重になります。
前述の日本補綴学会が指摘するように、4番だけの支持は
過負担になる危険もあり、簡単にはお勧めできません。
どうしても4番だけにする場合には、3歯配列(普通は8番に
配列しません)を2歯配列にするなど、咬合圧の負担を
軽減するなどの対策が必要だと思います。
入れ歯の支持から見ると、理想は反対側の歯に鉤をかける
べきですが、床部が大きくなると違和感が大きくなります。
これらの設計は、担当医とよく相談してください。



・痛みの原因について

まず、入れ歯で痛みがある部分の歯ぐきを触ってみます。
歯周病などでそもそも歯ぐきが痛みやすいとか、
むくみやすい場合には、歯ぐきの治療を優先します。
むしろ、押されて激痛だったのが歯ぐきに由来するなら
歯周病治療の徹底で改善が見込めます。
痛みが床本体部の場合、出し入れは平気でも
噛んだ時の沈み込みで痛い場合などは
普通に入れ歯の痛む部分を調整します。

問題はウイング部による痛みです。
通常の鉤の場合、平行性を確認して鉤を設計します。
このため、歯のかなり上部にかかることで審美性を
大きく損なうこともあります。
スマイルデンチャーの場合、歯の向き(歯軸)に依存せず
ウイングの弾力で平行性の異なる部分にも沿わせることが
可能です。このため、大きなアンダーカットがあっても
設定可能な反面、少しの浮き上がり・沈み込みで
ウィング部が食い込むことがあります。
しかし、この部分を調整すると維持力が激減するので、
非常に繊細な調整を必要とします。

個人的な意見ですが、複数回の調整と再製でも改善しないなら
ノンクラスプデンチャーの適応症でないかもしれません。
ウィング部を減らすより、反対側に鉤を設定するほうが
入れ歯が安定するかもしれません。
担当医とよく相談してください。

たいへん長くなりましたが、おだいじになさってください
    • good
    • 1

前にも似たような質問が・・・・・ヽ(;^^)/


一度 写真でも撮って現物を見せていただけませんか??文章だけでは良くわかりませんし。
普通、3番と4番、双方に引っかける事の方が圧倒的に少ないですねぇ~ ほとんどは4番のみ。3番は前歯ですから スマイルデンチャーとは言え見えてしまいますし。
3番が痛いと言うのも、スマイルデンチャーの床と呼ばれるピンク色の部分が歯茎に強く当たっているためなのか、あるいはその3番の自体に何らかの問題があるのか 全くの不明です。
ただ 作り直しても痛いとなると、やはり 歯その物の異常の可能性が高いでしょう。

入れ歯という物は、どの歯に引っかけるかが生命線となります。普通は 片方のみの567欠損の場合、歯が無い側の4番と それに拮抗する意味で 歯の有る側・反対側の345番辺りに1ヶ所引っかける物が多いです。この時に バーと呼ばれる橋渡しを作るのですが、これを嫌う人が多く、歯の無い側の34番2本にひっかけて、片側だけの小さな入れ歯にしてしまう事もあります。
つまり バーを使わないで片側だけの小さな入れ歯になります(片側遊離端義歯)ただ、このタイプは安定感が少なく、引っかけた側の3番辺りに痛みを生じさせやすいのです。
奥歯で噛もうとすると、てこの原理で4番を回転軸として3番付近が浮き上がるために3番の歯茎を擦過させやすいのです。それを防ぐために 反対側まで伸ばした大きな入れ歯にする必要がありますねぇ~
まぁ、歯が痛いのか 歯茎が痛いのか、まずはご自分で良く考えて見て下さい。どうも入れ歯のせいで痛んでいるとは考えにくいですねぇ~ もともと虫歯か歯周病があって、それが入れ歯が3番に大きな負担をかけて 歯その物が痛んでいるような気がします。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!